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Posted by ブクログ
3月の終わりに、およそ3年ぶりにフルマラソン出走予定。
中々大会で走ることができない中、モチベーション低下や衰え行く筋力、心肺機能を何とか手なずけ、ぎりぎり3年前と同じような走力を維持できている。
でも、目標の3時間半を切るために、を考えると周囲の練習量を聞くと走行距離は足りないし、練習メニューも画一的。
走る時間は限られているし(休みの日のAMぐらい)、インターバル練習とかしちゃうと、走行距離自体は短くなるのでなんか走った気がしない。
本書は、そんな自分の練習状況を見透かしたように、肯定してくれたように感じた。
著者、中野ジェームズ修一さんは青山学院大学のフィジカルトレーナー(今もやっているのかな?)。
インナーマッスルのトレーニングだったり、ストレッチの仕方の本は読んだことあったけど、走りそのもののメソッド論は読んだことなかった。
市民ランナーはトップアスリートではないのだから、勝負に差を生むようなスピード練習は基本的には不要。確かに。
マラソンは自分の設定したペースを淡々と走りきることが出来れば自己ベストを出せる。確かに。
走行距離を闇雲に伸ばしても怪我のリスクが高まるだけなので、練習では30km以上は走らない方がよい。なるほど。
ということで、基本的にはペース走だけやってればよい。
しかも、最後に絞り出すような走り方はやめ、むしろ余裕を持って終わるように。
市民ランナーには頑張り屋さんが多いが、ストイックになりすぎず、身の丈に合った練習をしてこそ自己ベストが出せるという理論。
あと一か月なので今更だけど、この考え方で取り組んでみよう。
Posted by ブクログ
中野氏自身の記録がすごく良い訳では無いので、すこーし説得力に欠ける気がした…
ペース走だけで速くなる、と。インターバルとかは、ペースの上げ下げなければ不要?
Posted by ブクログ
読者想定は中級・上級ランナーなので、私は対象外だが、距離を走ればいいものではないとか、心拍数を見て自分の限度を知るとか、ランナーは4つのランクに分けられ、ランク内では進歩するが、ランクを超えての進歩はないなど、参考になった。いずれにしても、怪我をしては元も子もないので、自分の身体能力に合った練習をしたい。
Posted by ブクログ
売れっ子トレーナー、中野氏による、効率的にマラソンのタイムを縮めるトレーニング論。距離信仰は捨て、ペース走を中心にすべし。心拍数に基づく効率的なトレーニングを。
確かにその通りなんでしょう。個人的な経験からも、ペース走はタイム短縮には非常に有効だと思います。
ただ、月150キロを少し超えるくらいで、3時間半や3時間といったタイムが出るというのはどうなんだろう。著者は、人間には持って生まれた運動能力があり、それを超えることはできないという。きっともともと運動能力が高い人にとっては、150キロくらいで軽々とタイムを達成してしまうってことなのでしょうか。
マラソンの大きな楽しみのひとつは、やはりタイムへの挑戦です。たとえ持って生まれた能力が低くても、挑戦することは楽しい。その意味で、自分に挑戦するために距離を踏む、という姿勢は、やはり否定すべきものではないと思います。