あらすじ
情報通信革命=IT革命の本質とは何か。
進化を続ける技術をどのように捉え、未来を予見すればいいのか。
そして、ITの力を活用して、社会をよりよく変革していくにはどうしたらいいのか。
ビジネスリーダーにITとの関わり方の指針を与えてくれる一冊!
ITは人間社会の将来に幸福をもたらす道具ともなる。
いまは農業革命、産業革命に続く、第三の革命期にある。
過去の価値観やシステムを瞬く間に時代遅れにし、
新しい価値観やシステムに取って代わられる革命を目の前にして、
私たちは生き残るための方策を準備せざるをえなくなった。
IT革命をもたらしている三大要素技術は進化を続けている。
経営者には少なくとも「ITによって何ができるか」を知っておいてほしい。
そうすれば、「自分たちがやりたいこと」を起点に“手段”を選ぶことができる。
【主な内容】
第1章 ITの力が社会を変える
第2章 革命をもたらす技術は進化を続ける
第3章 未来を予見する力が競争優位をもたらす
第4章 IT生産技術の革新がもたらす恩恵
終章 経営者とITの関わり方を考える
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
NTTデータ代表取締役の書かれたもの
タイトルどおりかどうかは何とも言えないが、前半部分私も授業で取り上げる、現在に至るまでの情報技術のベースが非常に丁寧に扱われている。後半は私自身がたどってきた道と重なるので非常に懐かしい。
すぐに金融システムの方向に話が行くところが若干鼻につくが、まあそのくらいは良しとしよう。
Posted by ブクログ
今自分が知りたい情報が満載だったという点で、最高でした。開発サイクルがさらに短くなるということは・・・。システム保守をする身としてはあまり考えたくないな。。
Posted by ブクログ
流行り言葉で言えば「シンギュラリティ」到来後の世界を、より現実に即して考察した一冊だ。著者はNTTデータ社長であり、指数関数的進化のあと、IT開発がどうなるか、経営者はITを素養として理解すべきであるとか、SIerのトップにも関わらず専門用語を極力排除し分かりやすく伝えるる。
第3章はNTTデータの手前味噌っぽいが、以外は今後のITの方向性を理解する上で手軽に読める良書といえよう。
Posted by ブクログ
ITによって産業が変化してきたこれまでを振り返り、「ビックデータ」「ナチュラルインターフェース」など今後発展が期待されるIT分野を紹介したうえで、ITが築く未来予想図を提示する。中でもプログラム開発の自動化は面白いテーマなので、今後もフォローしたい。
Posted by ブクログ
NTTデータの社長、岩本氏の1冊。
第一の波は農業革命、第二の波は産業革命、
第三の波は情報通信革命…。
今もなお、第三の波は続いていると語られています。
この業界に身をおいて、10年になりましたが、
ITの進化はとどまることを知らないと感じます。
人の作業の効率化だけでなく、企業や社会の改革、
さらには「創造」の世界へ。
企業の経営層をターゲットに執筆された感があります。
大変、わかりやすく、これまでのIT技術の歴史、
その成長の速度、未来展望を説いたうえで、
ITとの付き合い方を示しています。
個人的にも、ITが担う未来の役割には大変興味があり、
その心をくすぐるような元気の出る1冊でした。
第1章 ITの力が社会を変える
第2章 革命をもたらす技術は進化を続ける
第3章 未来を予見する力が競争優位をもたらす
第4章 IT生産技術の革新がもたらす恩恵
終章 経営者とITと関わりを考える
Posted by ブクログ
NTTデータの社長が書いた本。
経営者向けのIT解説書という感じ。
なので、現在のITに関しての外観を抑えるのには
いい本だと思います。
IT生産技術革新。ソフトウェア開発の技術革新について
はNTTデータの製品宣伝の部分もあるが何かと
面白そうだと思います。
Posted by ブクログ
ITの基本的な用語の説明から、IT企業の動向、オフショア開発からソースコード自動生成といった話から、経営者はITをどのように捉えるべきかといった話が書かれている。
以下はメモ。
情報とは、不確実性を減らすもの。トランプから1枚引いた数字を当てるためのヒント=情報。
ビットとは、二進数字、binary digitの略。
意思決定に使われる技術は、優位性を確保するためのもの。
金融業界は新しい技術を早く取り入れる傾向がある。
ITは手段である。企業は、なになにしてお客様に満足してもらいたい。そのために、何か利用できないか。あ、こんなことがITでできるようになったんだ。じゃあ、使ってみよう。