【感想・ネタバレ】シャーロック・ホームズの凱旋のレビュー

あらすじ

「天から与えられた才能はどこへ消えた?」

舞台はヴィクトリア朝京都。
洛中洛外に名を轟かせた名探偵ホームズが……
まさかの大スランプ!?

【文庫限定音声特典】「登美彦氏、ヴィクトリア朝京都を語る」(QRコードを収録)

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この手記は脱出不可能の迷宮と化した舞台裏からの報告書である。
いつの間にか迷いこんだその舞台裏において、私たちはかつて経験したことのない「非探偵小説的な冒険」を強いられることになったわけだが、世の人々がその冒険について知ることはなかった。スランプに陥ってからというもの、シャーロック・ホームズは世間的には死んだも同然であり、それはこの私、ジョン・H・ワトソンにしても同様だったからである。
シャーロック・ホームズの沈黙は、ジョン・H・ワトソンの沈黙でもあった。
-----(本文より)

謎が謎を呼ぶ痛快無比な森見劇場、ついに開幕!


目次
プロローグ
第一章 ジェイムズ・モリアーティの彷徨
第二章 アイリーン・アドラーの挑戦
第三章 レイチェル・マスグレーヴの失踪
第四章 メアリ・モースタンの決意
第五章 シャーロック・ホームズの凱旋
エピローグ

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Posted by ブクログ

凱旋とあるので、森見シリーズで連作なのかと勘違いしたまま読み進めた。
シャーロックホームズをベースと言うか、オマージュと言うか、登場人物の名前と設定をまるパクリ。森見カラーではあるけど、他のシリーズに比べると、登場人物のクセは控えめ。
京都を舞台に、ワトソンやホームズが生活。シルクハットの紳士も寄宿学校の女学生も出てくるので、画像を思い浮かべると結構シュール
オマージュもここまで来ると大丈夫か?とは思ったけど、不可思議な森見ワールドを楽しめた

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2026年10月11日

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ネタバレ

舞台は「ヴィクトリア朝京都」。鴨川、四条大橋、洛西、寺町通、南座など馴染みのある地名や建物が登場するが、そこには「ビッグ・ベン(時計塔)」があるということだから、ロンドンの象徴と京都の街並みが共存する情景が浮かび上がる。
本作でシャーロック・ホームズは、スランプに陥っている。その要因が、かつてホームズが解決できなかった、嵐山のマスグレーヴ家の令嬢失踪事件にあると見たワトソンは、ホームズを救うため事件の真相に迫ろうとする。
しかし、第五章では、これまで読み進めてきた「ヴィクトリア朝京都」の世界こそが、ワトソンが描いた架空の小説の中だったことが判明する。仲間のような存在として描かれていたモリアーティ教授もオリジナルに近い悪役に。ここから物語はグッと面白くなり一気にラストまで読み進めた。

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2026年10月03日

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ヴィクトリア朝京都とは突拍子もない舞台だけれども、京都の街とロンドンの文化がなめらかに混ざり合い、架空の世界なのにするりと飲み込める。
京都警視庁と書いて「スコットランド・ヤード」とルビが振ってあるのには恐れ入った。

突然手を離されるような展開にはびっくりしたけれど、本に書かれた世界を、わたしたちはそのまま受け取るしか、受け入れるしかないんだな〜

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2026年10月03日

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序盤は期待をしていたほどではないなぁと思いつつ読んでいたけど、途中からぐんぐん引き込まれていった。不思議な世界観が森見登美彦っぽくてハマった。天才。ここのところ、森見登美彦の本はなんだかつらまらなく感じてしまっていて、自分の価値観が変わっちゃったのかもしれないと寂しく思っていたので、久しぶりに面白いと思えて嬉しい!!私の好きな四畳半神話体系みを感じた。
ホームズもワトソンも、ハドソン夫人もアイリーン・アドラーも、みんなみんな原作のキャラから想像つく言動で、だからこそヴィクトリア朝京都がすんなり受け入れられたんだと思う。また原作を読みたくなる。

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2026年10月02日

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初めはなぜシャーロックホームズで、京都?相変わらず京都が好きだなぁ…などと思って読み始めたけれど、そこはやっぱり森見さん!なぜロンドンでないのか、に意味がある。本の中の世界は真実であって作り物。森見さんの好きな視点なのでしょうね。

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2026年09月22日

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ネタバレ

東の東の間の謎が解決されないままで、夢落ちみたいな終わり方をするのではと危惧したが、ちゃんと結末に結びついて安堵した。
シャーロック・ホームズが登場するが、事件を解決する場面があるのではなく、一種のファンタジーか。京都の町に現れるシャーロック・ホームズ、ワトソンを異世界物として楽しむのが正解と思われる。

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2026年09月20日

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ネタバレ

単行本が出た時に買ったような気がするが、発掘できなかったので文庫版を購入。
シャーロック・ホームズの二次創作は数あれど、本作の舞台はヴィクトリア朝京都というモリミー全開の設定。世界一有名な例の住所は寺町通221Bとなっており、金魚の「ワトソン」登場で早くも爆笑しながら楽しんだ。
第4章までの非探偵小説的事件をどう収束させるのか興味津々だったけれど、実はワトソンがロンドンで書いていた小説の中の出来事でありました、と第5章で明かされた。と思いきや、本当は女王幼ごころの君であるヴィクトリア女王に、バスチアン役のワトソンが物語を捧げるネバーエンディングストーリーだったようで、まるで狸に化かされたような読後感。虚無に飲み込まれなくてよかったね。
あと、もう少し京都の地理に詳しければもっともっと楽しめたのに、知らない地名が沢山あって残念。

《追記》 ちょいと気合い入れて積読本発掘したら、無事単行本が見つかりました。文庫版を読み終わった次の日に見つかるとか、モリミーの呪いかもしれませんw

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2026年09月06日

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はじめは森見節が薄いかな?と思ったけど、読み進むにつれて森見ワールドが加速
行き着く先はどこなのか分からないまま、グルングルンと2転3転4転…振り回され続ける。入れ子構造?合わせ鏡?のような世界
結局一体何だったのか、解らないまま。でも、そこがいい

とくに5章が好き!!それまでと様相がまるっと変わる。ホームズとワトソンの関係性が好きな人にはたまらないんじゃないかな

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2026年09月04日

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ネタバレ

ミステリーかと思ったらめっちゃファンタジーじゃんってなった。
シャーロック ホームズにでてくるキャラクターが、京都でちょっと違うかたちで登場してくるのはおもしろかった。
読みたかったものとはちょっと違ったけど、これはこれで続編とか作れそうだしおもしろいのかも。

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2026年10月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ドパガキお断り小説。5章のことをあらすじでも帯でも仄めかさなかったのは素晴らしい!
森見節の文体(四畳半とか)が、ロンドンでは見られず、不気味な雰囲気を作りあげていたのが良かった。笑顔の作者が段々真顔になっていくような感じ。森見登美彦作品を色々読んでいたら、そういうギャップも楽しめて良いと思う。

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2026年10月11日

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ホームズの世界を京都に持ってきちゃった話。表紙に惹かれて購入。
結局収束するのか?と面白い展開になったと思ったら、ほうほうそっちに帰ってきますかみたいな終わり方だった。

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2026年10月10日

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たのしく読めた。映像が立ちあがる。どこかで実写ドラマにならないだろうか。ホームズとワトソンの配役に妄想がひろがる。

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2026年10月10日

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⭐︎3.5くらい。コミカルなパラレルワールド作品と思ったら、え?となる展開と設定にページが進んでいった。はっきりわからないところもありつつ、世界観は新鮮でおもしろかった。
シャーロックホームズシリーズを読みたくなった。

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2026年09月27日

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読み取れてないだけかもしれませんが、最後まとまらないのならもう少しシンプルな終わり方でもよかったんじゃないかと思ってしまいました。ただ500ページを超える長編面白かったです。

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2026年09月26日

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森見登美彦をいくつか読んできた中では、少し物足りなく感じた。率直に言うと違った。
いつものごとくかなりファンタジーではあるのだけれど、ファニーではなかった。変ではあるが。

舞台は京都でシャーロックホームズ。
なんか奇天烈な事件を解決するのかなとか思ったら、奇天烈な世界の真相が描かれるものだった。

キャラクターに重きある作者の認識だけど、シャーロックホームズがいまいち嵌まらなかったんだよなぁ。

見出しの期待感とタイトルの魅力を超えてこなかったと言う意味で違ったと。

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2026年09月24日

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4章までフラストレーション溜めて5章でスカッとカタルシスか??と思ったけど色々想定外。ただやられたー!おもしれー!という感じでもなく、おっそう来たか程度だったので残念。森見好きなんやけどなー

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2026年09月23日

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中盤の終わりくらいまで、作者の昔ながらのおちゃらけた話だなと軽い気持ちで読んでたら最後の章で急に混沌とした世界に。これは昔ながらではなく、「熱帯」と同じ部類の新感覚小説だった。
悪くはないが、ホームズの二次創作という感じで特にホームズファンではない自分には刺さらなかった。もっと森見登美彦の昔ながらな詭弁だらけのヘンテコなお話が読みたかった。読みたい。

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2026年09月22日

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ネタバレ

ちょうどホームズシリーズ読み返してたところに目に付いたので思わず買ってしまった。
ちゃんとホームズ原作リスペクトしつつ森見登美彦節は強烈に効いてた。最初は申し訳程度の京都の登場くらいだったのに後半に入った途端森見登美彦節炸裂してて笑っちゃった。
謎はとかないけど一件落着はした。
読めてよかった。

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2026年09月19日

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文庫化されて初めて読みました。ホームズの知識は無くとも、スランプであることを詭弁でやり返すホームズ氏や明石さんを思わせる一面を持つアドラー氏など、過去作とリンクした面は楽しめました。ホームズ作品の知識があればまた違う視点が生まれるのでしょう。

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2026年09月17日

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ネタバレ

もそっと面白くできたはず。いや、十分面白かったですよ。ホームズは小学生のころに読んだくらい、赤毛連盟はおろかハドソン夫人もぴんとこないですが楽しめました。京都の街が浮かぶのは良いですね。後半の分量をもっと多くして上下巻とかにしたらオチに説得力が出たのに。

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2026年09月16日

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ネタバレ

大スランプに陥ったホームズをワトスンが何とかしようと頑張るうちに、SFチックでメタ的な世界に巻き込まれ……

「ワトスンなくしてホームズなし」のテーマに大きく頷きながら、どうなるんだろうと夢中で読みましたが、途中で示される設定に心が置いていかれる事もあり…

読後は、「自分はスランプなホームズとワトスンが"迷"推理を重ねながらも、SFじゃなくて地に足付いた事件と謎解きで、なんやかんやで大団円みたいなのが読みたかったんだな」と自覚。「あの人」がでなかったのは、続編があるからなのかな?

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2026年09月13日

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ミステリやホームズ目当ての人も、
森見節が目当ての人も、
中途半端だったのではないか…?と思った。
地名以外、京都というか日本である必要があったのかも私にはわからなかった。
なんとなく親しみやすい世界観だし、
おもちろいとは思ったけどちょっと長かったかもしれない。

→文庫化特典の登美彦氏、ヴィクトリア朝京都を語る、を聴いてちょっとだけ印象が変わりました。
先に聞けばよかったかも!笑

原作がとても読みたくなりました。

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2026年09月05日

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森見登美彦「シャーロック・ホームズの凱旋」
バカバカしくも「どうなるんだ?」とワクワクする。あたかも多元宇宙のような2元ホームズ譚。

プチシャーロッキアン、さて、どんな話なんだろうと。古今東西、ホームズのパロディ、パスティーシュは手が尽くされている。京都でどんな展開をする?と興味。

ヴィクトリア朝京都、寺町通221Bのシャーロック・ホームズは赤毛連盟事件の大失敗以降、この1年、深刻なスランプに陥っていた。診療所を営んでいるワトスンはメアリに、ホームズをやたら気にかけるのはやめるよううるさく言われていた。そしてこの期間、多くの事件を解決し目覚ましい活躍を見せたのは、ホームズ宅の向かいに事務所を構えるアイリーン・アドラー。ホームズはやはりスランプに陥っていた、学究の徒・モリアーティ教授と意気投合し、互いの傷を舐め合う。

やがてホームズは引退するとして洛西、嵐山の旧家、マスグレーヴ家の竹林に庵を結ぶ。マスグレーヴ家では12年前、当時12歳のレイチェル嬢が失踪し、ホームズも捜査していたー。

日本人がホームズのパロディを書くと、特にシャーロッキン的なテイストの散らし方が丁寧かつ細かく、その点の満足感が高い、反面、ストーリーにダイナミックさが足りないことが多いという印象。かつて柄刀一が書いた傑作「御手洗潔対シャーロック・ホームズ」はその点十分だった。作中、ホームズ&ワトスンを東京の二子玉川に住まわせ馬車サービスで移動させていた。

さて、今回森見登美彦は自分の特徴を活かしながら、シャーロッキアン的な要素を周到に撒きながら、大きなストーリー展開をしていると思った。途中でこれから、という時に大胆に位相が変わり、混迷、どゆこと?となる。そして絵に描いたようなピンチがあり、え、この関係性ってこのまま終わるのまさか、と思わせて最後の数十ページで決着をつけている。

ヴィクトリア朝京都、京都警視庁通称スコットランドヤード、御所が王宮、馬車が普通に走り鉄道もある。寺町通221B・・バカバカしくもおもしろい、いつもの感じの設定。いわゆるキャノン、聖典、つまり原作のホームズ譚の登場人物がたくさん出てくる。編集者ヴァイレット・スミス嬢(「美しき自転車乗り」のヒロイン)が当然のように愛用自転車でしょっちゅう移動してるのが印象的。

この作品におけるモリアーティ教授がワトスンが結婚、開業で出て行った後の部屋に住んでいて、最初ヴァイオリンの音をなんとかしろ、と怒鳴り込む時のやり取りは「最後の事件」のパロりで大変好みだ。そして物語の1つの中心となるマスグレーヴ家の謎。たまりませんね。

異世界もので京都だから不思議な現象ありあり、という理由は最近ちょっと飽き感が正直ある。あまり突飛な発想も好きじゃない。非常に細工の凝った、大掛かりな仕掛け。楽しかったけども、どこか納得できないとこもある。

まあただ、散々かき混ぜて落ち着く方向へ持っていく手腕、筆致の良さは認めるべきと思う。

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2026年09月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ヴィクトリア朝京都という架空の都市や、各キャラクターの原典からの乖離(特にモリアーティ教授とアイリーン・アドラー)などに最初は馴染めず、うぅん……という気持ちで読んでいたけど、後半になるとそういう違和感への理由みたいなものがわかるし、驚きの展開もあったりしてめり込んで読めた。が、最終盤なるとまたうぅん……という気持ちになった。

原典への忠実さやミステリを求めるとちょっと違うなって感じるかもしれない。ファンタジー?メタ?的な……

「ワトソンなくしてホームズなし」というのは本当にそうだなと思うし好きな言葉ではあった。

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2026年08月29日

Posted by ブクログ

ヴィクトリア朝京都にて再構築される世界一有名な名探偵の物語。氏の小説の舞台はやはり京都が良い。洒脱な思弁と駄弁と詭弁が活き活きと描かれる。と思っていたら中盤から何やら雲行きが怪しくなり、一転霧深いロンドンと虚構の崩壊という予測不能な展開に。虚実入り乱れる酩酊感のなか、最後は熱い相棒愛と創作愛に包まれる。ワトソンなくしてホームズなし。

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2026年08月29日

Posted by ブクログ

 あまり楽しめなかった。シャーロック・ホームズを一通り読んでいると、登場人物や細かいオマージュに気づくことができるかもしれないが、そのノリで本作を読むと、思っていたのと違う感があるかもしれない。なので、他の方の感想にもあった、“二次創作“という言葉がピッタリだと思う。
 後半での急展開具合は、これもまた人を選ぶ気がする。作者に翻弄されるような本が好みの人には合っているだろう。

 ハヤカワミステリ文庫のシャーロック・ホームズの冒険を以前読みました。他のホームズも読みたくなったので、本作は良いきっかけになると思います。

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2026年08月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ロンドンとビクトリア朝京都のはどこかマーベル作品のマルチバースのようにも感じた。ワトソンなくしてホームズなしなので、もしロンドンのワトソンの人生がうまくいっていたら、ビクトリア朝京都の世界が消えたのかも、もしかすると生まれてすらないかもしれないなと思った。

「探偵でありながら、解かない方がいい謎もある」言いたいことは分かるし、作品全体の「一つの真実に決めなくてもいい」というテーマにもつながっているのだろうけれど、若干ホームズなのに?笑みたいな気持ちもあるのは否めないかな。

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2026年08月27日

Posted by ブクログ

ビクトリア朝京都って何…?京都の町にホームズがいるってこと?いや、描写的に日本家屋って感じじゃない…でも神社が存在してる…なんか映像を想像出来ない舞台だな…。というのが第一印象だった。
シャーロック・ホームズシリーズは読んだ事はない。とは言え、オマージュや二次創作に触れる機会はあった為、登場人物や事件のタイトルくらいは知っているのだが、そんな浅薄な知識の自分にも、スランプという共通の悩みを持つホームズとモリアーティが一つ屋根の下で暮らしているという設定が如何に異様かは分かる。正規のシャーロック・ホームズからはあまりにもかけ離れた世界観の本作。実はこの舞台が影であるという話になった時には得心したものの、一周回って戻った時には借り物故にそう着地せざるを得ない、本物の世界に帰結は出来ないよなとメタ視点でまた納得した。と言うか本作も単なる二次創作の範疇だったなという印象を受けた。全編通してあまりピンと来なかったのだが、自分が原作未読故にメッセージを掴み損ねている可能性もある。

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2026年08月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった。

森見さんらしい、どこか間の抜けた登場人物たちの掛け合いが楽しい。

竹林の片隅に引き籠もるホームズが見られるのは、ここだけでしょう。

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2026年08月23日

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