【感想・ネタバレ】海月の骨のレビュー

あらすじ

小説現代長編新人賞から鮮烈デビュー 注目の新鋭・待望の第二作!
損壊遺体を直す納棺師を描いた『アフターブルー』で読書界隈騒然
次なる舞台は「特殊遺品整理課」

看取られなかった人生に、最後に寄り添う人がいる――。
特殊清掃の最前線。
二人の遺品整理士は部屋を片づけ、「生きた証」を見届ける。


「部屋には、そこで生きた人の人生が詰まってる」

異臭を放つ孤独死の現場を清掃し、遺された物を処分する【特殊遺品整理課】。
床を覆う無数のゴミ、家族との写真、子どもの工作品、謝罪を綴ったノート、お揃いの食器――。
清掃が終われば、そこで生きた人の痕跡は一つ残らず消えてしまう。
現場を担う水生と鳴海は、遺された部屋を手掛かりに、誰にも看取られず逝った見知らぬ他人の人生を想像する。

なぜ孤独な最期を迎えたのか。
遺された品々は何を語るのか。
故人の生きた証と向き合う日々はやがて、傷を抱えた孤独な二人の「今」をも変えていく。

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Posted by ブクログ

孤独死した現場の清掃を行う「特殊清掃員」。
「特殊遺品整理課」の2人はこころに傷……闇を抱えながら淡々と遺品整理を行う。

「部屋にはそこで生きた人の人生が詰まってる」

水生の送ってきた壮絶な人生。

2課から移ってきた鳴海の壮絶な人生。

どちらも想像を絶するものだけど、それ以上に2人が手がける特殊清掃が凄まじい。

チラッと出てきた東雲くんが癒し。

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2026年08月20日

Posted by ブクログ

前作、アフターブルーの続きがまた読めるとは!とても嬉しい。

今回焦点が当てられるのは特殊清掃の仕事。亡くなった人の人生を、遺品から垣間見ることになる。

主人公の水生にも鳴海にも影がある。背負いきれないほどの重りを、仕事を通じて、二人が互いに託していく姿が切なく、あたたかい。

「おせっかい」をして相手の領域に踏み込むことで、孤独死は減るはずだ、というメッセージが印象的。辛いテーマだが、救いのある、あたたかいお話だった。個人的にはアフターブルーより好き。

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2026年08月21日

Posted by ブクログ

ゴミか思い出かは、その人にしか分からない。
思い出は、お金がたくさんあっても買えない。
学生の時に、見て見ぬふりをすることはイジメと一緒と何回も聞いたのに、親とでも誰とでも自ら線引きすることが上手くなっていた。
気付いていても声を掛けて、お節介を焼くことはしない。
そういう世界が、孤独死を招くという言葉に、自分の薄情さに、傷付いた。
『ちょっと踏み込む』
気になったら、ん?と違和感を感じたら、ちょっと踏み込む。
大丈夫?と聞いても大丈夫としか答えないから、勘違いでも、言葉に出してみる。
今日から、一言でも言葉に出してみようと思った。
主人公の水生と先輩の鳴海、大家さん、話中に出てくるみんなが外見から見えないものを抱えている。
それは誰でもそう。
みんな自分じゃないのに、想像力が足りない最近に嫌気がしていたけれど、自分も無意識に、その世界に加担しているのかもしれないと感じた。
特別遺品整理という話で、全く明るい話じゃないし、どちらかといえば、気が滅入るような話の数々だけど読み終えたら、じんわりと温かくなる話で読めて良かった。

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2026年08月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

誰にも看取られず逝った、その人の「生きた証」に触れる物語

圧倒的なリアリティで描かれる特殊清掃と遺品整理の現場。決して綺麗事ばかりではなく、思わず目を背けたくなるほど生々しい描写に胸が締め付けられます。

今作で扱われるのは、「ゴミ屋敷」「シングルマザー」「親ガチャ」「孤独死」といった、現代社会の重いテーマ。決して他人事ではないリアルな苦悩が突き刺さります。

前作『アフターブルー』(朝宮先生の衝撃的デビュー作!)未読でも十分に楽しめますが、既読者ならニヤリとできる繋がりや別部署の視点が描かれており、ファン必読の一冊!

「遺品整理は、人生に触れられる仕事」——その重みと温かさに、ページをめくる手が止まらず今回も一気読みでした

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2026年08月22日

Posted by ブクログ

孤独死と向き合う特殊清掃員。
なにが思い出?
なにが貴重品?
その差は?
モノだけで測れないもの。
わからない。
“その人の人生に触れられる“

そんな2人の背景も重く。
ヤングケアラー、認知症、ゴミ屋敷。
現代の闇が重なってくる。
重いよ。
読んでいて、ココロ沈むよ。落ちる。
救われるものがあるとしたら、
それは“人“なんじゃないのかな。

「アフターブルー」の東雲くんがでてきてニヤつく。
頑張ってるんだね。
みんな、頑張れ。頑張れ。
沈んだココロが上を向く。また一歩踏み出せる…

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2026年08月18日

Posted by ブクログ

アフターブルーの続編。

とはいえ前作とは別の課が舞台なので、前作登場人物の出番はほとんどないです。

特殊遺品整理課が舞台。要は孤独死した人のお部屋の整理。前作ほどのえげつない描写はないが、遺された状況から、その人の人生を色々想像させる。

整理される遺品ふほとんどゴミとなる。遺品の意味、という論点は結構深くて、自分は物語の趣旨を読み取りきれていないと思う。
海月のように消えて無くなるモノなのか、それとも見えない「骨」をそこから掬い取るのか。おそらくは遺された側にとって、それまで見えていなかった故人の人生や感情を垣間見て、感情の落とし所を決着させる機会なんだろうな、と思いましたが。うーん、難しいテーマです。

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2026年08月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

アフターブルーと同じ葬儀屋さんの話。苦手な描写もあったけどあっという間に読んだ。ちゃんと3人で家借りれたみたいでよかったな。しかし孤独死、色んな意味で人ごとじゃない。

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2026年08月21日

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