【感想・ネタバレ】私の生活流儀のレビュー

あらすじ

平凡こそ、人生のすべて。幸せに暮らすための先人の知恵。給与生活者でありながら「職業の道楽化」を図り、伝説の億万長者になった本多静六。健康長寿と暮らし方、考え方、利殖の知恵を余すことなく語った、現代人のための座右の書。幻の名著!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

いつの世にも、根本的な重大問題は山積している。個人の力ではどうにもならぬ 難関が立ちはだかっている。しかしながら、各人各個の心掛け次第で、それも 順次に取り崩していけぬものでもない。

せいては事を仕損ずるというが、せいてしなくともすむ仕事を、ゆっくり、先へ先へと手際よく片付けておけば、やがてせく必要もなければ、せいて事を仕損ずるのともない。先へ先へと片付けた仕事には、いかなる場合もほとんど手落ちというものがない。仕事の大きな手落ちは、あわてて片付けようとする際にのみ起きるようだ。

人間は老衰するから働けぬのではなくて、働かぬから老衰するのである。

生じッかな学校卒業生は、その学校出ということにとらわれてしまっていかん。美術学校を出たって、必ずしも初めから一家の生活を犠牲にして、金にならぬ絵を描いてなくちゃならんというわけはない。学校の先生になれるなら、一応学校の先生になって、それから絵でもなんでも、改めて勉強すればよろしいではないか。わずか3年や四年の学校生活で、長い一生の方向を、自分自身でせばめようとするのは実につまらん。

本多流の致富奥義
第一に、常に、収入の四分の一を天引き貯金すること。(平時収入の四分の三で生活する)
第二に、いくらか貯まったところで、巧みに投資に回すこと。
第三に、ムリをしないで最善を尽くし、辛抱強く時節の到来を待つこと(十割益半分手放し)

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2023年07月16日

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