【感想・ネタバレ】災害時にこそ問われる学級経営力:岩手・三陸編のレビュー

あらすじ

悲しみのなか子どもたちを支えたのは、日常と変わらない学校生活、そして友人たちとの関わりだった。学校、学級の再建に向けて取り組んだ岩手県教師たちの記録。全国教職員必読の書。全国学校図書館協議会選定図書

第 1 章 3.11 当日とその後の教育現場 (河村茂雄)
1 その時何が起こったのか 震災当時の学校の様子
2 教師たちによる復旧の取組 物理的環境の確保に向けて

第2 章 学校再開から1 学期末まで 教育関係者はどう取り組んだのか
1 生徒指導主事の立場から 1 つの校舎で2 つの中学校の生徒が生活・活動した中学校の実践 (佐藤謙二)
2管理職の立場から 被災地域支援の前線基地にある中学校の実践 (根田真江)
3 養護教諭の立場から 専門家と学校現場をつないで効果を上げた養護教諭の実践 (工藤宣子)
4 教育関係者の立場から 多くの支援を学校につなげ, 学校を後方から支えた取組 (森本晋也)

第 3 章 危機にこそ大事にしたい学級集団の力 (河村茂雄)
1 心理面での総合的援助の必要性
2 グループアプローチの土壌としての学級集団
3 第 2 章の先生方の実践から学ぶこと
4 改めて認識した人と人との絆の大切さ

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Posted by ブクログ

ネタバレ

岩手三陸で実践されている学級経営リポートでここまで緻密にそして手厚く学級指導がなされているのかということを感動を持って理解することができました。

被災地だからこそ原点に返ってしっかりした指針を基盤に丁寧に生徒たちに理解をもって対応しています。

まだまだ被災の爪痕が深くの残るこの地だからこそ教師たちとその指導の真価が問われるときだと思います。

被災地というステレオタイプを超えて読むだけの価値が十分ある良書であると思います。

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2012年02月04日

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