【感想・ネタバレ】字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶのレビュー

あらすじ

映画字幕はいかにして作られるのか――。学校のテストでは100点の翻訳も、映画字幕では0点になるセリフとは? 「映画界の影武者」による、抱腹絶倒の初告白。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

海外ドラマや映画を鑑賞するときは、字幕屋さんの力量を信じるしかない。
「漢字が読めない」「読解力が乏しい」人を相手では、字幕制作者の苦労は計り知れないものがある。
限られたスペースに日本語を埋め込んでいくわけだから。

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2015年04月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分の仕事を愛し、憂い、磨いている作者のまっすぐな姿勢に
共感しました。日本語って一文字の違いで意味の捉え方が数種類に別れてしまう。複雑というか、使い方によっては高度な技術になるというか、難しい言語なんだなと考えさせられました。

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2012年01月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

映画字幕翻訳者「字幕屋」である著者が、自身の仕事の舞台裏を話す軽いエッセイ。
小説などの翻訳とはまた違った悩みがあって、言葉の選び方など面白い。
例えば、

男「どうしたんだ」
女「あなたが私を落ち込ませてるのよ」
男「僕が君に何かしたか」

と台詞を翻訳したとしても、それぞれの台詞は1秒ほどなので、字幕にするには5文字以内にしなきゃいけない。それを、

男「不機嫌だな」
女「おかげでね」
男「僕のせい?」

という変換はなかなか驚く。
誤訳だというのは簡単だけど、物語を潰さず、字幕を読んでも台詞に間に合う、元の俳優の越えも楽しめるという映画そのものをしっかり楽しめる技術だと思いました。

しかし……著者、ちょっと怒りすぎかな。日本語を扱っているのもあって過敏なのは分かるけど。
あ、そうか。だからこの本のタイトルなのか。

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2013年06月23日

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