あらすじ
「速ければ速いほど絵はうまく描ける」――都市設計の専門家ならではの斬新な発想で、超初心者でもスピーディーに、かつ、うまく描けるスケッチのコツを紹介する。
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Posted by ブクログ
この本、使えます!
オイラは、スケッチとか、似顔絵とか、大好きなんですけど、こういう基本を知らないから、いまいち趣味の世界には踏み込むことは出来ませんでした。
しかぁし、この本に書いてある具体的な手法で、スケッチするのが楽しくなりました。オイラのメモ書きから幾つか紹介。
曰く、線を書くペンと、面を塗る鉛筆の2本で描く。
曰く、細かい線で濃淡を表現しない。
曰く、線と円を使いこなす。
曰く、見えないものを見えているように描く。
曰く、1本線で描写しがちなところを2本線で描く。
曰く、描く対象は右上がりの構図
曰く、奥行きの表現と遠近法のパラペットに注意
曰く、繰り返しは省略画法を使う。
曰く、描くテーマは一つに絞る。
曰く、下書きから本描のコツは、手前の部分から描く、上から下に描く
曰く、下書き線=通常の実線+1点鎖線+小さい丸
曰く、影と陰の違いを明確に。
曰く、電車や車に限っては、3次元的な構図(斜め前からの構図)はやめる。横からも。ほぼ正面からが良い。
曰く、顔を描く場合は、斜めからの構図が描きやすい。
まあまあ、誰でも知ってそうなことですけど、絵と文章が混在した新書だから表現できる気軽さがオススメです。
久しぶりの5点満点オススメです。
Posted by ブクログ
3分でさらりと書く「ちょいスケ」の仕方。こんなものもまで新書で読めるというのはありがたいものですわ。
必要なのはペンと黒鉛筆だけ、という手軽さ。この本を読んだ後の年賀状には絵が入るようになりました。面倒だけど、好評でしたよ!
Posted by ブクログ
著者は都市設計家という。建築をかじったことがある人間なら、この程度のラフスケッチは描けるはずだし、画法もよく知ったところ。描写の手順なんかの説明は、『どうしたって、その順番になっちゃうでしょう』という気もする。だけど、説明するとなると、できないなぁ。わたしなんかだと、「勝手に手が動いちゃうもんでしょ」ってな感じになるだろう。そういうのを、スラスラと上手く説明するなぁ と思った。流れのある文章で、読みやすかった。そして、何か描きたくて、うずうずしてきた。
Posted by ブクログ
3分でスケッチをするコツについての本。絵を描く人ならところこどころに成程なぁと思える部分があるのではないかと。いずれにしてもスピードを身につけるのは慣れしかないと思い知らされたり。
Posted by ブクログ
助教授の部屋で見つけたので興味を持ち読む。
スケッチの描き方が書かれている著書。スケッチはどう書いたらいいかわからないか人には嬉しい本。丁寧な解説であるから、これから試してみようと思える。
Posted by ブクログ
本書の目的は、「手軽で簡単、そしてきわめて、短時間でスケッチが描けるようになるためのものです。」
ではありますが、「誰にでも」とは書いてはいなかった。ながめたり、ぺらぺらめくってみる分には、活字もすくなく楽しい気分になるのですが、いざ描こうとするとその限りにあらず。やはり、何にでも年期が必要であり、はたまた、その前に、絵心が必要であったり。図形をならべるロジカル本の数段を上をいく、スケッチ本なのである。
目にとまったのは、次のことばです。
・3分しかかからないのではなく、3分しかかけないように手を抜くという意味です。
・論理的・工学的な観点からの考察が行われています。
・線描写の奥深さに注意すること、私たちの身の回りのものは、線ではなく面で構成されている
・スケッチがうまくなる近道は、線と円をものにすること
・スケッチの対象を右上がりの構図になるように置くといい
・奥行の表現は、先がどの一点に集まるかに注目する
・ちょいスケッチ:ちょいスケは、下書きをふくめて 4~5分で完成させるスケッチ
・コピー用紙+黒の水性ペン+黒色の色鉛筆 か、スケッチブック+万年筆+黒色の色鉛筆で、ちょいすけの道具はOK
・ちょいスケは、①線描写と、②面塗りの混合表現
・対象を浮き上がらせるために、背景は黒く塗りつぶす
・特徴のある部分を細かく描写することによって写真より魅力を浮きだたせる。
・スケッチをする側の観察眼が、大きな比重をしめる。
・ちょいスケでは、描きたい部分の特徴を強調して書く
・フリーハンドで、線や円を書きまくる
・円を書くときは、反時計回りにペンを走らせる
・人の目は対象を線としてとらえるのではなく、面の集まりとしてとらえている
・CADは、1980年代に、ワイヤーフレームから、ソリッドモデルや、テクスチャーマッピングに移行した。CADを参考に書く
・素材がかわったら、一本線ではなく、二重線で書くと、くっきりと浮かび上がる
・遠近法と消点をちゃんと描く
・黄金比≒1.618を使う
・造形や模様の繰り返しはちゃんと書かない。省略画法をつかう
・描くテーマは1つに絞る
・ラベルなどの文字は白抜きで処理する
・複雑なものは、ちょいスケではかかない。4・5分でかけないから。
目次
はじめに
第1章 スケッチの威力
第2章 線と円を使いこなす
第3章 視点の置き方
第4章 アイテムはこう使う
第5章 描写には手順・法則がある
第6章 モノを描く
第7章 ひとを描く
第8章 風景を描く
おわり
ISBN:9784334033804
出版社:光文社
判型:新書
ページ数:232ページ
定価:700円(本体)
発行年月日:2006年11月
発売日:2006年11月16日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WFA
Posted by ブクログ
人を描くのは難しく苦手意識が強いが、この本に出てくる人を描く章が一番面白かった。
あんな表情豊かにスケッチ出来たら面白い。会社でこっそりやってみたい。
ムカつく上司をムカつくように仕上げてやりたい。
普段から下手でも良いから描いてメモするようにしようっと。
Posted by ブクログ
ビジネス書で具体的なスキルが身につく珍しい本。
本書では、ポイントを絞って、3-5分で、特長が伝わるスケッチを教えてくれる。
スケッチのポイントは本書読めば大体わかるので、少なくともスケッチしてみようかという気にはなる。
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1番の気になるポイントは、本筋とは外れるが、
「不思議なもので、丸っこい線を続けて描いて行くと、なんだかとても気分がよくなりますね。」
という話。これから気分乱れたら丸を描くわ
Posted by ブクログ
3分〜5分で描き上げる「ちょいスケ」の方法についての本。ちょっとした絵をメモ代わりに描いたりするのは好きなので、参考になったし使えそう。
たぶん実践するための本。ぼちぼち頑張ろう。(^^)
Posted by ブクログ
※メモ
【きっかけ】
理論的なスケッチ入門
なんばstdで
【概要】
さらっと書くスケッチのテクニック
【感想】
このくらいのスタンスでのぞむスケッチが自分にはあうような気がする。
線の書き方の練習から構図等、細かいところで違いが生きてくる。
さらっとかけるのを生かして気軽に練習するのみ。
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ずっと積ん読だったが、フォトリーディングを意識したところ、一気に読めた。自分の手や娘の顔をスケッチしてみた。芸術という視点のみならず、工学的見地から書かれているところが、なかなか面白い。
Posted by ブクログ
さっそくスケッチ用のノートを買おう。
本書はすぐ読めるが、読んだだけでは意味はない。描いて覚えるしかないのだ。
■この本を知ったきっかけ
本屋でみつけて
■読もうと思ったわけ
仕事に役立つかと思って
Posted by ブクログ
ボールペンとコピー用紙だけでスケッチ。
気楽に描くというところが実に心地いい。
静物画のスケッチは概ねできるが、
風景を3分という限られた時間でどれだけ表現しきれるかというところはやってみると実に面白い。
Posted by ブクログ
おもろいなぁ。
デッサンも大切かも知れんが、要はスケッチもデッサンも物や人の構造の仕組みを知ることが目的なんだから、本書に書かれているようにささっと3分程度で済ませられるならそっちの方が断然いい。スケッチでいろんな特徴をいっぱい習得すんのも手かと思う。
Posted by ブクログ
簡単にササッとボールペンなどで身の回りのモノ、風景、人物をスケッチしてみようという本。
基本スケッチは3分。それをどうやって描くかということが書かれていますが、正直、全く絵を描いたことがない人がコレを読んでも描けないだろ。と思う箇所が多い。
「迷わずにスッと!」とか「ササッと!」とか。
アドバイスがアバウト(笑)。
でも、携帯で写真が簡単に撮れたりもするけれど、自分がその景色の中で何を一番残したいのか。何に心を動かされて写したいと思ったのか。ズームして写したいモノは何か。
自分でスケッチできたら想い出深いものになるんじゃないかなぁ。と思いました。
自分でも描いてみたけど、ボールペンとかマジックペンでササッとモノクロで描くと、なかなか味のある絵が描けて楽しかったです。
Posted by ブクログ
仕事でもスケッチやポンチ絵、しいてはイラストなどイメージを伝えるために「ささっ」と書けるといいなぁと思っていた。そんな中、スケッチの本でも作者は工学者というレアな本を見つけたのがこの本。書くときの合理性というか、合目的的書き方がしっくりきた感じ。
Posted by ブクログ
この本を読み終わった後、ハガキ大サイズのスケッチブックが欲しくなっていた。
早速今度スケッチブックを探しに本屋さんにでも行こうかなと感じました。
一朝一夕では決してないものですが、実践してみるのが大切かなと思います。
Posted by ブクログ
ペンによる線画主体の3〜5分程度で仕上げるスケッチ(「ちょいスケ」)の提案。描くためのテクニックやポイント、練習法を実例を挙げて紹介している。
本書の続編ともいうべき「カラースケッチも3分」を読んだことから、本書も読んでみた。
絵画の本ではあるが著者は美術系ではなく工学系出身とのこと。そのためか論理的思考がベースになっていて、説明に説得力があり、絵心のあるなしに関わらず描ける気にさせてくれる。
ということで、退屈な会議中に練習法を実践したり、寝る前に身の回りの物を描いたりしてみたが、やっぱりそんなに簡単にはいかない…。でも、絵を描く楽しさは味わえたので、これからも少しずつ続けていきたい。
Posted by ブクログ
3分間を目安にちょいとスケッチする「ちょいスケ」を提案している本です。著者は美術畑の出身ではなく、設計の仕事からスケッチの世界に入っていったようで、ある程度理論的で分かりやすい説明になっているように感じました。
コピー用紙と黒の水性ペンで始められる手軽さが、何よりも魅力です。ふだん絵を描くことのない者にとっては、スケッチというと何だか敷居が高いように思えてしまうのですが、本書を読んでみて、自分もちょっと描いてみようという気になります。
Posted by ブクログ
仕事柄、また趣味で地学巡検をするときなど、スケッチをすることはよくあります。
そのときの参考になれば、と古本屋で買った本です。
いろいろ参考にはなりそうです。
が、一通り読んだだけで、あとは実際に手を動かしながらもう一度読み直したいと思います。
贅沢を言えば、何のためにスケッチをするのか、その目的別にポイントを書いてもらいたかったです。
趣味のスケッチ、という感じの書でしたが、その割には仕事でのスケッチの活用とか、人に見せる話とかが頻出していたので…。
Posted by ブクログ
「都市計画家」と「スケッチ」というキーワードに魅かれて衝動的に購入。芸術性を追求するのではなく、あくまでも情報を伝えるためのスケッチの方法が説明されている。
本書の内容を頭に入れて練習すればスケッチは上手くなるはず。