あらすじ
賃金カット、いじめ、パワハラ、解雇、社長の気まぐれetc.弁護士が見聞した、現代の労働現場の驚くべき実態。「こんな社会」で生きるために、何が必要か。その実践的ヒント。
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Posted by ブクログ
○弁護士で、労働関係を中心に活躍する笹山氏の著作。
○自身が手掛けた労働関係の事件・事案を紹介しつつ、近年頻発するの労働トラブルの原因と解決法等をまとめたもの。
○労働に関する法律の世界は、思っているよりも複雑で、個々の労働契約を見ても、争うのは極めて大変だと言うことが分かった。また、そのような中でも、様々に対抗している方がいるのも、意外であった。
○労働組合については、もともとネガティブな印象を持っていたが、労組こそが、サラリーマンの最後の砦であるという点が、とても新鮮。
○なにより、弱っている人の見方になってくれる、優秀な弁護士がいるというのが、一番心強い。
Posted by ブクログ
現代の日本で働く人には一読の価値があると思う。
労働基準法が遵守されている企業がどれほど貴重か、「ワークライフバランス」という言葉のもとで非正規雇用の労働者がどれほど使用者に都合良く使われているか、憂き目にあった時どういった行動をとるべきか。
弁護士である著者が実際に扱った事例にはHow toがつまっている。
個人的に就業規則に関する記述、裁判所の裁量、2006年導入の労働審判の有用度などは参考になると思った。
雇用の規制緩和なんかより、現在の法の遵守、政治と企業、政治と労働者の力関係の正常化を先にすべきなんだよねー。
大卒で正社員になれてもいつドロップアウトするか分からない時代、自分の身を守る術を知っておくためにはある程度の法知識が必要。その点で社会人は読んで損なし。
ちなみにタイトルの「人が壊れてゆく」から推測できるような、「壊れた」人の記述は特になくて、そこは拍子抜け。
Posted by ブクログ
内容は筆者の実際にあった事例を一冊の本に上手にまとめていると思います。
正直、会社とはこんな組織なのかと改めて恐怖を感じました。
一人一人は善人でも、集団になると悪人になる。
人間ってやはり弱い生き物ですねぇ。
一番感じたことは、どうしてこんな邪悪な会社が存在し続ける世の中なのだろうと真剣に思いました。
会社は法人です。
人格ですよね。
普通犯罪者はそんな容易に社会復帰出来ないと思います。
それが会社と言う法人は好き勝手に、自由に生きているような気がしてなりません。
根本的に社会に弱い立場の人たちは必ず存在します。
問題はそれをどう社会、我々が救済し共に皆で生きて行くかと言うことが重要だと思います。
切り捨てても、社会に取って建設的な方向に向かうとはとても思えません。