【感想・ネタバレ】プルーフ・オブ・ヘヴン 脳神経外科医が見た死後の世界のレビュー

あらすじ

フジテレビ系「奇跡体験! アンビリバボー」で紹介!

全米200万部突破! AMAZON.COM&《ニューヨーク・タイムズ》1位の世界的ベストセラー! 生死の境をさまよう医師が見た「天国」とは?
京都大学教授カール・ベッカー氏 推薦
「日本人にとってこそ必読の一書として推薦したい」
(本書解説より)」
名門ハーバード・メディカル・スクールで長らく脳神経外科医として治療と研究にあたってきたエベン・アレグザンダー医師。ある朝、彼は突然の奇病に襲われ、またたく間に昏睡状態におちいった。脳が病原菌に侵され、意識や感情をつかさどる領域が働かないなかで、医師が見た驚くべき世界とは?
死後の世界を否定してきた著者は、昏睡のなかで何に目覚めたのか?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

あなたは永遠に深く愛されています
恐れることはなにもありません
あなたのすることには、ひとつも間違いはありません。

あらゆることは、愛。
愛が最も純粋で力強いかたちをとればら妬みや利己的な感情のない、無私の愛になる。
脳に支配された物理的な存在でいる間は、背後の広大無辺さを脳が遮断してしまう。
と思いやり。受容。

神様は言葉を介さずにメッセージを伝える。それはそよ風のように。質問と答えはワンセットになっていて、無言の質問をする度に電光石火の答えが返ってくる。人は脳で処理をするからわからない。

今まで見聞きしたことがひとつに成り、読後には背後に温かさを感じた。

自分の中心の愛を信じよう
脳を越えた判断を信じようと
さらに思った。

0
2016年02月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

~内容~
名門ハーバード・メディカル・スクールで長らく脳神経外科医として治療と研究にあたってきたエベン・アレグザンダー医師。ある朝、彼は突然の奇病に襲われ、またたく間に昏睡状態におちいった。脳が病原菌に侵され、意識や感情をつかさどる領域が働かないなかで、医師が見た驚くべき世界とは? 死後の世界を否定してきた著者は、昏睡のなかで何に目覚めたのか?

回復後、その「臨死体験」のすべてを
鮮明に語ったのが本書

~*~*~
普段から「臨死体験」や「体外離脱」などの本を
興味を持って読んでいる方からしたら
天国で体験した、という部分も
どこかで読んだコトがあるような体験・・・で
内容的には、なんら驚かないだろうと思う

じゃあ、なぜ この本がベストセラーになったとか
と言えば
今まで臨死体験をしたという人達に対して
科学で否定した諸説が、反論出来ない状況下にあり

脳神経外科医である著者が、科学者が反論するだろうコトに対して
・・・科学者としての自身が、ひとつひとつ疑問を投げかけていく

それに対して 
反論(体験したことに対しての“超現実性“)に認められる性質を説明出来るような説がひとつもない

と 自らの体験を語るだけではなく
科学的にも検証している
脳科学者として神経学的仮説を示している点であろう。

そして息子さんのアドバイス通りに
自分の体験を科学的に価値あるものにしたいと
考えているなら他の体験談と比較する前に
まずは自ら体験したことを書き出す・・・ことを
してから
世の中にある体験談を読むようにしたこと

臨死体験をしたという人と著者と変わらない点


本人の病が・・・細菌性髄膜炎によって
大脳新皮質がまったく機能していない、
幻覚を見ることさえあり得ない状態での体験で
あったこと

その状況そのものが幻想として片付けることが医学的観点から見て絶対に不可能であった点

専門的な部分に対しても巻末に資料で補足している

それらが 今まであった「臨死体験談」の本とは違う
所で 逆に言えば 科学的な説明を加えたというコトが
この本の特徴だと思った


臨死について、大きく3つの陣営があるという

@自ら体験したか、受け入れることに抵抗がない
信じるグループ

@頑強な反対派
意識を生みだしているのは脳であると承知しているから意識が肉体を超越しているというようなバカげた考えに耳を貸さない(以前はココに属していたらしい)

@臨死体験と言う言葉は聞いたことがある、あらゆる種類の中間層

ココに居る人々に役立つのではないか、のと思いで書いたそうだ

嘘だろ?科学的根拠はどこ・・・?
そんな人にとっては、説得力があるかも、

しかし、純粋に臨死体験について、どんな体験をしたんだろう、とかそういう部分をじっくりと読みたい方には少し物足りないかもしれない


私にとっては、この本はこの本の特徴である
神経学的仮説も興味深く読めた

今の所「臨死」については
科学で否定出来るような絶対的なものではないのだな
という点と
簡単に言っちゃうと
人って、計り知れない~!って思った・・・です

0
2014年05月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ジャンルとしてどこに入れたら正しいのだろう?と迷う一冊です。精神世界に入れるのが正しいのか?医学に入れるのが正しいのか?ノンフィクションなのか?どれでもないようなどれにも当てはまるような。

興味深いのは医学の申し子のような世界最先端の脳神経外科医で死後の世界など否定して半世紀を生きてきた人が、自らの体験によって死後の世界の存在を啓発するまでになったことです。
臨死体験の著述者が、これほどまでに客観的批判的立場にたつ人物でなかったならばこの本はそれ程話題にならなかっただろうと思われます。

経過を述べていくために様々なエピソードが挿入されていますが、個人的には「いらないんじゃないかな」と思われる話も多々入っています。
しかし、著者にしてみたらその部分こそが自分が今までどれ程臨死体験というものを信じていなかったか、血縁や知縁というものを大切に思っていたのかの表現として重要だったのでしょうね。

著者の病状を見た医師の当時の見解も記載されていますが、それでもこのことを事実として信じられない人は世の中にたくさんいると思います。
しかしあの世を信じられない人であっても、この著者が体験した病気、そしてそこからの回復という起こるべくのないはずの事実が、いかに奇跡的でこの世的なものでないかということは信じられると思います。

私は天国というよりもあの世を信じますが、そういうことを抜きにしても一個人体験として面白く読める一冊です。

0
2014年02月04日

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