【感想・ネタバレ】機龍警察 漆黒社会のレビュー

あらすじ

特捜部を待ち受ける、予想もしない凄絶なる結末。待望のシリーズ長篇第7作

対馬海峡沖で不審船のコンテナから発見された夥しい死体は、手足を切り落とした子供の神経を機甲兵装に直接接続して兵器化するという、非道な人身売買に繋がっていた。捜査を続ける特捜部の眼前に浮かびあがる、城州グループと馮コーポレーションの狙いとは?

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Posted by ブクログ

鬼★5 悪逆非道な現実と圧巻のアクション! 命を賭した決断に胸が震える、今年読むべき極上の社会派ミステリー #機龍警察 #漆黒社会

■あらすじ
台風下の対馬海峡、海上保安庁が不審船と交戦。棄てられたコンテナから人身取引の証拠が発見される。警視庁特捜部は解明に乗り出し、特殊義肢を扱う本川製作所の関与を疑われる。

しかしその本川製作所は、城州グループとフォン・コーポレーションによって株式の争奪戦が行われていた。一方、香港黒社会幹部の關(クワン)は、新疆ウイグル自治区で行われている虐殺を追っていた。

■きっと読みたくなるレビュー
鬼★5 機龍警察シリーズの最新作、何コレ、めちゃくちゃおもろいんですけど。実は本シリーズはこれまで読み切れていないので、全部読み切りたいと思いました。

本作は国際的な人身売買犯罪から始まり、非人道的な兵器開発という「犯罪」という言葉では足りないレベルの悪逆っぷりが描かれる。当然それをよしとしない警視庁特捜部によって捜査もされるのですが、裏舞台では政治や財界での不穏な動きもあるのです。

一方、香港黒社会の大幹部である關剣平、彼がいかにして今の人間性になったのか、悲しい過去が描かれる。そこには龍機兵や人身売買との関係性も浮き彫りとなり、今回の事件にも大きく関わってくるのです。

物語が始まっていきなりショッキングなシーン。さらにウイグル地区での数々の出来事を追っていくだけで、もう鬱気味になってしまう。あまりに地獄絵図で、頼むからフィクションであって欲しいと願うばかりです。

本作中に出てくる悪逆な行為の数々は、あまりに強烈。人を人とも思えない虐待に目をそむけたくなる。しかし歴史を見てみると、そんなにも珍しいことではない気もしてくる。いつの世も、常に一番弱い立場の者が犠牲になる。分かりやすい悪者だけでなく、もちろん政治家にも悪党が潜んでいるところも…

そして本シリーズには様々なキャラクターが出てくるんだけど、これまでどんな過去があったんだと知りたくなってしまうほど愛おしい。過去作を読まなきゃ。

特に気になるのは由起谷、姿、關ですね。物語の後半から宿敵側とのコネクションから展開していくのですが、彼らがどのような行動に出るのか。みんなひとりひとりが、生き生きと描かれています。自分の命に対して責任を持って決断している感じがする。

そしてもちろん機龍警察シリーズ、アクションもまた素晴らしい。終盤の大アクションも素晴らしいが、個人的には前半、關剣平の過去シーンでの戦闘シーンが胸に刻まれている。

あげようと思えばまだまだ良い所がいっぱいあります。この密度と解像度での、このレベルの高品質犯罪&社会派ミステリーを書かれたら、もう完全にノックアウトですよね。今年読むべきTOPレベルの一冊だと思いました。

■ぜっさん推しポイント
本作は龍機兵と呼ばれる発達した兵器によって、犯罪が凶悪化、高度化している世界の物語。さらにそれに乗り込んで戦うのは外国人の傭兵。当然、様々な方面から非難がありそうだが、これまで多くの危機を解決した事実もある。

戦争なんて反対なのは当然なんだが、もし巻き込まれた場合、絶対に負けられない。とんでもない悲惨な現実が待っていることは、本書を読むとよくわかります。しかし兵器の発達と言うのは恐ろしい。核兵器に置き換えたらどうなるんだろうか… なんて思わずにはいられなかった。

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2026年10月06日

Posted by ブクログ

【良かった点】
敵の全貌が朧気ながら見えてきて、物語が大きく動いていく展開に引き込まれた。シリーズならではの重厚な世界観と緊迫感も健在で、最後まで一気に読まされた。登場人物たちの覚悟や、それぞれが背負うものの重さも印象に残った。先の読めない緊張感も最後まで途切れなかったと思う。

【おすすめ度】5/5

【ミステリーとしての意外性】
終盤にかけての展開には大きな衝撃を受けた。胸を打たれる場面がある一方で、あまりにもショックが大きく、読み終えた後もしばらく余韻が残った。

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2026年10月06日

Posted by ブクログ

待ちに待った本シリーズ、やっぱり最高。關剣平の壮絶な過去と死闘。由貴谷ぃ!龍機兵バトルも壮絶で満足度満点です。

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2026年09月28日

Posted by ブクログ

久しぶりの新刊。よくある「今までのおさらい」的な説明が一切ないのが良い。従って、シリーズ未読でいきなり本書を読んだとしたら、訳が分からないし、全然面白くないかもしれない。間違って手に取ったとかでない限り、そんな読者はいないと思うが。
「別班」というワードが一瞬出てきたのは笑えた。

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2026年09月26日

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5年ぶりの待望の新刊で一気読み。シリーズ7弾にしてやっと一部完結って、いったい今後どうなるの?確かに話は途中だが。今回は、悪魔の技術を葬りフォン財閥を壊滅させたが、由起谷が殉職、壮絶な死だが最後まで刑事だった。姿との死闘を経て消息不明の關剣平との対決はまだ続きそう。「敵」の姿も浮かび上がってきて…。

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2026年09月14日

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シリーズのファンなので迷わず星五つ。過去のシリーズの中でも読み応えのある作品なので、初めての読者もきっと好評価になると思う。

今回は中国黒社会大幹部の生い立ちに始まり、ある警部補の殉職を経て、最後はその大幹部操る機甲兵装と、警視庁龍機兵との戦いにつながる。結末はいかに。

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2026年09月07日

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 ノワール版「機動警察パトレーバー」と勝手に呼んでいる本シリーズだが、帯にシリーズ第一部完結編とある。

 今作では、国際人身売買と国産機甲兵装開発に関わる闇が描かれる。そして、主要登場人物の一人が退場する。またそのことが、他の人物が闇落ち寸前から「踏ん張る」ことにつながる。

 このシリーズの特徴として、登場人物の生い立ちや背景が詳しく描かれることがあげられる。しかし、最重要人物である特捜部長の沖津旬一郎については、いまだ詳しく描かれていない。第二部では、<敵>の正体とともに明らかになるのだろうか。

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2026年08月30日

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久しぶりの機龍警察シリーズ第7弾。4・5年ぶり?やはり、月村作品の代名詞のシリーズだけあって、やっぱりぶっちぎりに面白い。川瀬七緒の「法医昆虫学捜査官」シリーズと同じ位、終わってほしくないシリーズ。

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2026年08月24日

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このシリーズはいつも面白い!
途中、目を覆いたくなるような内容もあったが、これが現実でも人間の悪意、科学技術の発展の裏にもそうなる可能性があると思うと、読みならがも知的好奇心が抑えきれず一気に読み終えてしまった。
主人公たちが使っている機体の技術ももしかすると、そういう犠牲の上にあると、考えの転換もおこる重要な作品だと思う。今後も読み続けられるよう生きていきたい。

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2026年08月14日

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待ちに待った5年ぶりの機龍警察シリーズ。前作のミャンマーの物語から数ヶ月しか経っていない設定。中国を徹底的な悪の権化として描いている。現実世界においても中国の臓器売買の噂は絶えないが、本作の中国は、臓器売買に加えて、子供の四肢を切断し機甲兵装の「部品」としているという設定。迫力ある戦闘シーンの描写は読み甲斐があるのだが、株式投資の話は単純化しすぎているのはご愛嬌。

なお、このシリーズが始まったころには存在しなかったが、現実社会の戦闘ではすっかり兵器の主役となっているドローンとAIはこの物語には登場しない。今後の物語にこの2つの要素をどうやって取り込むのか興味あり。

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2026年08月14日

Posted by ブクログ

待ってました機龍警察シリーズ。
今回も相変わらず面白い!
バトルシーンの迫力は勿論、沖津の悪魔じみた頭脳による緊縛感ある政府や関連省庁とのやり取り。機龍ファンには堪らないですね。
本作では、關の過去や因縁が明らかになり物語のメインとなる人身売買に繋がっていきます。ファン財団、城州グリープ、「敵」などの各組織の構造やその目的も朧げながら判明していく中で機龍シリーズファンには衝撃的な展開が待ってます。
そして、「龍の逆鱗に触れたのです」と、桂木さんカッコいい!

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2026年08月13日

Posted by ブクログ

対馬海峡沖で不審船のコンテナから発見された夥しい死体は、手足を切り落とした子供の神経を機甲兵装に直接接続して兵器化するという、非道な人身売買に繋がっていた。捜査を続ける特捜部の眼前に浮かびあがる、城州グループと馮コーポレーションの狙いとは?

5年ぶりのシリーズ第7作刊行。でも作中の時間は1年しか経過していないとは。

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2026年08月08日

Posted by ブクログ

どんどん暗闇に引き込まれていく感覚で読み進める。由起谷さんが、、、。關の過去が、、、。憎らしい奴だと思っていたが。そして姿と關の死闘が始まる。機龍警察終わってしまうの⁇と読み終えたが、帯に第一部完結と書いてあってまだまだ続きそうでほっとする。

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2026年08月07日

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5年ぶりだったのに、一部完か
まだラスボスがよく分からないが、姿が離脱しないようなのでよかった

しかし、今さら殉職者が…

二部も期待してます

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2026年10月11日

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2026年22冊目。それぞれのキャラクターの背景を忘れてて、えーっとってなる部分はあったものの、後半からは面白すぎて一気読みした。インパクトに残る殉職シーンでした、小説だからこそできる表現。更に神シリーズになりつつある。姿警部の契約更新シーンもかっこよかった。

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2026年10月04日

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ネタバレ

絶望と地獄の第一部ここに完結。

最後の告発に怒りと危機を感じました。
第二部が読めるこの国の未来を切望いたします。

ああ、雨が、痛い

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2026年09月21日

Posted by ブクログ

4.5
ちょっと嫌だ、嘘やろ?って感じ。
關剣平かー。
暗黒市場での行動も頷けるし、辛すぎる。
涙なくしては読めなかった。
最近、涙腺が緩む本ばかり読んでるかも。
でも、信じられないわ
未亡旅団でも泣いたのに今回は辛すぎる………
読んでる途中で、本当に読む手が止まった。
衝撃が強い。第2部はいつかな。
龍髭は相手の感情まで引き寄せてしまうのか、相手の念が強すぎたのか。
非常に厳しい完結編だった。

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2026年09月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

機龍警察シリーズ第7作目。前作から早5年が経っている。

5年の間に、作者は様々なジャンル(ノワールぽいものが多いが)の作品を書いているが、このシリーズが一番面白いと思う。
なので、ネタ切れはしていないと感じるが、5年も空けずに書いて欲しいと思う。
一応、帯に第一部完結とある。何が第一部なのはよくわからないが。。。

完結という意味では、主要な登場人物であったファン・グループのCEOの馮志文(フォン・ジーウェン)が殺され、
由起谷警部が殉職してしまうところから一つの区切りをつけたのかもしれないが、「敵」が一体誰なのか、グループなのか、第二部に続くようだ。

今回は中国による国際的人身売買と手足を切り落とした子供の神経を機甲兵装操縦システムに直結し、子供を兵器化するというのがテーマになっている。「未亡旅団」と同様に子供が兵器化されていく描写はただただ惨たらしいに尽きる。読むのを躊躇してしまうが、人はどこまで残酷になれるのか?現実には世界のどこかで起こっているような話でもある。

このシリーズでは、毎回スポットが当たる人物が変わる。今回は、由起谷警部であり、クワンだったが、姿警部には契約の終了のエピソードはあったが、機甲兵装の搭乗者であるライザやオズノフは殆ど心理描写がなく、少しガッカリだった。

謎解きのように「敵」の正体はまだ分からない。第二部で明かされ、特捜部は対決するのであろうが、次作が楽しみ。
(1年ぐらいで書き下ろして欲しい!)

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2026年08月30日

kou

ネタバレ 購入済み

護り、生き、活かす

誠義を貫くというのは由起谷警部補が今回見せてくれた姿勢を言うのだろう。自己犠牲とは程遠い、そして遥かに難しいことをやってのけた由起谷警視に心から敬意を表したい。何れにしても・・前作から5年、待ちくたびれました 笑。

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2026年08月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「彼」の凄惨な最期に、読み終わって数日経つのにショックが抜けない……。そして現実がどんどん本作に追いついているようできつい。

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2026年08月21日

Posted by ブクログ

第一分完結らしい。

期待していた分、なんかもやもやしたものが残った。
要するに話の重いパトレーバーみたいなもんなんだけど、その設定は好きで読んで来た。脛に傷のあるような登場人物の過去をたどりながらストーリーを展開してくる構成で、一冊一人と言う感じだった。

それがちょっとうざかったのだが、政治とか、いろんな絡みの魑魅魍魎感も面白くて楽しみにしていたんだけど。

今回過去をたどるのは、「強敵」の一人。最終ボスでないにしろ、ここまでの展開ではラスボスに近い。

えー、唐突に人間になりすぎてむしろ引いた。しかもと言うか、わりにそうだよねと思う感じで引いた。

「敵」もいろいろ一枚岩ではなく、黒社会なりの仁義というか、そういう書き方も面白いと思ったが、正直うざい。

色んな描写がグロいのも、しょうがないとはいえ読み味が良くなかった。

この強敵と「敵」は別で、その「敵」についてははっきりしないままで、出てくる日本の「悪い奴」らが小物過ぎるのと、読む人を敢えて惑わすための仕掛けが如何にも仕掛けで、最後のなぞ解きにしか影響がなく。

現実の国際情勢とか政治的背景とかを織り込んではいるが、そこへの批判と言うか、メッセージ的なものもあんまり要らないなあと思いながら読んでいた。端的な決めつけが前提だなあと。Chinaについてはフィクションとは言えここまで書いちゃっていいものかとは思ったけど。

結局引っ張られた挙句何も解決せず、こっからスタート的な第一部で、疲れたからもういいかな。

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2026年10月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一部完結=二部開始なし。
皆、『スラムダンク』でわかっているはず。でも、再開に一縷の望みをかけよう。

内容については、牧場のエピソードが少し多すぎたかな、という印象。個人的には、もっと突入班の活躍が見たかった。

姿警部は大好きなので、再契約は嬉しかった。一番好きな「痩せ犬」オズノフ警部、ライザ警部、新しい仲間のノアム警部についても、もう少し活躍してほしかった。

特に、チームとしての会話がほとんどないのは、あえてそうしているのかな?
個人的には、メンバー同士のちょっとした喧嘩や、恋愛など、人間関係が垣間見えるエピソードもあると嬉しい。

とはいえ、二部への期待は捨てない。ぜひ、また彼らの活躍を読みたい。

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2026年09月22日

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