【感想・ネタバレ】ジェリー・フィッシュのレビュー

あらすじ

クラゲ水槽の前で突然交わした、初めてのキス。夏の夜、廃墟と化した植物園での貪るようなセックス。真っ逆さまに、恋と性の狭間にころげ堕ちて行った私たちは、永遠を信じない振りして確かに信じていたんだ――。16歳の圧倒的筆力が突きつける、瑞々しい恋、残酷な生と性。デビュー作でいきなり映画化の超問題作。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

性描写が生々しい
でも、それと対比にするように心情もーーー特に思春期特有の不安感や焦燥感ーーーが細密に描かれていて読み手のこちらも気持ち悪くなるほど(褒めてます

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2022年03月29日

Posted by ブクログ

いろいろな登場人物の視点から、それぞれの恋愛を描いた短編集。
1話ずつ進むたびにディープになる恋愛観が描かれていて読みごたえありますが、
1番印象に残っているのは、表題作の「ジェリー・フィッシュ」です。
大人になったら忘れてしまうような10代特有の女の子同士の恋愛、はじめての経験がみずみずしくてきれいでした。
最初は詩的な文章が大仰に感じて独りよがりに思えましたが、次第に世界観にひきこまれていき、ラストは感極まりました。

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2019年09月19日

Posted by ブクログ

ちょっと衝撃的でした。絵画のような光を感じさせる文章で綴られている内容が高校生のどろどろとした「恋」心やセックスに対する蒼い感情。
後付けでR-18文学賞の候補になっていたと知って納得。
個人的には安心して?読める「夜の国」が良かった。
クラゲは癒されるけれど、暗い水槽に妖しく光る様を想像するだけでドキドキします。

次の作品にも期待しています。

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2016年09月06日

Posted by ブクログ

ジェリー・フィッシュ…まんまるのクラゲが意図せず浮き沈みしている平和な様子を見ていると人間よりよっぽど幸せみたい。
果肉と傷痕…傷痕というのは痛々しい表現。こういう発想がそもそもMの人独特なのかな。
夜の国…恋愛を超越した先に男女の友情が生まれた。
エフェメラ…美しいお姉さんに対する強い気持ちが迫ってきた。
崩れる春…評価はこの章。暗い過去を海に流して生まれ変わればいい。何度でも。

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2017年03月08日

Posted by ブクログ

☆夜の国
 私だって、2つ上の先輩2人が待ってる図書室があったら通う!
 「好き、っていう気持ちには一種類しかない
 家族でも同性でも関係ない」と言う先輩。
 どんな主義なんだ。
 こんな先輩も、いつかこの夜の国から出るときがくるのかしら。

☆エフェメラ
 生身の人間を神格化して…それって夢を見ているのと一緒。
 

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2014年05月23日

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女子中学生、高校生の学校生活を中心にした物語だが、よく理解できない部分が多かった.いじめの実態が詳しく記載してある点は参考になる.女子の怖い面がよく書けている.登場人物は篠原叶子、宮下夕紀、平井裕輔、杉田眞子、佐藤栞、翡翠と琥珀などだが、裕輔の飼っている白蛇のアカネの存在が異色だ.

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2013年11月13日

Posted by ブクログ

高校生が書いたとは思えない・・・!

とても色彩の表現が鮮やかな作品。
また、美しさへの願望がとても強い作品。

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2013年07月31日

Posted by ブクログ

ふざけているのか?本気なのか?わからないけど、キスで始まった2人の関係。
女の子同士。
気持ちが良い事が大好きという叶子に彼氏ができた。
嫉妬して落ち込む夕紀。
「クラゲになりたい」という。
ゆらゆら海を漂うだけの綺麗なクラゲになりたい。
キラキラしていて、キレイなストーリーだった。
痛み→快楽、歪んだ叶子の官能。
連作短編集。文章が美しい。
他の作品も読んでみたいと思った。

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2021年10月03日

Posted by ブクログ

作品紹介の瑞々しい、という表現に唸った。ぴったりだ。
ただし、表題作から徐々に、これは無くても良かったかなぁ、といった感が強くなる。湊かなえの告白を読んだときもなのだけれど、デビューの短編が鮮烈すぎて単行本の形をなすために付け足されたものは蛇足のように思えてしまった。

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2016年05月30日

Posted by ブクログ

2人の女子高生を主人公とした連作短編。ちょっと独特な言葉の使い方に戸惑う。物語は現役女子高生の若い感性で描かれた生々しい性はなんとも残酷で切なく。お話の繋がりも上手く、今時の女子高生ってこんなの描いちゃうんだと感心するばかり。色彩の感性も何か不思議。

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2013年08月31日

Posted by ブクログ

「16歳デビュー作映画化」と聞いて読んでみた。
鮮烈な第一章
迫力の第二章

たくさんたくさん、咬みつくように本を読んできたんだろう

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2013年08月24日

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