【感想・ネタバレ】坐ればわかる 大安心の禅入門のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2017年10月15日

日々、物思いに囚われている自分を改めて感じました。
また、そんなときに読んだ本でもあるので心に沁みました。
心が整体マッサージを受けたような、整心とでもいうべき処方を受けたような気がします。
とても分かりやすい、分かるというよりも、共感を伴って心に落ちてくる、そんな気がしました。
これから手元を置い...続きを読むておいて、すぐに手に取れるようにして、どこでもいいからページを開いてそのページを読む、というようにしておきたいと思います。
どのページにも、何かしらの実践を促すものがありました。
久しぶりに本に感謝しました。

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Posted by ブクログ 2013年11月07日

寺の座禅会に参加したので、座禅についてより知りたくなって読む。ここ数年、瞑想は続けているし、合気道も始めたので基本的な呼吸や意識の保ち方などは共通するものがある。姿勢などの技術的なことが具体的にされているので実践に役に立つのがありがたい。気軽に座禅をはじめ、不安をふっと取り払うのにはとてもよいと思う...続きを読む

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Posted by ブクログ 2017年01月24日

永平寺で修業をして、今はベルリンで全を広める活動をしている雲水さんの書いた本。
お寺に生まれたわけではなく、俳優になろうとしてきた人らしい。
体のバランスを整える、疲れにくい、自然な体の使い方に興味があって、本書を手にした。

力を抜いて、頭の重さを感じ、骨など、体の部分があるべき位置にくるように、...続きを読む体の声を聴きながら、整えていく。
自分も体をゆすってみた。
体得するのは難しいのかもしれないけれど、ここに力が入ってたのか、と気づけたりする。
なんかいいかも。

子どものころ、地元の有名な禅寺のサマーキャンプに行ったことがある。
きっと大したことではなかったのだろうけれど、過保護に育てられ、神経質だった私には、結構つらい経験だった。
でも、本書にあるように、自分の中のバランスを整え、周囲との調和を感じ取ることで、心身の安定を図っていくのなら、今の自分には受け入れられる教えなのかもしれない。

また、この著者、星覚さんの率直な語りも心地いい。
得度してからも、欲に負けてしまった経験なども、衒いなく語られる。
我欲や我執を離れて生きるなんて、自分には無理だと思うけれど、そういう自分を自覚することから始めればいいのかもしれない。

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Posted by ブクログ 2016年11月24日

永平寺の修行のツラさ、しかしそれでもいつも寄り添うように座禅というものがある日常をわかりやすい文体で初心者にもわかりやすく書かれている本である。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年06月25日

永平寺で修行体験をした後だったので、疑問に思ったことがいろいろ書いてあり納得した。修行体験したことの追体験にもなった。とかく僧侶というと人間臭いところがないイメージがあったが、そういう欲望についても包み隠さず書かれていて、親しみが沸いた。永平寺の修行体験のせいか、はたまたこの本のせいか、掃除が無性に...続きを読むやりたくなった。

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Posted by ブクログ 2015年01月18日

雲水としてベルリンを拠点に活動する著者による禅の入門書。著者の経験や実感をベースに書かれており、エッセイを読むように、禅の入り口に触れることができる。「禅とは何か?」という大上段なアプローチではなく、若い禅宗の僧侶の生き方そのものが、都会でシンプルに暮らすヒントになり得ることが示されている。著者の人...続きを読む柄によるものだろう、読後感はとても爽やかだ。

本書は、「一、身体をととのえる」、「二、暮らしをととのえる」、「三、心をととのえる」という三つの章で構成されている。入門書ではあるが、「How」が記述されているというよりは、永平寺での修行時代を振り返りながら「What」と「Why」が、そして論理的にというよりは感覚的な実感として記述されている。日常の中で身体の声を聴くなどという習慣を持たない我々にとって、たとえば、「身体の癖を発見する」という考え方そのものが新鮮だといえる。

本書の中で描かれる著者を含めた若い僧たちが、我々とはまったく異なる世界に生きているのではなく、我々と隣接する世界で、我々と同じように悩みながら生きている様子も、本書の読後感のすがすがしさにつながっている。

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