永平寺での3年間の修行を経て、現在はベルリンを拠点に禅の教えを発信している若き僧侶・星覚さんが、ストレスフルな現代社会で軽やかに生きる智慧について考えます。禅はまず身体への気づきから。身体が変われば所作が変わり、所作が変われば姿勢が変わり、姿勢が変われば習慣が変わり、習慣が変われば生活が変わり、そして人生が変わる。巻末のお勧め坐禅道場も参考に、ぜひ760年続いてきた「型」に身を委ねてみてください。
Posted by ブクログ 2017年10月15日
日々、物思いに囚われている自分を改めて感じました。
また、そんなときに読んだ本でもあるので心に沁みました。
心が整体マッサージを受けたような、整心とでもいうべき処方を受けたような気がします。
とても分かりやすい、分かるというよりも、共感を伴って心に落ちてくる、そんな気がしました。
これから手元を置い...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年11月07日
寺の座禅会に参加したので、座禅についてより知りたくなって読む。ここ数年、瞑想は続けているし、合気道も始めたので基本的な呼吸や意識の保ち方などは共通するものがある。姿勢などの技術的なことが具体的にされているので実践に役に立つのがありがたい。気軽に座禅をはじめ、不安をふっと取り払うのにはとてもよいと思う...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年01月24日
永平寺で修業をして、今はベルリンで全を広める活動をしている雲水さんの書いた本。
お寺に生まれたわけではなく、俳優になろうとしてきた人らしい。
体のバランスを整える、疲れにくい、自然な体の使い方に興味があって、本書を手にした。
力を抜いて、頭の重さを感じ、骨など、体の部分があるべき位置にくるように、...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年01月18日
雲水としてベルリンを拠点に活動する著者による禅の入門書。著者の経験や実感をベースに書かれており、エッセイを読むように、禅の入り口に触れることができる。「禅とは何か?」という大上段なアプローチではなく、若い禅宗の僧侶の生き方そのものが、都会でシンプルに暮らすヒントになり得ることが示されている。著者の人...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年06月25日
永平寺で修行体験をした後だったので、疑問に思ったことがいろいろ書いてあり納得した。修行体験したことの追体験にもなった。とかく僧侶というと人間臭いところがないイメージがあったが、そういう欲望についても包み隠さず書かれていて、親しみが沸いた。永平寺の修行体験のせいか、はたまたこの本のせいか、掃除が無性に...続きを読む