【感想・ネタバレ】30ポイントで読み解くクラウゼヴィッツ「戦争論」のレビュー

あらすじ

“戦争”とは何か。「戦争とは他の手段をもってする政治の継続である」「戦争は決して単なる気晴らしの遊戯でなく、冒険や幸福を求めての悦楽でもなく……戦争は真面目な目的のための真面目な手段なのである」。これはプロイセンの参謀で「近代の戦争について客観的に考えた最初の人物」と評されたクラウゼヴィッツが古典的名著『戦争論』の中で答えたものである。この『戦争論』の思想は、レーニン、毛沢東、明治維新後の日本軍など、国境や時代を超えて広がり続け、現代でも国家間の戦争から企業組織のマネジメントまで色褪せることなく応用されている。では『戦争論』の思想とはそもそも何か? なぜこれほど影響を与え続けるのか?――本書は『戦争論』の中でも最も重要な指摘と思われる部分を30ポイントに整理し、過去に世界各地で繰り広げられた戦争と比較して具体的に解説する。世界最高の“戦いのバイブル”の本質が手にとるようにわかる格好の入門書!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

■クラウゼヴィッツの「戦争論」を完全に理解するのではなく、概要を知りたいと考える向きには良書。
■どのようにして戦争論が編集されたのか、また、クラウゼヴィッツ自身の生い立ちや経歴などにも触れられている。
■もちろん「戦争論」の内容もポイントを抑えて解説されている。引用のところに多数掲載したが、将官のあるべき姿などが書かれている。社会人を長くしている人には自分の経験に照らして読むことができる。

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2012年06月10日

Posted by ブクログ

クラウゼヴィッツの戦争論を現実の戦史に即して解説。

戦争論が史実の度の戦争から書き起こされたのかがわかり、
クラウゼヴィッツ没後の戦争についても、戦争論のロジックで
わかりやすく説明されている。

企業戦略立案の際にも、軍事戦略から学ぶべきことがある。

古典的名著とされる原典は難解と評判なため、平易かつ
的確に説明されている本書を読み、戦争論の概略をつかむことは
有益と思われる。

本書によって、原典を読もうという意欲が湧き、また、その他の
軍事戦略の原典(リデルハート、孫子、マハン、秋山実之など)
にも触れてみようという気になった。

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2010年01月03日

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