あらすじ
東小卓球部のキャプテンになった純は、新しいコーチを迎えはりきっていた。だが、ある日コーチが姿を見せなくなる。そんな中、西小のライバルが現れ、コーチをめぐって試合をかけてたたかうことになる。
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Posted by ブクログ
チームふたりの続編。今回もおもしろかったです。
純がキャプテンになった東小卓球部。顧問の辻先生が腰を痛めて、代わりに全日本選手権経験者の大滝コーチがやってきた。「目標は県大会優勝」と言ったコーチは突然練習に来なくなり、純はどうにかしようと考える。
大滝コーチ、いいこと言ってました。
「100%の状態で戦えることなんて、めったにない。」「県大会に行けなくたってどうってことないだろ。」「東小卓球部を引退しても、おまえは卓球を続けられる。」「将来のことが見えなくて、今がすべてと思っちゃうのが、子どものいけないところだ。」
Posted by ブクログ
「チームふたり」シリーズ2冊目。
主人公・純。6年になってキャプテンになった純。
あいかわらず、誰よりも真面目で努力家。顧問の辻先生が腰を痛めて指導になかなか来られない分、一人で後輩の面倒もみて、キャプテンとして頑張っている。ダブルスの相手は転入生の広海。かなり上手い。双子の兄弟の片割れだが、兄は転入と同時にサッカーに行ったが、兄弟ダブルスで、かなりの腕前だった。そこに来た新コーチ。若く実力もあり、熱血な大滝コーチ。みんなで県大会出場とか熱く語ってその気にさせておいて、そのあと、来なくなってしまう。実は、家の事情で、母親のかわりに喫茶店を切り盛りするのでコーチは出来なくなってしまったのだ。純は卓球部をまとめ、コーチを訪ねては喫茶店がもうかるようにアイディアを出してみる。いいかげんだけど、憎めない、卓球については頼れるコーチが帰ってきてくれるように。大会では広海とのダブルス、女子混合ダブルス、シングル、どの戦いにも力いっぱい頑張って、体力は消耗して作戦はたてられなかったけど、卓球の楽しさを後輩につないでいった。