あらすじ
互いの両親に認められ、婚約したリリィとハリー。しかし、2人の婚約初夜にアステアとオリアナがシャルベットに捕らえられ…!? おとぎの国のファンタジック・ロマンス、感動の最終巻!!
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外見はソックリな父と息子
今ほど異世界作品が増える以前から、中山星香先生は多くのファンタジーを描いてこられたプロ中のプロ、エキスパートです。この作品の大元となる花冠の竜の国が読み切り作品として雑誌に掲載されたのを読んでから幾星霜。それでも心に残っていて、主人公達の息子の冒険ファンタジーも読みたくなって購入しました。キャラクターだけでなく、風景や調度品にも昔と変わらぬ拘りと繊細さ丁寧さは流石と思わせてくれました。元作品で、あくまでクールなエスター王子に憧れた世代は、外見がソックリなのに破天荒な行動も厭わない息子の冒険は以外かもしれません。ヒロインの魅力では、前作に及ばない感じです。それでも中山星香先生ワールドを充分に味わえました。
Posted by ブクログ
花冠の竜の姫君、最終巻。
案外楽しいハリー王子と、賑やか王女リリフロラ。この二人のキャラクターは大変好みですが、親世代から入った私としては、ちょっと次点扱い。好きなんだけどね。
ああ、ところでエクタさんはいったい何歳なんだろう。直立猫族って見た目の変化がわからないわ。
最後がちょっと駆け足だった感じがあったのが、少し残念。とはいえ、いろいろと笑えるお話でした。
アヴィヴァン王子を呆れさせてしまうリリフロラのはちゃめちゃかんはかわいらしい。アヴィヴァン王子って、エスターやハリーよりも、リズやリリフロラに負かされている気がして成らない。そう考えると可哀想な人だ(笑)