【感想・ネタバレ】本の自叙伝のレビュー

あらすじ

「私は本になります」――古今東西の書物を読み漁ってきた編集工学者が,愛着をもつ「本」たちを主人公に据え,「日本という方法」を軸に,書物の来歴,読み方,編集術を余すところなく開陳する.伝説の私塾「連塾」の最終講義を書籍化!垂涎の『千夜千冊』全集特別巻所収「ぼくの読書術」を付録として収録する.

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

『本はね、いつだってロマンでもテロルでもあり続けるんですよ』
私の中で読書というものが花開いた、あるいは芽が出た、グッと自分の身体の真ん中に来た、そういう感覚になったのは松岡正剛に出会ってからだと思う。
松岡正剛が亡くなった。情報としては知っていたが、自分に腹落ち、腑に落ちてなかったのだろうと思う。
この本を読んで実感が湧いて来た。
悲しくもあり、人生を終えた一人の先輩に対しての穏やかな気持ちにもなった。
何となく、松岡正剛に対して一区切り、という感じ。
恐らく書ききれなかったこともあるだろうと思うが、一つの生命の終わりでもあるが、また何か、誰かの始まりでもあると思う。
著作を全てを読んだわけではないけれど、そして、これで松岡正剛を読むのは終わりというわけではなく、また出会いに行くだろうとも思う。
人は死ぬ。でも終わらない。
私には確かに松岡正剛から受け取ったものがある。誰が何と言おうとそれは私の中と縁と周辺と外側にある。
色々な本、書物、書籍、テキストの結節点や分岐点に立っていた。これからも墓碑が傍らにあるだろう。
編集は終わらない。安らかに。

0
2026年08月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

<目次>
第1部  
 第1章  テスト氏との一夜
 第2章  死者の書
 第3章  サイの国から
 第4章  黒板銀河鉄道
第2部
 第5章  アインシュタインの林檎
 第6章  生命の塵
第3部
 第7章  虹色のトロッキー
 第8章  ZEAMI条々 
 第9章  ぼくの読書編集術
付録 ぼくの読書術

<内容>
2012年におこなわれた連塾のライブトークイベントを活字化したもの。これを編集中に松岡自身が亡くなり、遺作のような形に。ただのトークショーではなく、森村泰昌、山本耀司氏や安田登氏のパフォーマンスもあり、生で聞きたかったと思う。
本読みの達人による、読書術(「千夜千冊」中の抜粋)も役立つ。白川静などはちゃんと読んでみなくては…

0
2026年09月21日

Posted by ブクログ

本になるほどの本読み。
世界の肖り。擬い。抜き型。世界には裂け目がある。

・様式は一挙に混淆すべき
・方法が内容
・表現はよく練られた逸脱

・イメージとマネージ
・潜読と顕読
・感読と単読
・耽読と系読と共読

・コンディション、マーキング、再生

・千夜千冊の前提:適確な要約、印象のキーワード、読書状況、著者の境遇や意図や時代性、本と自分との関係性のメタファー

0
2026年09月21日

「雑学・エンタメ」ランキング