【感想・ネタバレ】時計職人の娘 下のレビュー

あらすじ

スケッチブックの持ち主はエドワード・ラドクリフ。19世紀半ばの才能ある芸術家でありながら、婚約者が強盗事件に巻き込まれて悲劇的な死を遂げて以降、公の場から姿を消した人物だった。だが一緒に肩掛け鞄に入っていたフレーム入りの写真に写っていたのは、婚約者ではなくモデルだった女性。婚約者殺害の後に、ラドクリフ家の家宝ブルー・ダイヤモンドとともに姿を消したリリー・ミリントンだった。婚約者の死の真相は? リリーの行方は? そしてダイヤはどこに? エロディがたどり着いたのはラドクリフが夏を過ごしたというバーチウッド領主館、そしてそれこそが亡き母の物語の一軒家だった。

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Posted by ブクログ

下巻に入っても物語の全体像はなかなか見えてこない。ほぼ半ばまで読み進めたところで、「ここからの展開は非常に速くなる。」との文章が現れ、これまで語られてきた物語が一気に収斂していく。あらゆることが意味を持っていたことに気付かされるその手腕は見事だ。
ただ、複雑すぎて、ぼくの頭では少々理解が追いつかなかった。年代ごとに人物と事件を書き出す必要があるかもしれない。
上巻の感想でも書いたが、本書は過去に起きた謎を探るだけのミステリーではない。ホラーやファンタジーの要素もあるし、ロマンス要素も強い。重厚な翻訳作品の醍醐味を堪能した。

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2026年09月23日

Posted by ブクログ

大好きなケイト・モートンさんの最新作〜
2017年、アーキビストとして働くエロディが見つけた古い肩掛け鞄…
そこに入っていたスケッチブックに描かれていたのは、事故死した母親が幼い頃、寝る前に語り聞かせてくれていたお話の館そのものだった!
そして美しい女性の1枚の写真
彼女は一体誰なのか?

時代を行き来しながら物語が進むのは彼女の作品の魅力だが、今作はなかなか作品に入り込めなかった…
19世紀の芸術家たちの時代と現代の2017年を行き来するのに加え、時系列もバラバラ、そして登場人物の多さ…
さらにバーチウッド領主館という館自身の視点が語り手が加わり、もう大混乱…(笑)
これはどうなることか…
と思ったが、いつものようにそれぞれの時代の人物相関をメモしながら読み進める…
そして少しずつ散りばめられたパズルが埋まっていく…
さらに下巻に入ると次々に物語の核となる事件の真相が明かされていく 
そして悲しい運命を突き付けられるのだ
なるほどそういうことだったのか!
さすが、ケイト・モートン!
しかし、その真相はあまりに辛かった
誰かの保身が誰かを傷つける
そしてそれが取り返しのつかないことになる
なかなか受け入れられず、読後もそれについて考え続けてしまった…
でもきっと歴史は誰かの沈黙の上に成り立っている
そしてその犠牲の上に今があるだ
エロディの未来も…

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2026年10月16日

Posted by ブクログ

読み終わると館が主人公で、館の祝福を受けた人々の世代を超えた交流の物語だったんだと分かる。(作者さんがあとがきで解説しておられる)
この感覚は、旧い館が残るイギリス(ヨーロッパ?)の文化だなぁと憧れる。日本でいうと座敷童?←屋敷には付かないから違うか
盗難も殺人もありミステリでもあるんだけど、とても豊かな物語でした。文学。真相を追って読み飛ばしちゃうと勿体ない、大切に読みたい作品だと思いつつ、若い恋人たちが辿った顛末が気になってしまい、一気読みしてしまいました。。

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2026年10月11日

Posted by ブクログ

時間の交錯が、これ誰だっけ感を複雑にして訳わからなくなるので、人物相関図をジェミニに作ってもらったよ。しかし、酷い話だった。何で助けに行かなかったのか?

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2026年09月14日

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