【感想・ネタバレ】残火のレビュー

あらすじ

14年前に起きた産院放火殺人事件。その被害者遺族三名を誘拐したのは、加害者の息子・湊川潤だった。取り調べを担当する警視庁の羽山圭司と高尾署の森垣里穂子に対し、湊川は加害者家族として歩んだ過酷な日々を一方的に語ったうえで問う。「殺人事件の加害者家族と被害者遺族──一つ選べと言われたら、あなたはどちらになりたいですか?」二人が湊川の真意を掴めぬうち、管内で新たな凶悪事件が起きてしまい……。『トリカゴ』の刑事たちが辿り着いた慟哭の真相とは。辻堂ミステリの新たなる到達点!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

いや、予測できないって。完敗。
途中までは展開を読み切ったつもりになっていたけど、そこからもう一段階ひっくり返った。しかも読み返すと、伏線もきちんとはられている。
自分の中で、物語に美談を求める癖があることに気づいた。
もっと人間の醜さと向き合わなければならない。

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2026年11月01日

Posted by ブクログ

14年前に起きた産院放火殺人事件。
その被害者遺族3名を誘拐したのは、加害者家族一犯人の息子だった。

14年前に起きた放火殺人に隠された真実にビックリするが、被害者遺族と同じような接し方を求めるのは無理な話だけど、ニュースなどで目にすることだけを鵜呑みにして、加害者家族に対する執拗な嫌がらせなども物によっては考えものなのかも( ´−ω−` )

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2026年11月01日

Posted by ブクログ

超★5 事件に巻き込まれた加害者家族と被害者家族… 家族の覚悟と警察捜査のリアルを描く、今年最高峰の社会派警察小説 #残火

■あらすじ
かつて産婦人科医院で発生した放火事件。院長が逮捕されたその事件は、入院患者や新生児を巻き込み、多くの命が失われる凄惨なものだった。

それから十数年後、事件の被害者家族が何者かに誘拐される。なんと犯人として浮上したのは、かつての放火犯の息子だった。捜査に乗り出す刑事たちだったが、事件を追う彼らの前にさらなる悲劇が立ちはだかる…

■きっと読みたくなるレビュー
超★5 今年の社会派ミステリーのトップレベルすね。辻堂先生の作品はこれまでも何冊か読んできましたが、こんなにも密度の濃い作品を書かれるとは知りませんでした。すごいっ

ゴリゴリの本格警察小説でありながら、ラストに待つ謎解きはどこまでも可憐で美しいんですよ。重厚さと緻密なロジックが見事に融合した凄まじい傑作でした!

本作が深く切り込むテーマは、悲惨な事件の被害者家族と加害者家族のあり方。もしもどちらかひとつを選べと言われたら、あなたはどちらを選択するでしょうか?

被害者側の苦痛や絶望は想像がつきそうだけど、残された加害者家族にどれほど悲惨な現実が突きつけられるのでしょう。本作ではその悲壮なリアルを容赦なく描くのです。

特に興味深かったのは事件の渦中に巻き込まれた人々を支える支援組織ですね。具体的な存在や活動内容までもが丁寧に書かれていて、これまで知らなかったことを深く考えさせられました。

さらに胸を打つのは、当事者となってしまった家族たちの揺れ動く心理描写。追い詰められ、どこにも救いを見出せない中で彼らが抱いてしまうのは悪いほうの覚悟。もしあのとき、真摯に耳を傾けてくれる誰かがそばにいたら、彼らの運命はどう変わっていたのだろうかと思っちゃいますよね…

そして本作はプロットも凝ってるんです。事件を追う刑事の視点と絶望の渦中にいる被害者家族の視点、ふたつの軸で立体的に展開していく。この構成が実に秀逸で、読者を飽きさせぬまま物語を引き込んでいくんすよね。さらに終盤に向けてすべてが収束していく美しさも痺れます。

警察組織という過酷な現場で生きる人間たちのリアルな息づかいも大きな読みどころ。厳しい上下関係や緊張感に満ちた捜査会議の描写もさることながら、事件を追う刑事たちの人間性にも魅せられる。

厳格でプロ意識の高い先輩上司の羽山と、合理的ではなく人情をかけてしまう森垣。対極にあるふたりの姿を通して、本当のプロ意識とは何か? を突きつけられいくのです。彼らが警察官として、人として成長していくところも胸アツですよね。

全体を通してゴリゴリの硬派な警察ドラマが展開されるものの、ミステリーとしての真相解明や謎解きそのものは実に鮮やか。重厚な社会派ドラマ、骨太な捜査劇、洗練された本格謎解き。それらが高いレベルでバランスが取れてる素晴らしい作品でした。おすすめの一冊ですよ!

■ぜっさん推しポイント
ふと自分がかつて結婚を決めた時のことを思い出しました。結婚とは覚悟を持つこと。そしてその覚悟とは、家族のために自分を犠牲にしてもよいと決めることなのだと思います。

本作を最後まで読むと、なんだかなーと苛立ちと切なさがこみ上げてくる。でもこれこそが人間のリアルなんだとも思う… 割り切れない人間性を鋭く、深く描いているからこそ納得させられました。

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2026年10月31日

Posted by ブクログ

加害者、被害者、そしてその家族。
何が正しくて、何が間違っているのか。ずっと問われているような物語だった。
加害者家族の支援者の言葉が、なぜたか特に印象に残った。
「加害者家族も、何なら加害者自身もごく普通の人達が多い。どうやって犯罪を予知しろと?何回考えてもどうすれば防げたのかわからない。」
自分が被害者家族になることは想像することがあるけど、加害者家族はあまり考えたことがなかった。
でも、普通に可能性のあることなんだなと急に自分事になって恐ろしくなった。
ラストのどんでん返し、伏線回収はお見事!
「トリカゴ」に続いての刑事羽山×森垣コンビ。シリーズ化を期待します。

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2026年10月31日

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今年1、2位を争うくらい面白かった!
「殺人事件の加害者家族と被害者遺族――
一つ選べと言われたら、あなたはどちらになりたいですか?」
罪と罰、復讐と正義。それだけではなく、過去の事件で結びついた人々の関係性や、そこにある愛情や執着も含めて読み応えがあった。

シリーズものだと知らずに読んだので、刑事たちの関係性がいまひとつ掴めず、過去に何があったんだ?という少し違和感がずっとありました。
これだけ面白い作品だからこそ、シリーズの一作ではなく、単独作品として読んでみたかった気もします。

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2026年10月29日

Posted by ブクログ

読み終えた後に何とも言い難い悲しいと言うか切ない気持ちを感じた。序盤から先の展開を想像しながら読み進めたが自分が思っていた展開とは違って悉く読みが外れた。後半の事件の全容がはっきりしていくにつれて一気に読みました。関係者それぞれの視点で表現されているところも良かった。加害者の家族、被害者の遺族それぞれの事件がもたらす苦悩や葛藤、悲しみの表現も良かった。こういった事件は実際にも起こりうるのではないかとも思った。

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2026年10月27日

Posted by ブクログ

知人が絶賛していたとおり、読み応えのある作品でした。思いもよらない結末で、辻堂さんの他の作品も読みたくなりました。

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2026年10月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

辻堂さん また凄いもの読ませてくれました!

「トリカゴ」に登場した刑事たちが出てきたらしいけど、ほんとに記憶にない(^_^;
まぁ私にはよくあること。

もう最後は怒涛のようなどんでん返しに続くどんでん返し。
最後のどんでん返しがなくても・・って思ってたけど、あれはやっぱり真実として伝えなければならなかったのだと思う。

14年前の産院放火事件の加害者の息子として理不尽な扱いを受けて生きてきた。
その放火事件の被害者遺族3人が誘拐監禁される。
自分たちは被害者家族なのに、なぜこんな目に遭わなくてはならないのか。
そこから犯人と思われる産院の息子が、早い段階であっさり捕まってしまうがここからが警察と犯人の駆け引きに呑み込まれていく。

もう壮絶で、衝撃的。
被害者家族と加害者家族の心理、葛藤を刑事が深掘りして徐々に真相が明らかになっていく。
すごく深いイイミステリー。

読む価値あり!
お薦めです!

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2026年10月26日

Posted by ブクログ

殺人事件の加害者家族と被害者遺族、どっちになりたいのかと言われたら、正直どっちもなりたくない。
あとは、子どもの頃からの家庭環境は、大人になる過程において、大切だと思った。分別がつく大人になるためには。。。

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2026年10月25日

Posted by ブクログ

どんでん返しにつぐどんでん返しで、完全にやられた!!!

14年前の産院放火殺人事件の被害者家族が3人、アルバイトから帰ってこないと届け出がある。どの家もいなくなったのは男性。仕事の依頼はミナトガワを名乗る人物のようだが、みなはっきりしない。ただ無断欠勤になってしまっていたり、仕事の予約が入っていたりしたので、予定外なのは間違いなさそうだ。ミナトガワなる男性が市の無料床下浸水対策で家にやってきたのに、市はそんな事業をやっていなかったことも判明した。

名刺を頼りに湊川潤を探すと、なんと本人に行き当たった。別人だったか?と思った瞬間、警察官は突き飛ばされて逃げられたが緊急逮捕。身元照会すると改名歴があり、父親は産院放火殺人で刑務所で亡くなっていた。あの人たちを監禁しているだけだという湊川。誘拐された道枝の家が燃えている。柏崎家も隅田家も燃える。爆発音の後に火災は起きていた。
「加害者家族と被害者家族のどちらになりたいか」湊川が問いかける。

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2026年10月23日

Posted by ブクログ

東京都八王子市内で14年前に起きた産婦人科クリニックの放火殺人事件。その被害者で〝被害者遺族の会TOWA〟で中心的に活動をしてきた男性3名が行方不明になった。家族から相談を受けた高尾警察署の強行犯捜査係・森垣里穂子は、男性らに仕事を依頼した不審な青年・湊川潤を逮捕する。身元を照会すると、湊川は産婦人科クリニック放火事件の加害者の息子だった。そして、新たな事件が発生し…。

『トリカゴ』で活躍したママさん刑事の森垣里穂子が、高尾警察署に異動になって活躍。

加害者家族の人生はずっと日陰。どんな逃げても名前を変えても、マスコミやSNSに追われてしまう。そして、歪んだ考えを持ってしまう。

見事な伏線回収。切ない終わり方で全然ハッピーじゃないけど、真相は究明されたからよかったのかな。

一番可哀想なのは、軽い気持ちで闇バイトに手を出してしまった安野くんかな。

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2026年10月23日

Posted by ブクログ

いやぁ〜さすが!!!


やっぱり辻堂さんはすごいわ!!!




間違いなく星5でしょう!



どんどん解き明かされる謎に
まだ胸がドキドキしています



読んだら思わず唸ってしまう
そんな作品でした




辻堂さんの新作は社会派ミステリー


加害者家族と被害者遺族についてがテーマです



『トリカゴ』の刑事たちが事件を追う
とあったので

トリカゴも読んだけど、全くその刑事たちを覚えてなかった私は大丈夫か不安でしたが
まことさんのレビューで問題ないと教えてもらったので、再読はせず読み進めました(^^)

問題なく楽しめました!
ありがとうございます(´∀`)




14年前に起こった産院放火事件
その被害者遺族の3人が誘拐されます


犯人は加害者の息子、湊川潤



湊川は早々に逮捕され、
加害者家族としてのあまりにも悲惨だった自身の人生について取り調べで語っていきます




「殺人事件の加害者家族と被害者遺族

一つ選べと言われたら

あなたはどちらになりたいですか?」




取調室での語りは
『爆弾』を思い出させました。
でもその後の展開は全然違いました




事件は思わぬ方向へと進んでいきます



二転三転する状況に
毎度息が詰まり、ため息が出ます


隅から隅まで目を離さないでほしい!!




完成度の高い、素晴らしい作品でした

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2026年10月17日

Posted by ブクログ

久しぶりにこんな華麗なるミステリー読んだ。途中まで結構予想できた展開だなーと思ってたのに最後で完全に面食らった

『一緒に日向に出られないなら、一緒に日陰に行こう。』
『大抵の真実は美しくない』

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2026年10月14日

Posted by ブクログ

加害者家族と被害者家族にある、それぞれの『残火』

『トリカゴ』を今年の春先に読んで以降、
ミステリー小説でも社会的観点を見据えた物語の展開に息を呑むシリーズ。

物語は14年前の産科放火事件。産婦人科医の大森千彦(かずひこ)。
その大森千彦の息子ー湊川潤が、14年後に産科放火事件の被害者家族を誘拐することから始まる。

加害者家族と被害者家族の心の奥底にある『残火』が見え隠れする印象だった。
被害者家族の会はニュースでも挙げられることが多い。
二度と同じような凶悪事件を起こさない社会づくりを訴えることに対し、
加害者家族の会は社会的孤立や支援をしている。
加害者家族の苦しみ、被害者家族の苦しみは苦しみの度合いが両極端。

「加害者家族と被害者遺族ー一つ選べと言われたら、あなたはどちらになりたいか」
こういったところで『立場的差別』っていうのが生まれてしまうのかな。
『立場的差別』ってどうしても生まれてしまう。勝手ながらもその人が起こしたことに人間は反応をしめしてしまうから。きっと加害者自身・加害者家族がこれからの人生が目先真っ暗なんだろうかと考えるだけで現実から逃げたくなる。だから湊川潤の言葉は重くのしかかった。

だけどそういった目線で見るのではなくて「犯罪を犯した人、受けた人でも平等に生きる術を与えること」を私たち自身が持つことなのではないかなと。
誰しもが生きることへは平等。明日命を尽きる心配をしなくてもいい今日は、素晴らしい。と安野の言葉が真理なのだから。

『残火』は復讐の憎悪かと思って読んでいたけど、
『生きる希望』や『共存する社会への願い』が込められた作品だったのではないかと思います。

面白かったです。また読みます。

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2026年10月13日

pie

購入済み

読み終わったとき、思わず「これ、すげー」と口から出て、全身に鳥肌がめぐった。

内容には一切触れない。
ただただ、この読み終わった瞬間の衝撃を味わってほしい。

#ドキドキハラハラ

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2026年09月01日

Posted by ブクログ

怒涛のどんでん返しに、結末を予想することは不可能。犯罪に走る動機にはやや強引さを感じ、少しリアリティに欠ける気がするものの、事件の全貌が明らかになっていく構成は圧巻。最後まで予測のつかない展開に、存分に騙されたい人におすすめの一冊です。

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2026年11月02日

Posted by ブクログ

産院放火事件の犯人の息子は犯罪者の息子として難しい人生を生きる。誘拐したのはなぜか放火事件の被害者家族だった。

なかなか面白かった。真相はかなりショッキング。ただ、そんなことするのかというリアリティはやや薄目。でもよく出来てるストーリー

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2026年10月30日

Posted by ブクログ

被害者家族、加害者家族どちらも罪は無いのに特に加害者家族は悲惨な扱いを受ける。
家族が罪さえ起こさなければ…
途中から事件は以外な方向性を見せ、最後は思いもよらない事実が明るみに…

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2026年10月30日

Posted by ブクログ

加害者の家族と被害者の家族、どちらか選ぶとしたら?
前作「トリカゴ」がうろ覚えでもほぼ全く別物として読めたし問題なかった。
14年前も事件で家族を亡くしてるのに自分も誘拐されて監禁されてしまうなんて…なんて残酷で絶望的なのか、しかも無関係の人間まで酷すぎる、そう感じてたものが真相に近づくにつれそんなに簡単な背景じゃないのかも?と匂わせてくる。
真実って時にものすごく残酷で人の身勝手さには辟易する。
何よりも被害に遭わなくても良かった人たちがあまりに無念だと思う。
湊川にとっては唯一のものがあったなら良かったのか。

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2026年10月28日

Posted by ブクログ

最後まで結末がわからなかった。伏線がみごとに回収されており、そういうことだったのかと驚かされた。読み応えのある作品であった。

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2026年10月23日

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ネタバレ

読んでいてファイヤ・ドームを
読んだ時の感情になりました。

私は殺人が起こると被害者家族の
心情になります。
それが子供だった場合は母として
自分ならどう思うだろうか。
生きていけるだろうか。
憎い加害者に制裁を加えたい。
それは加害者家族へも同じ感情かも
しれません。

家族が起こした事への報いは
受けるべきなのか。
正義とは何だろう。

ミステリー要素もあり
そこまで重たい気持ちにはならず
最後まで読む事が出来ました。

辻堂ゆめさんの作品は、
決めつけの恐ろしさを語っていて
自分の中の当たり前を叩き割ってくれます。


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2026年10月22日

Posted by ブクログ

トリカゴの刑事コンビが追う誘拐事件。過去の事件から明らかになっていく真相。最後の最後にそこに繋がるのかと。途中、読み返さないと親子関係が分からなくなってしまったので、相関図が欲しくなった。映像化されたらそこは解消されるかも。

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2026年10月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

14年前の産院放火事件。
この事件の犯人、大森千彦の息子が犯す復讐劇や過去のエピソードを通して、加害者家族の苦しみを描き出す社会派ミステリ。

被害者家族の救済措置や支援団体はたくさん存在するのに、加害者家族は半ば連帯責任のように世間から責められ続け、誰も救いの手を差し伸べてはくれない。

最後の最後で、被害者家族の三人が実は放火犯だと露呈。
大森はスケープゴートであり、冤罪であることがわかった。

この、産院放火事件に関しては。

ではなぜ、大森は放火という罪を被ったのか。

大森の息子、湊川は、火遊びが好きだった自分が放火犯だと父親が思い込み、自分の罪をかわりに背負うためだったんだろうと予想していた。

しかし真相は違っていた。

大森はある風俗嬢を妊娠させ、かっとした末に撲殺。
その日が放火の日と同日であった。

風俗嬢を妊娠させた末に殺した罪か、放火か。

天秤に賭けた結果、大森は放火犯になることを選んだまでだった。

大抵の真実は、美しくなんかない

なんども繰り返されるどんでん返しに、加害者家族の涙に。

ミステリとしても社会問題提起としても考えさせられる小説だった。

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2026年10月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

加害者家族はもちろん、被害者家族もそれぞれ辛い。失った大切な人や日常は取り戻せないし、新しく平和な日常を送る事ができないのは辛すぎる。マスコミ初め知ったような顔であーだかーだ、正義を語るふりをして批判する周りが残された家族を追い詰めている。辻堂さんの話は一般的なニュースの捉え方を変える視点で書いてる話が多いなぁ。トリカゴのコンビも良いが謎解きが趣味の青年も凄かった。あの状況で会話より拾って推理とかできない。ーたいていの真実は美しくないー残酷だけと犯罪を犯す人は皆自分勝手だ。読み応えあって満足。

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2026年10月14日

Posted by ブクログ

14年前の産院放火殺人事件の被害者遺族3人が連れ去られた。彼らを誘拐したのは加害者の息子だった。そしてまた、新たな事件が。彼の目的は?
「トリカゴ」でタッグを組んだ森垣と羽山のコンビが事件の真相に迫る。


被害者遺族と加害者家族は対立軸のように扱われるが、実は加害者家族もある意味被害者であるということを訴える社会派ミステリ。
家族が犯罪者になった時、家族が味わう圧倒的な孤独と地獄の日々。子供が罪を犯したらたとえその子が何歳でも親は育てた責任を断罪され、親が罪を犯したら犯罪者の子もまた犯罪予備軍であるかのように疎まれる。家族は犯罪を犯したわけでもないのに、寄り添うものはおらずただ生き地獄を味わう。
彼らに鞭打つ人たちは、自分たちは絶対にそちら側にはならないとどうして思えるのだろう。

「殺人事件の加害者家族と被害者遺族――
一つ選べと言われたら、あなたはどちらになりたいですか?」

どちらも選べないよね。少なくとも、今の社会構造なら、加害者家族になる方が過酷な人生を送ることになるだろうし。だからって、大切な人を失うことも怖い。
そんな問題提起の重さとは別に、ミステリとしても二転三転の面白さを兼ね備えた作品。
神奈川の未解決事件のこととか伏線がうまく回収されすぎの感はあるけど。あと、闇バイトの運転手があそこで真相にたどり着くとは、どれほどの切れ者?まあ現実には無理よね。

個人的には森垣刑事があまり好きじゃないからこれがシリーズになるのか〜という感想だけど、羽山刑事とのコンビがどう変化していくのかちょっと見てみたいかも。

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2026年10月14日

Posted by ブクログ


被害者遺族と加害者遺族の対立。
加害者側の残された家族は自分の罪ではないのに一生責められる人生となる理解し難い悲しい事実に胸が痛い。

取り調べ室で犯人が嘲笑いながら新たな事件が起こり刑事たちが翻弄される場面は、『爆弾』を想起させるシチュエーションだったな。
安野はあの場でそんな推理できるもんかねって出来過ぎ感あったし、共犯者ももしかして?と勘繰ることもできてミステリー慣れしてきたぞ〜と思った矢先。

真実が暴かれるにつれてそもそもの悪が反転したり序盤の関係のない話が繋がって二転三転。
犯罪はやはり救いようのない罪なのだ。
綺麗な罪なんてない。
そして真実よりプライドを守る人が多すぎてこんな悲惨な結果になってしまう。

刑事ものって難しい言葉や人物も多くて読むのに時間かかるからあまり読まないけど、前作の『トリカゴ』に出てくる刑事と同じらしいじゃないか。
記憶が薄れる前に読みたいぞ。

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2026年10月14日

Posted by ブクログ

加害者家族、被害者遺族………
単に警察小説なんですけど………
一言では書けない(語彙力無さ過ぎ^^;)

後半からの怒涛のような展開に唖然。。。
ドンデン返し過ぎるぐらいの展開に………
ラストの真実が………

とにかくめちゃくちゃ面白かったぁ(^-^)v

タイトルの『残火』にもゾクッと………

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2026年10月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

二転三転した後に、さらに大どんでん返し。事実は小説より奇なりとはいえ、ありえない。加害者、被害者どちらも地獄。だからといって「殺害➖救済」はない。とても面白い展開にハラハラし通しだったが、大どんでん返しまではいらないかな。しかも最後に詰め込みすぎて頭パンク。

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2026年10月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

相関図を書きながら読んでいると、明らかに言及が少ない人物が浮かび上がるため、中盤頃にはあらかた予想がついてしまう。今作は相関図を書きながら読むのはおすすめしない。
出てくるエピソードからは潤と朱莉の関係の強さや朱莉の家庭環境の悪さを感じられなかったのと、千彦には実は愛人がいてたまたまストレスが溜まっていたところに妊娠を告げられて殺害というくだりが唐突な印象。
厳しめで申し訳ないが自分の好みの問題で星3

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2026年11月01日

Posted by ブクログ

男性3人の誘拐事件と、14年前に起こった産科放火事件が時と世代を超えてつながってゆく。最後のどんでん返しが予想の上をいくもので面白かった。一方、キャラクターが駒みたいな感じというか、物語上の設定・役割に沿って動くだけであまり現実感がなく、著者の筋立てたプロットというレールの上をまっすぐ歩かされているような感じもしてしまった。

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2026年10月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「加害者」の息子が被害者遺族を誘拐。
彼が何も知らせずに雇った送迎アルバイトの安野の視点と、
逮捕された彼を取り調べる森垣里穂子の視点で交互に物語が進んでいく。

大抵の真実は美しくない- と森垣が言うように、判明した真相は犯人の看破したものを越えていた。

過去の事件の加害者たちの身勝手さがおぞましい。
とともに、余裕のない社会が次の犯罪者を生む。
憎しみは何も生まない。
人に石を投げる資格がある人はいない。

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2026年10月14日

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