あらすじ
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コミュニケーションをよくするためには、まず相手の話をじっくり聞くことが大切。プロカウンセラーである著者が、そうした「聞くこと」の極意を語った前著は、20万部を超えるベストセラーになった。本書は、そこからさらに発展して、プロカウンセラーが、相手の話を聞くときに、どのような点に注意して話を聞いたり発言したりしているのか、相手のしぐさや言葉、表現のし方や態度、話の内容など、コミュニケーションを円滑に進めるうえで注意すべき観察の極意を語る。
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Posted by ブクログ
①Information (客観的な情報)
信頼される人格に共通するポイント
→口が固い
→素直である
→悪口、小言、愚痴を言わない
病や悩みに「原因」ではなく「意味」を求める
→「あんなに良かったのに、どうしてこうなってしまったのか」の代わりに「あんなに良かった」ことや「こうなってしまったこと」がどんな意味を持つのか?を考えれば前を向ける
「嫌い嫌いは好きのうち」を思い出そう
→女子供ほど、嫌いをストレートに伝える傾向にある
→言葉そのままに受け取ると不幸になる
But、Howeverにあたる表現は控える
→〜と思いますが、も同様
「我々」「皆んな」は、それを言っている本人の言葉である
→「みんな」に責任を取らせようとしているだけ
②Insight(〜かもしれない、〜なはずだ)
コーチングに活かすべく読んだが、セルフマネジメントにも活きる示唆深いものだった
特に「原因」ではなく「意味」を見出す、信頼される人格に共通するポイントには共感しかない
③Intelligence (学びや改善点、ネクストアクション)
自分自身のことや人間関係に行き詰まったら、本書を手に取る
Posted by ブクログ
2005年の本なのでカウンセリングや心理学を科学的に解説したものではなく、経験豊富なカウンセラー(出版当時はカウンセラーの国家資格はなく、診断や薬の処方などの医療行為はできなかった)による人間関係に困った人たちについてのコラム集と言える。
第2章8節「集団と個人」は興味深かった。
「強制的なルール適用」と「倫理感の衰退」との間には、微妙な関係が存在する。ルール違反者に対する集団による制裁は、時として社会的排除やいじめとして現れるが、大人が一律にいじめを起こした集団側に強い圧力をかけて抑制し続けると、集団の倫理感が損なわれ、結果として制裁が見えにくい形に変質してかえって広がってしまうことがある。統治者がこの状況を察知して抑圧を強めると、逆に社会の秩序が崩れるリスクがあると東山さんは警告する。このパターンは、権威主義と民主主義の緊張関係、統治の倫理と市場の倫理の対立、さらにブームや経済バブルの動きにも見られる現象であると視野を広げる。この論の展開には驚かされた。
Posted by ブクログ
「言ったほうは水に流すが、言われたほうは岩に刻む」
コミュニケーションって本当に難しいと、改めて思わされる一冊。
この本の中でも触れられていたけど、夏目漱石の草枕の冒頭にある「智に働けば角がたつ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい」なんてまさに人と人とが織り成す社会を痛切に物語っている。
この本の中で「陶ち性」という言葉を初めて知った。(”ち”はにすいに台)
自分の内面を発達させてく力という意味らしい。
頭だけでなく、心も柔軟でないと、相手とうまく意思疎通できないと。
会話だけでなく、普段の行いから見直さないとなー。