【感想・ネタバレ】プロカウンセラーのコミュニケーション術のレビュー

あらすじ

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コミュニケーションをよくするためには、まず相手の話をじっくり聞くことが大切。プロカウンセラーである著者が、そうした「聞くこと」の極意を語った前著は、20万部を超えるベストセラーになった。本書は、そこからさらに発展して、プロカウンセラーが、相手の話を聞くときに、どのような点に注意して話を聞いたり発言したりしているのか、相手のしぐさや言葉、表現のし方や態度、話の内容など、コミュニケーションを円滑に進めるうえで注意すべき観察の極意を語る。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

①Information (客観的な情報)
信頼される人格に共通するポイント
→口が固い
→素直である
→悪口、小言、愚痴を言わない

病や悩みに「原因」ではなく「意味」を求める
→「あんなに良かったのに、どうしてこうなってしまったのか」の代わりに「あんなに良かった」ことや「こうなってしまったこと」がどんな意味を持つのか?を考えれば前を向ける

「嫌い嫌いは好きのうち」を思い出そう
→女子供ほど、嫌いをストレートに伝える傾向にある
→言葉そのままに受け取ると不幸になる

But、Howeverにあたる表現は控える
→〜と思いますが、も同様

「我々」「皆んな」は、それを言っている本人の言葉である
→「みんな」に責任を取らせようとしているだけ

②Insight(〜かもしれない、〜なはずだ)
コーチングに活かすべく読んだが、セルフマネジメントにも活きる示唆深いものだった

特に「原因」ではなく「意味」を見出す、信頼される人格に共通するポイントには共感しかない

③Intelligence (学びや改善点、ネクストアクション)
自分自身のことや人間関係に行き詰まったら、本書を手に取る

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2024年12月24日

Posted by ブクログ

勉強になりました。
・悩みの原因が分かっても指摘しない。
・解決策が分かっても相手が自分に理解されてると感じるまでは提示しない。
・助言は相手が実行可能な助言に留める

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2025年04月25日

Posted by ブクログ

伝わらないと腹が立つ
受け入れられないとさびしくなる
合わせすぎるとむなしくなる
とにかく人間は難しい。

この帯が全てを語る。一冊。

血液型別の性格診断には全く根拠なし。
それでも、未だに強く信じてる人がいる。
これは強く信じてる人が居続けるかぎり、根拠がなくてもそんなもんかと思わせる一種の暗示

↑わかるなぁ。ホントわかる。

ほかにも、腹を立てたら負け。
腹を立てた時点で、本心を曝け出してるから。
どこかに自分の弱みと本心が隠れていて、それを晒されてる。

とか。

言った方は水に流すけど、言われた方は岩に刻む。

って言葉。
怖。

屁理屈は黙ってきけ。
屁理屈論争は時間の無駄。
屁理屈に屁理屈で対応しても答えなんか出ないので、屁理屈をただただ自分で、
あ、わたしなんか変なこと言ってるなぁ。
って気がつかせることが一番。

これは、やってるなぁ。
無駄なやりとり、、、、

この方にわたしも話を聞いてもらいたくなる、そんな著者です。

他も読みたい!!


#東山紘久
#面白かった
#表紙だけ少し残念
#面白くなさそうな表紙だよね
#これはあんまりだ
#内容がよくても読まないよ
#めちゃくちゃわかるーって内容
#これは学校で使ってほしい
#特に道徳
#思春期の子どもにも
#先生に読んでほしいのもある

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2024年07月20日

Posted by ブクログ

話す前に知っておいてよかったことが書いてあった。


・こどもの「お母さんなんか大嫌いだ」
には、全部は好きだけど、一部だけ嫌いの意味(全否定でないことに注意)
「じゃぁ、どこが悪かったの?」と聴いてあげること

・関わる相手と理解が違う場合、また関係を継続する必要がある場合
相手の意見に賛同できなくても、情に賛同すること
「それで...それで...」と聴く

・有名な投機家の伝説や小説をかなり読んだが、最後まで儲かり続けたのは
ひとりだけ。。。その人は、投機家であることを止めて証券会社を起こした人

・夢を肯定してあげること

とうてい無理な難関高校を希望した生徒に対して
「そうか。君は○○高に行きたいのか。○○高はいいところだ。
受験は志望校が定まっているとがんばれる。がんばりさない。」
と言ってあげられるか

大切なことは、「行きたい」と言っているのであって「行く」と言っていない点。

・占いについて
一般に普及している、性格分類に、血液と性格の関係があるが、学問的には無関係。
それでも当たっている気がしてしまうのは、”暗示と選択の効果”

たとえば、同じ強さの音をいくつか同時にたてた場合、機会だと判別つかないが
人間の場合、自分に必要な音だけを選択して聞いたり記憶したりできる
これは、少し暗示(予備知識)を入れておくとその影響が顕著になる

・不登校
どうして不登校になったか原因を考えるのではなく
今、子供が不登校になっている意味を考える
否定的な意味ではなく、肯定的な意味を考えること

・肉体関係を持たなければ男女でも一生の友
家族として社会的にグループとして扱われる者は、日常性を共有すること
心でつながっている者は、日常性を避け、非日常性を大切にすること

・愛は知ることからはじまる
プロカウンセラーは、なるべく相手に質問するこを避ける
『プロカウンセラーの聞く技術』に書いてある

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2019年05月04日

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『コミュニケーションとは対話である』と著者は言っています。
わたしは、対話が成立するための前提は、他者と自分の境界線を意識することではないかと考えます。つまり、相手には相手のやり方・考え方・ものの見方があり、自分のそれらとは別のものであるということです。これを意識していると、「私があなたなら、そんなことはしない」といったようなセリフは言えなくなり、相手を理解しようとする態度でかかわることがしやすくなるのではないでしょうか。

この本には、日常的に「あるよねー」と思い当たるような事例がたくさんあげられており、「ああなるほどね」と納得し「そんなふうな姿勢でものを考えてみようかな」と思ってみることができます。

★をひとつ減らした理由は、話しの流れにちょっとした飛躍を感じた箇所があったからです。

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2013年07月13日

Posted by ブクログ

どうしても自分の価値観を押し付けたくなった時。
どうしても人を悪く言ってしまいたくなった時。
なぜ、相手に対してそういう言葉を吐きたくなるのか、自分自身の中にある、その気持ちの「意味」を考えてみる癖をつけようと思うようになりました。
また、逆も真なり。の言葉ではありませんが、相手が自分の価値観をこちらに押し付けてきそうになった時。
相手が悪口を言ってきた時。
その意味について考えてみようとも思いました。
やはり人を悪く言う事も人を悪く言っている言葉を聞く事も、自分を傷つける行為です。
出来れば波風を立てずに「悪口は遠慮させていただきます」。と自衛的にかわせる術も身につけたいな。とも感じました。

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2013年07月04日

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ネタバレ

2005年の本なのでカウンセリングや心理学を科学的に解説したものではなく、経験豊富なカウンセラー(出版当時はカウンセラーの国家資格はなく、診断や薬の処方などの医療行為はできなかった)による人間関係に困った人たちについてのコラム集と言える。

第2章8節「集団と個人」は興味深かった。
「強制的なルール適用」と「倫理感の衰退」との間には、微妙な関係が存在する。ルール違反者に対する集団による制裁は、時として社会的排除やいじめとして現れるが、大人が一律にいじめを起こした集団側に強い圧力をかけて抑制し続けると、集団の倫理感が損なわれ、結果として制裁が見えにくい形に変質してかえって広がってしまうことがある。統治者がこの状況を察知して抑圧を強めると、逆に社会の秩序が崩れるリスクがあると東山さんは警告する。このパターンは、権威主義と民主主義の緊張関係、統治の倫理と市場の倫理の対立、さらにブームや経済バブルの動きにも見られる現象であると視野を広げる。この論の展開には驚かされた。

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2023年11月09日

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「何事も、二ついい事も二つ悪い事もない」

「己の欲するところに従って、則を超えず」

いい言葉だなと思いました。
日常的な例が記載されて馴染みやすく、クライエントはこんな心境なんだ、と分かりやすい反面、カウンセリング場面の例ではないところが少し物足りないかな。

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2021年08月11日

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女性に神様が備え付けただの
心柔らかく貞操は固くだのちょっとうさんくさいと思っていたけど後半はよさそう

屁理屈:なぜ?と理解そのままそうだねと受け入れるのが大人の態度、カウンセラー

嫌いだ:本当は好きなのにこういうことをいうのはなにか気に入らないことしたのかなと感じることが出来る 気に入らないことを優しく聞いて。問い詰めないで。ほおって置くのあり

が・でもをへらす→そう

他人の悪口小言は老化

それで…と教えてもらう感じできいていく

ーする:現実
ーしたいと夢を聞いてくれる人を現実吟味なしに信じてしまう傾向がある
そうか、ーなんだね、できることがあったら応援するよ
夢を聞くほうを不安にさせる性質がある 人間は保守的だから 現実吟味するのは本人だから聞いてあげて

人の評価を求めたい気持ちのどこかに、依存性や甘えがある
カウンセラー:無条件に、肯定的に理解する
自他の区別は安心感:他人の領域のことはその人にまかせ、自分の領域のことは自分で考えて行動し、他人に依存しない 重なり合う領域のことは交渉して解決する
人間関係がまずいときは依存しすぎか侵襲的か

質問する前にきく
どんな話か曖昧になり質問しても相手を邪魔しないとはっきりするとき質問したりもする

終着駅は始発駅とイメージして生き抜く




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2020年05月21日

Posted by ブクログ

前回の聞く技術に続いて読んでみた。
もうちょっと実際のカウンセリングの事例があると分りやすいんだよな。
言葉の羅列だけではもう一つピンとこないところがある。

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2020年05月12日

Posted by ブクログ

コミュニケーション術というより、人間の感情の解説。自分の中の甘さや醜さを、直球で指摘されるような気分になりました。

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2011年11月01日

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ネタバレ

「言ったほうは水に流すが、言われたほうは岩に刻む」

コミュニケーションって本当に難しいと、改めて思わされる一冊。
この本の中でも触れられていたけど、夏目漱石の草枕の冒頭にある「智に働けば角がたつ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい」なんてまさに人と人とが織り成す社会を痛切に物語っている。

この本の中で「陶ち性」という言葉を初めて知った。(”ち”はにすいに台)
自分の内面を発達させてく力という意味らしい。
頭だけでなく、心も柔軟でないと、相手とうまく意思疎通できないと。

会話だけでなく、普段の行いから見直さないとなー。

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2011年04月16日

Posted by ブクログ

聞く技術に比べるとどうしても見劣りしますが,悪い内容ではありません.
聞く技術に補足したような記述が目立つのと,少し宗教に偏っている点が残念でしょうか.

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2009年10月04日

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