【感想・ネタバレ】でも、ほしいのレビュー

あらすじ

ほしくて、ほしくて、たまらなくほしくて、いったいどうしてほしいのかも、本当にほしいのかももはやわからないーー。

寿退社から3年、優しい夫との生活に欠けているのは子供だけなのだが、ほしがっていることを誰にも悟られたくない中原多恵は、ひそかにネットから条件に合致した優良な男の精子を購入し、“普通”のレールに戻ろうと励んでいる。
多恵の大学時代の同級生、守山みつきは新卒から勤める出版社で現在はファッション雑誌の編集職に就いている。恋愛よりも仕事に精を出してきていたのだが、33歳となった今では若かった頃のような本能のままの恋愛はできず、頭でっかちに、自分にしか判別つかない理想を基準にマッチングアプリで出会う男を探求している。
20歳の安西桃の生きるモチベは推しのケイくんで、推し活のためには身体を売ることも厭わず、数少ない友人の彼氏とも寝ている。
一方、そんな向こう見ずな姪がかわいくて仕方のない田崎侑美は、食生活にも気をつかうなど妊活に力を注ぎ、夫を愛しているがゆえに夫の分身がほしいと強く望んでいる。

恋愛、結婚、出産について動機も熱量も異なる女性4人のドラマ。
欲望と葛藤の先、思いもよらない衝撃のラストへ――

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Posted by ブクログ

ネタバレ

本当にすごい、終始なんだかお腹が痛い 桃みたいな人って現実にいるわけないと思ってるけど、これ読んだらリアルすぎているのかもと思った とにかくすごい小説 一気読みした

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2026年06月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【あらすじ】

ほしくて、ほしくて、たまらなくほしくて、いったいどうしてほしいのかも、本当にほしいのかももはやわからないーー。

 中原多恵(33歳・既婚)“普通”でありたいために、夫でなくてもかまわず、ネットで見つけた好条件の男から精子を購入。
「みんなに平等に与えられる当然の権利を、自分だけが剝奪された」

 守山みつき(33歳・独身)多恵の大学時代の同級生、雑誌編集者。理想を追い求めるマチアプのヘビーユーザー。
「目の前の男を好きになれる可能性を見出そうとしてる。キスできるのか、セックスできるのかと自分に問うている、常に」

 安西桃(20歳・独身)推しが全てで、推し活のためにいい加減な性交渉も厭わない。ネイリスト見習い。
「好きはわかる。好きはややこしくない。一方的な好きには絶対的な安心感がある」

 田崎侑美(40歳・既婚)桃の叔母。夫を愛しているがゆえに夫の分身がほしいと妊活中。
「子供じゃなくて、浩平がほしい。もう既に手に入っているはずのものをほしいと思うなんて、私はどこかおかしいのかもしれない」

恋愛、結婚、出産、「ほしい」につき動かされた女性4人の行きつく衝撃のラストとは――?


『ご飯に誘ってくれて、沈黙が訪れないように積極的に話を振ってくれて、その話もそれなりに弾んで、ご馳走してくれて、改札前まで送ってくれて、二度目も誘ってくれて、でも、また会いたいとは思わない人から、会いたいと思ってもらえない女にはなりたくない。』

『漠然としているのに強固な、「なんか好き」があるように、「なんか好きじゃない」がここにはあった。顔がタイプじゃなくても、身長が175cm以上なくても、学歴が低くても、年収が六百万以下でもなんか好きで、なんか好きだから、それ以外考えない。自分の感情以外のすべてがとるに足らないものに思える、あの、情熱めいたもの。』

『私は子供が好きでも嫌いでもなかった。子供の声は耳障りだし、お金も時間も搾取され、責任も発生する。デメリットをあげればキリがないのに、メリットをあげようとすると、「かわいい」しか浮かんでこない。』

『私の、猫や犬に向ける「かわいい」と子供に向ける「かわいい」は酷似している。でもそれが、悪いことだとは思わない。というより、そんな風に軽率に「かわいい」と思って、軽率に「ほしい」と思う、その無暗で短絡的な思考と行動が今の自分には必要だった。』

『自分には、選択権がないかもしれない。最初からAとBがあって、それについて悩むのではなく、最初からBしかないと思った瞬間、人生が塞がったように感じられた。』
『智樹との子供がほしい。両親に孫の顔を見せてやりたい。世間体が気になるー。ほしい理由を並べるのは容易いのに、どれも本心ではない気がする。わた
しの「ほしい」は、みんなに平等に与えられる当然の権利を、自分だけが奪されたような、そういう理不尽さからくる「ほしい」だった。』

【個人的な感想】
恋愛、結婚、出産、仕事など悩みが尽きない今の私にはすごく刺さる内容だった。
自分が本当に子供が欲しいのか、結婚したいのか、ただ周りが普通にしていることが自分にできないということに反発したいだけなのか、自分の気持ちが分からない。
マッチングアプリもしたことはないけど、自分が好きでもない人に会って、またすごく会いたいわけではないけど誘われないのは寂しい気持ちの描き方もリアルで苦しかった。

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2026年06月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2025/09/21
既婚女性、夫とできなくて精子提供アプリで入手したものをシリンジ注入して妊娠する。登録情報の東大イケメン…を信じていたが。普遍を求め続け人生うまく歩んできたのに夫が自分に欲情しないことを悲しむところがリアル。
この女性の友人はマチアプのヘビーユーザー。目の前の相手を好きになれるか考える…
20歳の推し活のため体を売る、別の顔はSNSで人気スィーツを載せることを楽しんでいる
20歳の彼女の叔母は既婚女性、夫のことが好き過ぎて子どもでなく夫2号がほしい
ひとりで叶えるのは難しいことが一番難しい、相手を変えるのは難しい、それを痛感する。

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2025年12月17日

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