あらすじ
「能面検事」こと不破俊太郎。以前不破が担当した事件に関係する折本里穂が〈心斎橋麻薬取締法違反事件〉で逮捕された。捜査のさなか、折本に麻薬を渡した鍋島智司が死亡、折本に鍋島殺害の容疑が。折本の弁護士は、悪名高い御子柴礼司。御子柴は、不破が「能面」となるきっかけとなった事件の弁護士でもあった。時を経て、法廷での不破vs.御子柴の戦いが幕を開ける。“どんでん返しの帝王”が描く、大人気検察ミステリー第4弾。
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Posted by ブクログ
「挫折」っていうからにはもっと…と思っていましたが思いの外スッキリ感はあります。
オールスターゲームのような趣に後半はワクワクがとまらない!
Posted by ブクログ
待ちに待った不破と御子柴の対決。
物語の冒頭は、不破が「能面」と呼ばれる所以となった東京地検時代から始まる。
ここで初めて不破の内面が窺えるが、そこには触れると火傷しそうなほどの熱量があった。
そしてあの事件――。「能面」と呼ばれる無表情は意識的なものではなく、そうならざるを得なかったのだと知る。
場面は移り、事務官の惣領さんが登場する。
相変わらず強気でものを言う彼女に、読んでいるこちらもヒヤヒヤさせられる。
対する不破は相変わらず能面ではあるものの、少し感情が覗く場面もあり、恋愛小説ではないと分かってはいても胸がキュンとしてしまう。
御子柴に対して「こんなに嫌な感じの人だっただろうか?」と疑問がよぎったが、それは彼が主人公の作品で内面を知っているからこそ感じたことだろう。敵に回すと、これほど嫌な奴はいない。
あっと驚く結末ではあったが、個人的にはもっと法廷でバチバチに戦う場面を読みたかった。
次回作以降の展開に期待したい。