【感想・ネタバレ】失踪の果てのレビュー

あらすじ

Q大理学部の中年教授が大学からの帰途に失踪、赤坂のマンションの一室で首吊り死体となって発見された。自殺か、他殺か?当人が一度も口にしたことのない場所で死んでいたこと、カバンの中にしまう習慣の手帖が洋服のポケットにあったこと、などの不審点から他殺説が浮上。教授と若い女の話し声を耳にしたという隣室夫婦の証言で、捜査の的は、謎の女の追求に絞られたが……。表題作ほか「額と歯」「やさしい地方」「繁盛するメス」「春田氏の講演」「速記録」を収録。素材、テーマに多彩な変化を見せる推理短編集。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ミステリーの短篇集。
昔は斬新だったであろう松本清張のミステリーも、今の時代に読むと、火曜サスペンス劇場を思い浮かべてしまう。

それでも新鮮さがあり楽しめると思ったのは、「春田氏の講演」。

日本各地で講演を行う売れっ子評論家の春田氏。
あるとき彼のファンを名乗る美しい女性が現れ、心をときめかせる
彼女の正体がわかっても、ときめきはなくならなかった。
まるで初恋を描いたような甘い雰囲気を持つ話だ。

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2013年05月28日

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