あらすじ
人類史上初めて戦争のメカニズムを体系的にまとめた理論書『孫子』。歴史を振り返れば、中国では「三国志」の英雄・曹操や諸葛孔明、日本では源義家や武田信玄といった名将たちが「孫子の兵法」を学んで活用したし、今日もアメリカ陸軍が参考書に採用しているなど、兵書としての価値は色あせていない。一方、「兵とは詭道なり」「上兵は謀を伐つ」「彼を知り己を知れば百戦して殆うからず」等々、『孫子』に記されている名言には「人生一般に通じる知恵」が含まれている。現代ビジネスマンの視点から読めば、「競争相手に確実に勝つための策」「本当に得する勝ち方」「成果が実る確率の高い努力の選び方」「チームの賢いまとめ方」など、「明日を切り開くためのアイデア」と「人生の勝ち方」が学べる成功指南の書となるのだ。本書は、「現代によみがえった孫子が講演する」という形でのアレンジを施し、中国古典『孫子』をわかりやすく現代日本語の読み物にした超訳本である。
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Posted by ブクログ
以前から、孫子や孔明などの中国の軍略家の本を読もうと思っていたが、なかなか手につけられず、やっとこさ読んだ本。負け戦の6パターン「走る」「弛む」「陥る」「崩れる」「乱れる」「逃げる」やダメな将の5つのパターンなど、様々な場面を想定し、分類されている。西洋で言えば、フレームワークだ。戦は、兵隊のモチベーションを維持しつつ、国の軍費を抑えつつ、以下に敵国を自分の思い通りに動かすかが勝負になる。その戦略の知恵が詰まっているので、ビジネスにも応用ができると感じた。西洋でいうとフレームワークというのだろうか?様々なフレームワークがでてきて、非常に勉強になった。これからは東洋の時代かな〜