【感想・ネタバレ】薄花少女 1のレビュー

あらすじ

ぼっちゃまのため、ばあやは少女になりました。一人暮らしの古糸史(こいとふみ)の家に、ひとりの少女がやってきた。二十代も半ばの彼にむかって、ぼっちゃまと呼びかけるその少女。自らを史の実家で家政婦をしているハッカばあやだと名乗るが、ハッカばあやこと夏焼鳩子は、御年数えで八十歳。目の前の少女は、せいぜい小学二、三年生。どうみても、ばあやのはずはないのだが。若返ったおかげでぼっちゃまのお世話ができると、本人はいたって気楽な様子。
少女で老女、老女で少女のハッカとぼっちゃま。どちらにせよ年の差な、ふたりの共同生活が始まります。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

青年と表紙の少女が二人暮らしをしている、何気ない毎日を描いた漫画。
表紙のロリ少女が、実は主人公の祖母。というところに罪深いものを感じます。
祖母なので、主人公のことをその幼少時代から良く知っていて、祖母目線から彼の幸福を願っている、という関係。「おばあちゃんあるある」感が味わい深いです。
ロリババアというか「ロリおばあちゃん」というか・・・
なぜ祖母が若返って表れたのかは不明ながら、二人の日常は穏やかに重なっていきます。その穏やかさ、安らぎが、ほんとうは異常事態であり、いつ失われてもおかしくないのだという緊張感が何気ない毎日を一層愛おしく感じさせていて、癒されるのに息が詰まる奇妙な漫画です。
危ういバランスで成り立っているものってすごく魅力的なんだなあと思った次第です。

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2016年08月27日

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