あらすじ
江戸・日本橋で夜な夜な町の誰かが骨だけにされて見つかる。そんな奇怪な噂が立っていたある日、町絵師・鳥山石燕の元に塗楽という奇妙なご隠居がやってきた。事件を解決するため彼の力を借りたいというのだが、その正体は妖怪の棟梁で……。異能の青年絵師が妖怪たちと、江戸を騒がす怪異を断つ!新たな伝奇妖怪エンタテインメントのはじまり、はじまりぃ――。
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Posted by ブクログ
江戸時代の話。京都の町に骨だけになった絵師の死体が次々に見つかる。彼らは、前夜に塗楽(ぬらりひょんだよね?)の訪問を受けていたというのだが、とうとう主人公の絵師・石燕の所にやって来る。ここから石燕と塗楽は、京都や奈良のさまざまな怪異の解決に奔走することになるのだ。ぬらりひょんを始め、一反木綿、唐傘お化け、ぬりかべ、百目などお馴染みの妖怪たちも登場する。妖怪たちが怪異を解決するというのがユニークなのだが、主人公の石燕も死んだ母親に育てられたという過去を持ち、不思議な能力を持っているのだ。悲しみに満ち、そして恨みに満ちた物語は結構シリアスだが、塗楽が妖怪の元締めのくせに、人間臭くへなちょこのところもあって面白い。
Posted by ブクログ
町絵師・鳥山石燕が霊筆をあやつり、妖怪の棟梁と手を組み妖怪退治。みたいな…想像したよりは落ち着いた雰囲気でシリーズ化してるようなので、先も読んでみたいと思った。鏡花さん気になる。
Posted by ブクログ
なんて言うか、いまさらぬらりひょんですか。
今さら感がありありというか。
ま、ジャンプ読んでる人が読むようなジャンルではないか。
妖怪時代小説は最近流行りのジャンルですが、粗製濫造の感がありますね。
主人公に侍じゃない石燕を持ってきたのは、工夫したところだし、オチの付け方もいいんだけれど、やっぱりぬらりひょんで、安っぽくなるんだよなぁ。
2 冊目までは読んでも良いけれど、この調子なら、続けて読むまでもないって感じ。さて。