あらすじ
食欲の秋。秋刀魚、栗、きのこ……おいしいもの、たくさん……かくして虎は、太った。実乃梨考案の不思議ダイエット法を早々に断念した大河は、不倶戴天の敵、亜美とジムに行くことにするが、そこで彼らを待っていたものとは!? 春田浩次、十七歳。女子との理想の出会いは、川で溺れているところを助けて人工呼吸、そのまま彼女の部屋へ、その後は……フヒヒ! そんな妄想がなんと現実のものに。はたしてその顛末は? などなど「電撃文庫MAGAZINE」に掲載された短編を詰め合わせました。注目の書きおろしは独身話です! 超弩級ラブコメ、待望の番外編!
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Posted by ブクログ
1作品目 食欲の秋。大河は思う存分食べるのだが・・・。
2作品目 馬鹿の春田は飛び降りをした女性を助け、いざこざに巻き込ま れて(?)いく。
3作品目 BBQをしていた竜児の頭に火がつき、せっかくのばしていた髪 が・・・どうする竜児!
4作品目 竜児がこっそり育てていたサツマイモを実乃梨、大河とともに収 穫する約束をするが、そのころ太平洋上ではそれをぶち壊そう とするかのような出来事が起こっていた。
5作品目 ゆりちゃん先生の昔話。
二作目となるスピンオフ作品。
今回は前回と違いTheスピンオフといった仕上がりになっているぶん、本編をある程度知らないと面白さがまったくわからない。
個人的に気に入っているのは春田の話とゆりちゃん先生の話。
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スピンオフ第二弾は短編5本編成の特盛り。
「虎、肥ゆる秋」:ジム内での光景では笑い転げたけど、あーみんの良さが滲み出ていてほっこりです。
「春になったら群馬に行こう!」:アホの代名詞春田のアホさがいい方向に働き、内に秘めた強さと優しさにじんわりきました。
「THE END OF夏休み」:バーベキューメインの話と思いきやその後がメイン。繰り返される偶然と因果応報に注目。
「秋がきたから畑に行こう!」:みのりんとの約束を守ろうと頑張る竜児とそれをサポートしようとする大河の構図が結末が判っている今では懐かしい。オチが一番良かった。
「先生のお気に入り」:独身の不幸体質は幸太を普通に越えているのでは・・・!?大人は色々大変なのです。
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大河のダイエット、夏休み最後のバーベキュー、台風の中の芋掘り
、大河と竜児を中心とした日常の話も楽しいですが何といっても見所は我らがアホ王子春田の恋物語!!!
アホだけど優しくて一生懸命な春田を応援したくなります。
続きが読みたいと思いました。
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短編集がいくつか収録されていた。
どの作品もおもしろかった。特に春田の話、恋ヶ窪先生の話は登場人物の心境がうまく描写されていて感情移入できた。先生の話はあっさり終わってしまったのでもう少し読みたかった。
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とらドラのスピンオフ第2巻。
この巻はどれも結構面白かったけど、やっぱり本編でアホすぎてもはや癒しキャラみたいになってる春田くんと、なかなかキテレツな彼女さん(美大生)の馴れ初め話、「春になったら群馬に行こう!」と、独身(30)ことゆりちゃんの痛い時代の話、「先生のお気に入り」が好き。
春田くんは大体幸せそうなのでさておいて、ゆりちゃんはとらドラ界で亜美ちゃんと並んで幸せになって欲しいランキング1位に君臨しております・・・・・・。ゆりちゃん本当、頑張ってお仕事してるのになぁ・・・・・・。
とらドラコンビの通常営業は大変かわいい。
そしてインコちゃんは・・・・・・いつも変だね・・・・・・。
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たまにはこういう本もいいよね。
高校時代に竹宮さんに出会ってから(少なくとも電撃文庫作品は)全部読んでます。
なんか、微妙な言い回しとか主人公のキャラとか好きなんですよね。
あ、あとあーみん良いよ、あーみん。
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とらドラ! のスピンオフ作品第二弾。
短編集で5つの話が入ってます。
1つ目は大河ダイエット大作戦
2つ目はサイドキャラの春田。運命の人編
3つ目は竜児髪の毛パニック
4つ目、竜児のサツマイモ畑vs台風編
5つ目はゆりちゃん先生編。
スピンオフ編にししては、こちらが正当派。
見事に短編にしてあるから。
とても気に入ったのは2作品目の春田、運命の年上の彼女編。
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シリーズ番外編第2弾は、短編集です。
「虎、肥ゆる秋」「THE END OF なつやすみ」「秋がきたから畑に行こう!」の3本は、竜児と大河の日常のひとコマを描いています。「春になったら群馬に行こう!」は、本編で登場した春田浩次(はるた・こうじ)と、彼の年上の彼女とおぼしき女性との出会いをえがいています。「先生のお気に入り」は、恋ヶ窪先生が22歳の新任教師のころのエピソードです。
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虎、肥ゆる秋
ギャグタッチで大河のダイエット奮闘記を描いている。現実から逃避したい心情はやけに共感できる描写だった。
春になったら群馬に行こう!
春田の恋愛奮闘記。
春田が不器用でアホでよかったと思える話。シリアスな内容が主軸なのだが、春田を中心に据えることによって内容が過剰に重くなっていないのも良い。
THE END OF なつやすみ
BBQの悲劇。
こういう話を読む度に作者はギャグタッチの話の方が輝くなあと思ってしまう。
秋がきたから畑に行こう!
高須農場vs秋の空
収穫直前の独特の衝動を思い出させてくれる。
とりあえずみのりんかわいいよみのりん。
先生のお気に入り
ゆりちゃんファンに贈る――若かりしゆりちゃんの壮絶新米教師奮闘記。
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とらドラの短編集第2弾。
本編の骨休み的なタイミングで出されてはいるものの、中身はかなりバラエティーに富んでいる。
春田のエピソードでは「バカなりの一生懸命」を誇張気味に描いているおかげで話の流れが通っていて読みやすかったし、一方で大河のダイエット話や担任のゆりのエピソードなど、ちょっとしたスパイスも効いていると思う。
各エピソード自体は小粒でも一冊として読めるコンテンツに仕上がっていると思う。
Posted by ブクログ
今回のスピンオフは短編集。
竜児の餌付けで肥えに肥えた大河の話やら、竜児が学校の畑に植えた芋の話やら日常の一幕な話。
そんな短編集ではあるが、メインは9巻で登場した春田とその彼女にまつわるエピソードかな。
アホだアホだ言われている春田ではあるが、思慮の深い浅いは別として考えて考えて生きてるんだな。と。
それでもラブコメは全く似合わないがw