あらすじ
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子ども時代の環境や心の傷による生きづらさを抱える人が、新しい生き方を身につけるために。自他境界や、コミュニケーションなど今まで学ぶチャンスがなかったことを、さまざまなワークとともに身につけていく。
本書は『アダルト・チャイルドが自分と向きあう本』の続編。現在から未来に焦点をあて、自分への見方を変え、人との関係を作っていく。
【目次】
1.変えられるもの、それは自分(序章)
2.私とあなたを分けるもの(「自他境界」をつくる作業)
3.人との関係に踏み出す(対等なコミュニケーションを学ぶ作業)
4.私の思いを伝える(自己表現の作業)
5.親密な関係ってどんなもの?(親しくなるプロセスを知る作業)
6.親密さを育てていくには?(関係の維持・修復・終結の作業)
7.私が素顔になれる時間(セルフケアの作業)
8.どんな自分になりたいのか?(ゴールを設定する作業)
9.私を応援してくれるのは誰?(サポートの輪をつくる作業)
10.この道の途上で・・・(自分のプロセスを確かめる作業)
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Posted by ブクログ
自分軸、自分と他人の境界。他者との対等な関係、自分の価値、対等なコミュニケーション(聞く、伝える)。この辺がキーワード。頭ではわかるが、できていないシーン、人生の中でよくある。この本の中から、自分なりの教訓を見つけて、意識したり、ワークで自分を振り返ることが大事だな。いま大事にしたい言葉は「わたしには価値がある」「変えられるのは、自分自身」できないことはしない。できることをする努力をする!
Posted by ブクログ
P14
変えられるもの・変えられないもの
親の感じ方や考え方、生き方をあなたが変えることはできません。それを変えられるのは、親だけです
→親に幸せになってもらいたい!といろいろしてきたが、それを私がする必要はないと気づかされた。
P22
境界線とは何か?なせ必要か?
身体の境界線
→子どもの頃いきなり勝手に親が部屋に入ってくるのが嫌だったが、親に見られたらいけないことをしている自分が悪いと思っていた。でもそうではなく親子の関係であっても相手の領域にいきなり入り込んではいけないことを知れた。
感情の意思と境界線
・相手の感情と、私の感情は別
・ 相手の感情について、私は責任を負わない
・ 私の感情を表現するか、しないかは、私が選択する
→人と考えが違うことを恐れ、自分の意見が言えなかった。この本では3つの境界線を上げているが私はこの感情の境界線が一番曖昧。
P34
境界線を変える
あらゆる人をしめ出すような頑強な「壁」どなく、柔軟で融通性のあるのもの。
ACは、周囲の人から傷つけられると、自分を守るための「壁」を築くことがある。
境界がないためたちまち誰かとの関係で傷ついてしまい、壁のなかに逃げ込むのくりかえし。
→まさに自分がそう
P35
柔軟な境界とは
「友人には家族の問題について話さないと決めたけれど、この人だったら、話しても良い」
自分でOKしたときだけ境界を変えること、自分の境界を相手の意向や反応に合わせて変えないことが必要。
→話せる人、話せない人がいて大丈夫。
P40
コミュニケーションはトレーニング
人と人とのコミュニケーションは、勝ち負けではない。どちらが正しくて、どちらが間違っているかを決めるものではない。
「アサーティブ・トレーニング」「ドッカン」「オロロ」「ネッチー」 誰の心にも居る。
・自分に対して誠実
自分の気持ちをきちんと受け止め、ごまかさない
それを相手に伝えるかどうかは、自分の責任で選択する
・相手に対して率直
相手に伝えるなら、率直に
相手を責めない
・おたがいに対等
自分を卑下しない、相手を見下さない
・自分の行動に責任をもつ
気持ちを言ったときも、黙っているときも、その結果は自分で引き受ける
相手の反応や感情に責任をもつ必要はない
→自分がオロロタイプ。具体たなトレーニング方法はこの本だけでは分からなかったのでほか本を読んでみることにする。
P58
感情を表現する
客観的な事実を書き、自分がそれについてどう感じたかを書く
感情は、まぎれもなくあなた自身のもの。会話のなかで感情が表現されると、相手はあなたという人間を感じることができる。
→事実ばかりを話していたと気づかされた。
P67
親密になれるプロセス
「いつか私にとって理想の相手が現れて、理想の関係になる」
「自分が完璧な人間になれば、完璧な相手と出会えるはず」
ーこれは幻想です。
関係は、相手とともにつくっていくプロセス。
P75
関係づくりはプロセス1から始まる。
→仲が良い、悪いは0か100で考えていたのでここの考えが学べたのがこの本を読んで一番よかったところ。相手によってどのプロセスでとどめておいても良いと知れた。
読んでよかった一冊。