あらすじ
“独身女性の幸せなクリスマス”を実践して雑誌に寄稿しようと、ジリアンは車にシャンパンや七面鳥を積み込み、親友に紹介された山奥のキャビンにやってきた。ところが、誰もいないはずのキャビンに明かりがともり、そばにはメルセデスのSUVが止まっている。おそるおそるドアを叩くと、現れたのは親友の夫の弟であるウィル・ブラボーだった。彼がいるのを承知でジリアンが押しかけてきたと誤解したらしく、ウィルは怒りに顔をゆがめて言い放った。「いったいここへ何しに来たんだ?」■『都合のいい結婚:悩める三兄弟』の最終話をお届けします。ある悲しい出来事がきっかけでクリスマス嫌いになったウィルの物語です。
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Posted by ブクログ
「都合のいい結婚」シリーズ12冊目。
ブレイク・ブラボーを父に持つ異母兄弟のお話。ネバダ州ニューベニスに実家を持つ三人の兄弟シリーズの最終巻で、次男の弁護士ウィルがヒーロー。
ヒロインは「悩める三兄弟」シリーズのヒロイン三人組トリプル・スレット(三拍子)の残り一人、ジリアンで、登場人物たちも前作までに出揃っているためか、人物説明的な部分は少なく物語りが進む感じ。ほとんど山奥のキャビンでの出来事が中心。ただ過去の出来事がトラウマになっているため、思い出話や回想シーンではニューベニスなどでの出来事も描写されている。
クリスマスには奇跡が起こるといういかにも欧米設定的な不思議体験が肝かも。
そしてアメリカンなジャンキーな食べ物シーンでは、ちょっとお腹が空くかも。