【感想・ネタバレ】小林一茶 時代を詠んだ俳諧師のレビュー

あらすじ

夏の暑さに豊作を願い、打ちこわし騒動に心を寄せ、大黒屋光太夫の帰国に反応し、「君が代」や「神国」日本を詠む。市井の営みを見つめた一茶の句からは、外国船の出現に動揺し、国学に沸く激動の文化・文政年間を生きる人びとの姿が浮かび上がる。「幕末維新を準備した」と言われるその時代を、一茶の句から近世史家が読み解く。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 几帳面で、メモ魔で、日記を沢山残した一茶。故郷信州への限りない愛着、農民思い、反骨思想、世直し願望・・・。晩婚の一茶、子どもが次々と夭折する人間的苦悩。生涯に作った句の数、芭蕉976句、蕪村2918句、一茶2万1200句近く。青木美智男「小林一茶 時代を詠んだ俳諧師」、2013.9発行。 椋鳥も毎年来ると江戸雀

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2023年10月26日

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