あらすじ
「執権殿、この死の真相、どうぞ解き明かしてくれ」
難事件を解決しながら、武家社会の規範となる御成敗式目の条項を定めていく時の執権・泰時と、叔父で連署の時房。
しかし泰時は事件を振り返るうち、ある疑惑に気づいてしまい……!?
かつてない歴史×本格ミステリ開幕!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
御成敗式目を作る過程の事件を語りながらどんでん返しがあり、なおかつある人の正体がいきなり来て驚き
書かれたことない時代でミステリとどんでん返しはいいね
3272冊
今年171冊目
Posted by ブクログ
鎌倉幕府第3代執権・北条泰時と連署で叔父の時房、文士で評定衆の三善康連が「御成敗式目」を作る中で、様々な過去の事件とその結末を描く連作集。
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の世界が甦るような、ドロドロしたものを感じた。
クローズド・サークルものや一見不可能な殺人事件など、ミステリーとして楽しめた。
探偵役が時房だったり泰時だったりというのも面白い。
だが真の謎解きは最終話にあった。
全編を通じて登場するある人物がキーになるのかと注目していたが、さてどうなるか。
『血みどろになっても戦い続けたのは、世の中をよくする善政を求めてのことだ』
人心はどこに付いていくのか、どこに集まるのか。
式目を作っても善政でもないという結論が印象的だった。
それを知って泰時と時房が絶望するのではなく、新たな決意をするのも興味深い。2人はどこまでも前向き。