【感想・ネタバレ】パシヨン 最後の司祭のレビュー

あらすじ

自由で上質、王道のエンタテインメント――浅田次郎 キリシタン大名・小西行長の孫として対馬の宗家に生まれるも、関ヶ原での行長の敗死を受けて離縁された母と共に、幼くして長崎へと流れ着いた彦七。小西家再興の重圧と、幕府によるキリシタン弾圧の中で成長した彦七は、やがて海を渡る決断を下す――。その一方、江戸では貧乏旗本・井上政重の妻に、キリシタンの疑いが。思想・信条の異なる人々の軋轢と葛藤、そして希望を描いた、著者渾身の長編小説。第18回中央公論文芸賞受賞作。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

感情タグはまだありません

Posted by ブクログ

心は、理を超える。
人の心を動かすのは、言葉ではない。
心から生まれる行動だ。行動から生まれる心なのだ。

キリシタン「弾圧」という抽象的な表現によって闇に葬られた、人の痛み、そして身体的痛みとともに終わらされた人生。その星の数を想う。

誰もが知る英雄にはならなかった。けれど、関わった人の心と記憶に残る人たちが、死ねない余生を「生きる」支えになった人たちが、確かにいたのだ。

どんな場面においても人の痛みを知り、弱者の視点を持ちながら行動できる人間でありたい。
読み終えて、切に願った。

0
2026年06月24日

「歴史・時代」ランキング