【感想・ネタバレ】オーロビンドとマザーのレビュー

あらすじ

インド独立運動の闘士であり、神秘思想家であるオーロビンド・ゴーシュの生涯と思想を紹介。あわせて、オーロビンドの同志であった「マザー」ことミラ・アルファサの生涯を紹介する人物伝。革命家であったオーロビンドは、監獄のなかでどのような神秘体験をしたのか。彼が瞑想と沈思のなかでつかんだ、われわれ人間の生の真実とは、どういうものか。南インドのコミュニティー「オーロヴィル」を創設したマザーの生きざまはどのようなものだったのか。これまで日本ではほとんど知られることのなかった二人の神秘家の全貌がここに明かされる。

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とても読みやすく、分かりやすい

数日前に、ポンディチェリーとオーロビルに行ってきた時に、オーロビンドやオーロビルに関する日本語訳の本が現地に一切売っていなかったので、この本をBookLiveで見つけて読みました。 オーロビルの中にある、オーロビンドの資料館に行った時に、彼の自伝を一通り見れましたが、この本を読んで、オーロビンドとマザーの知られざる一面、性格、エピソード等が散りばめられていて、沢山の新たな発見がありました。面白いです。オーロビンドの哲学は、筆者も言う通り、科学的に説明がしにくく、単純なものではないので、是非日本語で読みたいと思っていたら、この本に出会えました。オーロビンドの哲学を簡潔に、分かりやすく書いているため(彼の哲学についてあえて、どっぷり深くは書いていません)、オーロビンドの世界観が客観的にイメージしやすく、手の届かない思想という印象が少しなくなりました。数時間でサクッと読めるので、オーロビンドを初めて知った人にもおすすめです。

一箇所だけ、間違えと思われる箇所がありました。
第2章: 英国留学時代 1979年、7歳になったオーロビンド… とありますが、1879の間違えだと思われます。

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2016年12月28日

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