【感想・ネタバレ】地球戦争 THE WAR OF THE HUMAN 1のレビュー

あらすじ

万国博覧会開催に沸く大英帝国絶頂期の倫敦。
突如大気圏外より飛来した三脚砲台は華の都を一瞬で地獄に変えた…!!
孤児院で暮らす少年・オリバーは混乱の中、上流階級の少女・アリスと出会う。
押し寄せる圧倒的絶望の中で、交わるはずのなかった二人の運命は次第に交錯し……
空想科学小説の古典が奇才の筆を得て鮮やかに蘇る!!

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Posted by ブクログ

19世紀の大英帝国。
帝国の繁栄は謎の巨大兵器襲来により突如終わりを遂げた。
恐慌状態で逃げ惑う人々。
そんな絶望の中、少年は少女と出会う。冒険が始まるーー。

ノルスタジックSF。
少年の成長譚でもあります。
無骨な巨大兵器に怪奇な雰囲気が大好きです。
少年オリバーは少女アリスを守り、サバイバルできるのか?
面白くなりそうです。

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2014年01月05日

Posted by ブクログ

 二十面相の娘で有名な小原愼司先生によるSFモノ。H・G・ウェルズの「宇宙戦争」を下地にボーイミーツガールで味付けした作品。まだ序章なので展開的にはベタな進行だが宇宙人の正体など掘り下げたら面白そうな部分も多々有り。

 孤児院暮らしの少年と貴族の少女。生きる上で大切なことをこの二人はサバイバルな世界のなかでみせてくれます。孤児院で育ったオリバーは何が何でも生き残る執念をみせ、アリスは人間としての尊厳を胸に抱きどんな状況でも自分を見失わない強さを持っています。この一見正反対な二人の掛け合いはベタですがこういった世界観でやらなければいけないことを表現しているのが好印象です。

 宇宙人側の謎。この作品ではあっさりと宇宙人がでてきます。トライポッド型の機械からは女性の人型と黒い身体と触手をもった2タイプが描写されていますが、片方の女性タイプはどちらかといえばヒューマノイドのような雰囲気を身にまとっています。オリバーたちと一緒に行動している坊やの身体の謎も相まって、小原先生のオリジナル設定が引き出されそうで期待しています。

 まだまだ既知の枠から飛び出てはいない物語ながらこれから先いかようにも展開できる遊びがこの作品にはあります。その遊びの部分を小原先生がどう表現していくか、面白い展開を期待しつつ次巻を待ちたいと思います。

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2013年04月14日

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