あらすじ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
フリーライターは名乗れば誰でもなれるが、それで食べていけるかどうかが肝心。何をどう書き、得意ジャンルをいかに確立するか。自らのキャリアをどのようにデザインするか。そして、世間をどう渡っていくか-。文筆稼業25年の著者が自らの体験を披瀝し、「書いて生きる方法」を説く。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
安倍首相が一億総活躍社会というスローガンを打ち立てましたが、本書を読むと国民全員がライターを目指すのが良いのではないかと思います。
特に引退した60歳以上の方々に向けて声を大にして言いたい。そして若い世代においても収入源の複数化は避けて通れないと思います。
特に学びとりたいのは、以下の3点です。
・企画書はA4 1枚でまとめる。
・メモはまめにとる。
・とにかく色々な文章を読み、たくさん書く。
ベビーカーに乗った子供を攻撃している暇があるなら、今までの人生を緻密な文章に起こし、後輩たちにはなむけのメッセージを認めてほしいものです。
自分が書ける分野について少しずつ書いていく。
これから一生をかけてじっくりチャレンジしてみようと思いますが、お金になるようであればこんなに良いことはありませんね。
Posted by ブクログ
著者はフリーライター。ライターのなりかた、生計のたてかた、取材の仕方など、ライターという職業のよいところ大変なところがよく分かる。安定した生活をしていくためのリスク対策は、ライターでなくても参考になるところが大きい。出版業界の諸事情も面白い。さらりとした文体で、とても読みやすかった。
Posted by ブクログ
ライターとして生計をたててきた著者の経験を紹介している。ライターとして生きていくための視点などは、すべてのビジネスにもあてはまる。人とは違う切り口で対象を見つめて、編集していくことなど、ビジネスマンにも必要な心構えだ。
Posted by ブクログ
あ、これはいい本。わかりやすく、真摯に書かれた内容やなぁと思った。
これを読んでほんとうに書いて稼ぐことができるかどうかはむずかしいけども、要は強い覚悟が持てるかどうか、な気がします。愚直に文章を書き続けていくことだとか、どんどん人脈をつくっていくことだとか。そりゃあもちろん大変やろうけど、それでもひとに文字で何かを伝えるっていうのは、わくわくする仕事やろうなぁ。
Posted by ブクログ
チェック項目5箇所。フリーライターで食べていくのは大変だ、とよくいいます、だけど大変なのはフリーライターだけじゃない。テレビは時間をむだにします、受動的なメディアですから、本や雑誌だったら、つまらないともう読み進められない、おもしろくてやめられないということはありますが、テレビは油断するとまったく内容のないバラエティ番組や通販番組までだらだら見てしまいます。松永真里さん・・・初対面の人に会って知りたいのはその人の価値観。新人ライターは自分のウェブサイトかブログを持つことが不可欠。世の中には同時に複数のことができる人と、一つのことに専念して確実に片づけていく人の二パターンがある、後者の人はライター向きではない。
Posted by ブクログ
ライターを目指しているわけではありませんが
フリーライターという世界を知りたくて読んでみました。
iPodやキンドルの登場で出版業界も大きく変わりつつある現在
ウェブを通して自己発信していくことも増えました。
自分の得意分野で何か書いてみたくなります。
Posted by ブクログ
書いて稼ぐ。蠱惑的。でも躊躇してしまう。それを払拭するためのヒント集。媒体は増えて、手軽になって、何らかの形で発信する人数はうなぎのぼり。だからといって、簡単になったとは言い切れないんじゃないか、と。そんな思いにとらわれながら、本書を読んでもなかなか一歩が踏み出せない自分がいるのです。
Posted by ブクログ
2009年11月13日 初版
書いて稼ぐ技術、とあるが文章術に関するノウハウはほとんどない。
むしろ、書いて生計をたてるというのはいったいどういった事なのか、についての本。
帯にもあったが「生活術」という方が適切。
p25にでてくる
「人間って、二十代でどんな本をどれだけ読んだかで、その後の人生が決まるよね」
という言葉が印象的。
Posted by ブクログ
===引用ここから===
大切なのは、「やりたいこと」より「やれること」、「できること」です。いまできることをやればいい。手持ちの札だけで勝負する。いちばん堅実で間違えないやりかたです。やれることをやりながら、少しずつやれることを増やしていけばいい。
===引用ここまで===
文筆家、永江朗氏が、フリーライターとして生きていくにはどうしたら良いか指南します。名刺の作り方、営業や企画のノウハウから始まり、メモの取り方、アイデアの整理、調査や質問の仕方、関係者との付き合い方や印税など実務的な面でのアドバイスを説明します。あまり知る機会のなかった『お金』の面など、文筆家の苦労と楽しさが伝わってきます。
まず、名を知られてないライターが初めにするべきは、企画書を作ることですね。ちなみに、パワポで小奇麗に凝ったものを用意するのではなく、汚い字で威勢だけいい企画書の方が、人柄が滲み出ていていいとのこと。出版業界の文化を表しているようにも読めますが、言わんとすることは理解しました。
Posted by ブクログ
内容的には、文章技術論はほんのわずか。ページの大半を費やして書いてるのはライターとしての営業術、要するに売り込み方にはじまり人生設計を説き、その後に発想術や取材術が続く。この構成でわかるようにキャリアデザインに重きを置いてる。まぁ、確かにライター志望だから、文章のいろはは熟知している。一番の難関は「仕事をいかにゲットする」かに尽きる。著者は本書の中で、名刺は持ち歩け、好印象を与えろ、他人がやりたがらない企画が編集者には好まれる、得意分野を持て、1枚の企画書が次の仕事につながる、自分の著書があれば名刺代りになるなど・・・。列挙したことは至極当たり前だけど、執拗なまで力説するところをみると、いかにこれらが疎かになってるんでしょうなぁ。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
フリーライターは名乗れば誰でもなれるが、それで食べていけるかどうかが肝心。
何をどう書き、得意ジャンルをいかに確立するか。
自らのキャリアをどのようにデザインするか。
そして、世間をどう渡っていくか―。
文筆稼業25年の著者が自らの体験を披瀝し、「書いて生きる方法」を説く。
[ 目次 ]
1 書いて生きるということ(不況だからこそフリーライター;ライター業の手始め;人生設計をどう立てるか)
2 読み書きのしかた(永江式発想術;取材のABC;ライターは読者の代行業である)
3 世渡りのしかた(業界を渡る、世間を渡る;お金の話;リスク管理術)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
そもそも、文筆業っていうのは、とてもフレキシブルなワークスタイルで、自分の理想としている職業形態のひとつなのかな、と思っていたところで本書を発見。購入してみました。本書は、基本的にフリーライターとして活動する人/したい人に向けた本ですが、「文章を書くこと」という点ではフリーライターでなくても文章を書く際の取り組み姿勢についてとても参考になると思います。最近は特にですが、「文筆業」という職業・業態について、大変興味があって真剣に考えてます。自分自身の仕事のポートフォリオを考える上で。「こういう職業で仕事する際のポイント」、「仕事の実際」「留意点」、などなど。。。本書によると、「フリーライターとは、好奇心代行業である」としている。これ、大変興味深い点ですね。やっぱり「誰かに何らかのメッセージや情報を発信する/伝える」ということを意識する必要がありますよね。その仕事でお金を頂くプロフェッショナルである以上、当然だと思います。(ま、その当然ができていない社会人が如何に多いことか・・・なんてことも思いますが。)そのほか、「兼業で始めるのがいい」、とか、「プロである以上、書くものは選ばず、の姿勢であるべき」、とか、いろいろ貴重な意見が豊富に記載されていました。「文筆業」をしている自分を具体的にイメージするのに、大変参考になりました。ジャンルを問わずいろんなものにどんどん投稿してみようかな。