あらすじ
『あまちゃん』の生みの親、宮藤官九郎さん。本書は、セリフを書きセリフを覚えセリフを喋って20年、人生の半分をセリフと格闘してきた宮藤さんが耳にし、思わず「いまなんつった?」と振り向いてしまった言葉を綴ったエッセイ集です。TV・舞台・映画・音楽・家庭で耳にした名&迷セリフ111個! 天才脚本家の頭の中を覗き見た気になる(?)、オトクな1冊です。
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Posted by ブクログ
電車のなかで読んだため、笑いをこらえるのに必死でした。
こらえたにも関わらず、ニヤニヤしてしまいました。
感性も文章も素敵!
もっと読みたいです。
Posted by ブクログ
『あまちゃん』とか『中学生丸山』とか
まさに今をときめく、というタイミングでこの本を読めたのはラッキーだった。
文字として書かれていることならともかく
音の形をした『言葉』は自分の場合は聞き流してしまうことが圧倒的に多いが故
宮藤氏の『音』として発せられた言葉を拾う感度というか
台本の言葉にしろ、誰かが何気なく言った言葉にしろ
それを掬い上げる感性というか能力といったものは
流石に『言葉』を仕事にしてる人だなー、という印象を受けた。
本の感想としては、読むにつけ感じ入ることがあまりにも多いので
単純に『面白い』というのは憚られるんだけど
下手に理屈をつけるよりも単純に面白いと言うのがいちばん楽(爆)。
本書の中で誰かが言っていた通り、情報量が桁外れに多いのだ。
そんなわけで、この本がどういう風に面白いか説明することを放棄させていただいた。
四の五の言わずに読むのがいちばん手っ取り早い。
三宅弘城さんと中村獅童さんのエピソードは面白すぎた。
個人的にギクッとしたのは『よう食べるなホンマ』に出てくる
『抜けて聞こえる声』というくだり。
自分このタイプです。間違いなく。
ライブとかコンサートの最中に何度かステージ上の人に怒られたことあるもん(爆)。
ホントに聞こえちゃうんだなーと思って改めて怖くなりました。
そして申し訳なかった。
自分の中での宮藤官九郎さんというと
高見沢俊彦さんの『騒音おばさんVS 高音おじさん』の作詞。
『スープも冷めないディスタンス』とか『レスポールでしばくぞ』とか大好きだった。
それにしても意外とクドカン脚本のドラマ見てないんだなー、と
この本を読んでて気づいたという。
ちゃんと見たのは『木更津キャッツアイ』『マンハッタンラブストーリー』と
今やってる『あまちゃん』くらいだな。
『11人もいる』は録画したのを間違って見ないで消しちゃったし(´・ω・`)