【感想・ネタバレ】いまなんつった?のレビュー

あらすじ

『あまちゃん』の生みの親、宮藤官九郎さん。本書は、セリフを書きセリフを覚えセリフを喋って20年、人生の半分をセリフと格闘してきた宮藤さんが耳にし、思わず「いまなんつった?」と振り向いてしまった言葉を綴ったエッセイ集です。TV・舞台・映画・音楽・家庭で耳にした名&迷セリフ111個! 天才脚本家の頭の中を覗き見た気になる(?)、オトクな1冊です。

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宮藤官九郎のエッセイ。1つの題材が3ページと読みやすい。そして笑えて面白い。2019年の大河は宮藤官九郎が脚本なので今読むのもありかな?w

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2018年10月29日

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宮藤官九郎のいまなんつった?を読みました。

私はテレビは朝ドラしか観ないので、あまちゃんの脚本の人はミヤフジさんという人なんだ、とか思っていました。
ところが、先日読んだ恩田陸の旅行エッセイ集で、旅行にクドカンの小説を持って行く、というくだりをみて読んでみようと思ったのでした。

舞台や映画などの台詞や日常耳にした言葉などを取りあげたエッセイ集でした。
通勤電車の中で読んでいて吹き出してしまうような面白い話が満載でした。

一番ウケたのは「悲しみのキーが1オクターブ違う」という台詞。
クドカンがいい台詞だなあと自画自賛していたら、1オクターブ違うとキーは一緒らしいよ、という指摘をもらって赤面・猛反省したという話です。

これを読んで脚本を書く人は言葉についての感性が鋭いんだなあ、と感じたのでした。

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2015年06月13日

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宮藤官九郎さんが耳にした誰かの台詞の中で、これはというものを紹介しつつ、彼ならではの鋭い突っ込みを入れた楽しいエッセイに仕上がっている。
さすが脚本家!
面白さを余すところなく臨場感たっぷりに伝えるのが凄い。
読みながら声を上げて笑い、スカッとした。

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2015年01月12日

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久々に朝ドラにはまり、毎朝通勤前に「あまちゃん」を見ているのですが、本屋でその脚本の宮藤官九郎の本を見かけ、おもしろそうだったので買って読んでみました。
週刊文春は読まないので、この本のオリジナルであるコラムは今まで読んだことがなかったのですが、さすがプロのコメディライターだけあって、どのコラムも切れ味がよくておもしろかったです。特に、出だしにコラムのテーマを一言で表す短文をずばっと書いてスタートするスタイルというのは、リズムがよくてかっこいい。勉強になります。

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2013年08月07日

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最近になってようやく「あまちゃん」を見始めた。明らかにこの本を読んだ影響だ。その気になって見てみると、実に台詞がすごい。構成がすごい。
そういえば「タイガー&ドラゴン」も途中からハマった。
たぶん最初がなんか派手な感じがして腰が引けてしまうのだ。でも見始めるとその台詞の巧妙なことにやられてしまう。
このエッセイもまた、何度でも読みたくなる話ばかり。
クドカンはすごい、というのが結論。

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2013年06月07日

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脚本家、監督、俳優、そして一児の父でもある
クドカンこと宮藤官九郎。

18年セリフと格闘してきた著者が
思わず聞き返したくなるような
ドラマや舞台や映画の名台詞を
毎回紹介したエッセイ集。


いやぁ〜
NHKの朝ドラが面白過ぎて
今自分の中で
何度目かのクドカンブームの到来です(笑)

彼は自分と同世代なだけに
出てくる懐かしのドラマがすべてツボで
もうニヤニヤが止まらんス(*^o^*)


実は原作にも脚本にもなかった
ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」の長瀬智也のセリフ
『ブクロさいこー!』

伝説のドラマ「刑事ヨロシク」をパクっていた(笑)
『タイガー&ドラゴン』

等身大パネルではなく
立体的な斉藤由貴に会いたいという(笑)
20年来の念願が叶った
『吾輩は主婦である』

ドラマ「はぐれ刑事純情派」の
藤田まことのセリフ
『はい、携帯安浦』に隠された謎。

あまりに含蓄のある言葉に
目から鱗が落ちた、
松尾スズキの楽屋でのつぶやき
『いつまでふざけられるかな』。


名言も沢山出てきま
す。

「声に出した時に
初めて面白いのが良いセリフ、
そのセリフの輝きを
ずっと維持できるのが良い役者」。
(どんなに良いセリフでも
役者の下心が入るとそれは観客には響かない)

「年を取ると涙もろくなるのは
努力と挫折を繰り返した末に起こる現象」など。


役者のエピソードでは
台本のセリフとアドリブの境界線を超えて
違和感なく思いつきでセリフを喋る達人の西田敏行(笑)。

自分が書いたセリフなのに
アドリブだと思わせる
言い回しの天才の阿部サダヲ(笑)。

きのこの山を食べながら
舞台の出番を忘れる(笑)
松田龍平。


そして身内の話では
思わず吹いた(笑)
クドカン父の名ゼリフ
『カックラキンは1日1時間!』や

水谷豊や暴れん坊将軍の大ファンである
三歳の愛娘のかんぱちゃんの話など、

笑える小ネタや名台詞の数々に
言葉の凄みや旨味を堪能できる良本!


ヘタレな童貞精神と
シリアスと非シリアスの絶妙な塩梅、
昭和へのオマージュ、
そして既成の枠なんて軽々と越えていく
パンクな意志を併せ持つ
クドカン作品の魅力が
この一冊で垣間見えますよ♪

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2013年05月28日

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宮藤官九郎。実はドラマちゃんと観たことない。
観たら絶対面白いんだと思うわ。
ただ、、、もっと昔に観てたら良かったんだろう。
しかしながら、特別企画のところで、本人の年齢に合わせて作品の厚みが変わってる的な内容が書いてあったので、そういう見方もひとつなのかもしれない。
たわいない会話の中に想像力が働くのは、さすが。

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2020年09月01日

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日常のことから舞台のことから、色んな人が発したり自身が台本に書いたりした「セリフ」がテーマのエッセイ。舞台の台本上の話に限ってないのが、話題を幅広くしてて良い。
作品に漂うテイストのまんまの頭の中というか、面白さへのこだわりや演劇論監督論的な部分、こんな風に頭で考えながら仕事して家で過ごしてるんだなーという追体験をしている気持ちになる。

「はい、携帯安浦です」は、確かに言われてみれば。男子クラスとダンスクラスの話も好き。
うぬぼれ刑事の撮影現場はあんな雰囲気だったとは。

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2015年08月21日

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「セリフ」をテーマにしたクドカンエッセイ。そこそこ混雑した電車の中で読んで思わずふき出してしまい、大変恥ずかしい思いをした。

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2014年07月07日

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クドカンの脚本はあんまり好きじゃないけど、コンセプトで気になって買った。ちょっとおもってたのとは違ったけど面白かった。

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2014年03月13日

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クドカンのエッセイ。
このところ、クドカンのビデオを立て続けに見ている。実は、細かいディテールの積み重ねがあの笑いやその笑いの後の泣きにつながる。ああ、そうそうとか、これって、あるよな、という共感がディテールの積み重ねでできていく。
その背後に、日記があるみたいだ。事実をたんたんと、自分の見たそのままに書くこと。エッセイも、その延長にあった。

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2014年03月02日

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宮藤官九郎がとても好きだ。

本当に憎いんです。もちろん良い意味で。
小ネタを挟む、だなんてメディアが取り上げたりしてます。まぁ、本書の特別対談にも話がありましたが「出し惜しみがない」。これに尽きます。

構成を考える上で盛り上がる山場を作るために、「良いセリフはこの辺で・・・」だなんてシナリオはあって然るべきだと思います。
それが、宮藤官九郎の脚本はそんな見え透いた意図が凄く想定しにくい。もちろん頭の中の構成はあるんだろうけど、私の想像力の稚拙さ故なのか不意を突かれに突かれる。そして笑ったり泣いたりさせられる。ズルイよ・・・。

脚本家は物語の全体像を描く。
宮藤官九郎の突き詰められた客観性は、出し惜しみない言葉で、世が言う「小ネタ」達が肩組んで本筋となって物語を進めていく。
セリフにもチームワークが見えるんだよなぁ。宮藤官九郎の描く作品には。

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2014年01月25日

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ネタバレ

電車のなかで読んだため、笑いをこらえるのに必死でした。
こらえたにも関わらず、ニヤニヤしてしまいました。
感性も文章も素敵!
もっと読みたいです。

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2013年08月12日

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文章がすごくおもしろい。さすがクドカン。
伝記を探していて、宮藤官九郎はどんな人だろうと思ったけど、
ふつうのおじさんぽかった。
「片っ端から映画を見る」というのがすごい。
自分は好きなのだけを見てしまうから。

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2013年07月18日

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クドカン昔から好きだったので読んでみたけど、ところどころに物凄く下らなくて笑える文が収録されていた。やっぱりクドカン好きだわー!

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2013年06月06日

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ネタバレ

『あまちゃん』とか『中学生丸山』とか
まさに今をときめく、というタイミングでこの本を読めたのはラッキーだった。

文字として書かれていることならともかく
音の形をした『言葉』は自分の場合は聞き流してしまうことが圧倒的に多いが故
宮藤氏の『音』として発せられた言葉を拾う感度というか
台本の言葉にしろ、誰かが何気なく言った言葉にしろ
それを掬い上げる感性というか能力といったものは
流石に『言葉』を仕事にしてる人だなー、という印象を受けた。

本の感想としては、読むにつけ感じ入ることがあまりにも多いので
単純に『面白い』というのは憚られるんだけど
下手に理屈をつけるよりも単純に面白いと言うのがいちばん楽(爆)。
本書の中で誰かが言っていた通り、情報量が桁外れに多いのだ。
そんなわけで、この本がどういう風に面白いか説明することを放棄させていただいた。
四の五の言わずに読むのがいちばん手っ取り早い。

三宅弘城さんと中村獅童さんのエピソードは面白すぎた。
個人的にギクッとしたのは『よう食べるなホンマ』に出てくる
『抜けて聞こえる声』というくだり。
自分このタイプです。間違いなく。
ライブとかコンサートの最中に何度かステージ上の人に怒られたことあるもん(爆)。
ホントに聞こえちゃうんだなーと思って改めて怖くなりました。
そして申し訳なかった。

自分の中での宮藤官九郎さんというと
高見沢俊彦さんの『騒音おばさんVS 高音おじさん』の作詞。
『スープも冷めないディスタンス』とか『レスポールでしばくぞ』とか大好きだった。
それにしても意外とクドカン脚本のドラマ見てないんだなー、と
この本を読んでて気づいたという。
ちゃんと見たのは『木更津キャッツアイ』『マンハッタンラブストーリー』と
今やってる『あまちゃん』くらいだな。
『11人もいる』は録画したのを間違って見ないで消しちゃったし(´・ω・`)

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2013年06月06日

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ネタバレ

「週刊文春」にて2008年5月から2010年9月まで連載されていたコラムの文庫版。
宮藤さんがそのとき携わっていた作品やバンドの話や娘さんの話がギッシリ詰まったボリューミーなエッセイでした。
ドラマの脚本執筆中に娘さんから何話書いてんの?と聞かれて8話と答えた宮藤さん。ひゃくわ?と聞き間違いされてこう返す。「8話だよ、全部で11話だから。100話も書いたらお父さん死んじゃうからね。100話とか、冗談でも言っちゃダメだよ」……数年後に朝ドラ書いてますよー!!(笑)

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2022年01月15日

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言わばエピソード0 阿部サダヲ 臭カワイイ 生瀬勝久なませかつひさ 古田新太 不揃いの林檎たち いやな奴になっちまいそうだ 手塚理美 時任三郎 本当と嘘とテキーラと 山田太一 ブクロさいこーを品川で 長瀬智也がマコト役 石田衣良が描くマコトはクールで頭のキレる一匹狼 相棒は水谷豊(右京)目線からみた寺西康文 田辺誠一 トップランナー 東野圭吾 流星の絆 佐藤浩市 刑事ヨロシク 菅井きん 岸本加世子 敗北感を抱えて帰宅 「ていうか」を封印 「お前はすでに死んでいる」とか「ひでぶ!」とか「柚餅子ゆべし!」とかは知ってます。最後のはお菓子ですが。 武田真治さんは「ぼく一応ジュノンボーイ出身で…」と呟きながら力いっぱい叫んでくれた。 書くからにはネタ=笑えるものじゃないとダメだと思う。「下ネタですべる」とか「下ネタで引かれる」とか言語道断です。日常会話だってそうでしょう。つまんない下ネタなんて、笑えないわ下品だわで殺意すら覚えるでしょう。まさに諸刃の剣です。かと言って「下ネタは禁じ手」と決めつけるのは気取ってるというか、意気地がないというか。武士なら刀を抜け!と言いたくなる。 もう少しソフトな表現になりませんかね 文春的にはセーフですか? 苦手なものは漫画で済ますに限る 小学生の僕からしたら完全にポカ〜ンですよ そもそも間違いを指摘する人の知識だって資料や文献をもとにしているわけですよね。本人と対面したわけじゃないんだし面白ければいいじゃんと思っちゃうんですが…ダメ? 「悲しみのキーが1オクターブ違う」…この先思い出すたびに心の中で悲鳴を上げる事になりそうな台詞です。 すいません。どれひとつ持ち合わせてない。 始めたきっかけは板尾創路さんの『板尾日記』シリーズ。何がなんでも365日書くというスタイルに感銘を受け、何となく始めました。無駄に筋肉美 安倍麻美 アヴェマリア 速水もこみち 斉藤由貴のパネル 懐かしさと甘酸っぱい感覚だけがこみ上げて来る デカ盛り→味じゃ味→参ったわ。この繰り返しなんです。 竹原慎二は計算して導き出した答えが必ずしも正解じゃないのに強引に押し切れる珍種である。これぞタレント(才能)だと思いませんか?参ったわ。じゃあの。 藤田まこと 僕の脳内芸人フォルダは完全に容量オーバー 欧陽菲菲(オウヤン フイフイ)ラヴ・イズ・オーヴァー 慎重で奥ゆかしい男 「それ、俺はいいけどヤザワはどうかな?」 喧々囂々 40。かなり完成度の高い中年です。 顔の情報量が多過ぎるんだよ せめて早死にしないための唯一の抵抗です。 100パー自己模倣 蜷川幸雄にながわゆきお 1ページにギャグを3つ入れるといいよ 小路勇介 松田龍平 森山未來 ナビ成城学園前おなかすいた 日本大学芸術学部中退 高麗屋 屋号 あほ屋 阪本順治 新世界 敗北感を背負って いつまでふざけられるかな 三田桂子 中村勘三郎 演劇モンスター集団 賛否両論の熱湯風呂 韓国映画にはガッツがある こうぼう弘法にも筆の誤り 年を取ると涙脆くなるというのは、努力と挫折を繰り返した末に起こる現象なんですね。コピー&ペーストで延々と文章捏ねくり回して結局何が書きたかったのか分からなくなる。 あとはテキトーにアドリブで繋ぐ どですかでん その棒読みと無表情のせいで観客の想像力が掻き立てられる 第三の男 鳩時計クックークロック MASH 状況が過酷であればあるほど人は冗談を言い合うし、冗談を言い合った仲間が死ぬからこそ悲しい。これこそ僕は人生の本筋というか、フィクションにおける理想的なバランスだと思います。 ジーニアス 「ユーモアと切なさこそ俺の世界!」誘導尋問 脚本と監督。この2つを混同している人が結構います。 「いいか!俺の拳は常にお前のケツの穴の中にあると思え!」こういうキレのいい罵詈雑言を目の当たりにした時、僕は心底アメリカ人にコンプレックスを抱いてしまいます。みそ汁定食 名前だけでお腹いっぱいになっちゃった 舞台監督は少し考え、真顔でこう答えました。「ミック・ジャガーを燃やしてはいけない」ごもっとも。パンチのある外国人女性 住所不定無職のアウトロー いつしか僕にとって知らないという事は「恥ずかしい」ではなく「悔しい」ことに変わっていたのです。 「つーか知らねーし」が正論になりつつある気がします。 ただ知るという行為自体を楽しんで貰えば良いのだな。その為には楽しい作品であることが大前提…と姑息にPR 極めてフラットな気持ち 朝鮮王朝の宮廷料理 秀逸な台詞 果たしてどんなシチュエーションでこの豪速球が放たれるのか 珠玉のフレーズ 一応バカのフリして聞いてみようか 某ファミレスでの非情な仕打ち ジャック・ニコルソン級の怒りに取り憑かれて 仕事してるフリばかりで遊ばない 色即ぜねれいしょん 田口トモロヲ隠岐島おきしま 映画業界のマジック エスターを4才児が観たら確実にトラウマになるよ。パンクとヘヴィメタル。双方のマニアに言わせれば対極ですが、それ以外の人にとっては「やかましい」という点において両者は親戚同士みたいなもの お前は負のエネルギーを出している! 岡本喜八 独特な乾いたユーモアと戦争や人生といった思いテーマをあえて軽妙に描く作風は今観ても色褪せない 岡本監督曰く、悲劇のパターンはそれほど無い。誰かが死ねば人は概ね泣くんだから。たけど喜劇は難しい。なぜなら「誰が笑うか分かんないからね」。 それって、どっちが得してんの? 一長一短 仲里依紗 三池崇史みいけたかし ロックは怪獣なんだよ 「音楽って真空パックみないなもんだから」やばい。名言です。 吉祥寺で見かける有名人ランキング1位楳図かずお2位佐野史郎3位宮藤官九郎 久住昌之 野武士のグルメ まるでラモーンズみたいな弁当だね アテ書きとは、脚本家から俳優へのラブレターです。キモいですか? もしかして制作側がその面白さを理解してないんじゃないか?という不安すら感じます。そのうち「俺たちは面白い!」ってテロップが出るんじゃないかと。 年相応 愕然 上にも下にも行けない モテる努力をしないとモテないね 行動記録を毎日欠かさず書いています。わざわざ公開するまでもない内容ですが非公開だったら2年も続かなかったし、コラムのネタに困った時に見返したり、なかなか重宝している。何より無駄な一日も日記に書くことで意味のある1日だったかのように感じられる。ブログやる人の気持ちが少し理解できた気がします。そして第三者が読んでいる。ついつい意識しちゃって文章がヘンになる。日記上の人格みたいなものを作ろうとしてしまいます。それは「他人にこう思われたい」というエゴの表れで本来の自分じゃないので慎重に読み返して書き直します。これ俺か?本当に俺なのか?と自問しながら。放っておくとエスカレートして「今日はSちゃんと花火大会に行ったよ♡チョーたのしかったあ〜♡」みたいな事になりかねないから。 いつ「美しすぎない市議」からクレームが来てもおかしくない ファンパねー!三宅弘城みやけひろき バンカラ校 距離感がデタラメ中間がない 好きだからちゃんと本気でやりたいだけ 芸能人水泳大会で選手宣誓する機会でもない限り今年が平成なん年かなんて口にしないし意外と考えない 怖いって!なう! ご当地ソング 彼らは別に心配や共感といったレスポンスを期待しているわけではない。言葉を投げかける事で完結しているのではないか。誰が誰に向けて?と考えるのがもう現代的じゃない。投げっぱなしコミュニケーションの時代なのです。ウィットに富んだ言い訳 やっぱり締切って必要なんだな 今井舞 バクチク菊地くん? ジャックス早川義夫 大塚寧々 栗なめの穴 頓知のきいた返答 子供の意外な残酷性をサラッと表現 自然食バイキング そこはコマネチで! 週末デート せなけいこ 大橋のぞみ 独自の金銭感覚 ぶらり途中下車の旅 しかしここで挫けると挫折の1年になりそうなので 龍角散の喉飴 語尾が偶然『北の国から』の五郎さん風に 子供が食べ終わっちゃったでしょうがっ! とうとう知ってしまったんです。外の世界には「おにいさん」と「おじさん」の2種類の男がいるという事を シークエンス 付き合うって何? ボジョレー解禁 官能小説の新刊が気になって死ねない、なんて、そんな小さなことで人生が繋がる感じが人間の一生であって欲しいというか、みんなそんな些細なことで自殺を留まって欲しいというか…。あまりに個人的なセレクトだから誰にも共感得られないかもしれないけど、どうしても忘れられない台詞なんですよね。 古典落語ってのは全て人間を描いているんだ 鮪 隙あらばセリフやギャグを足そうとするからね 剣豪の趣き 辻斬り 峰打ち 押し並べて答えの出ない話を延々繰り返すもので、それを指摘されたら玉砕するような危うい世界であるという事を肝に銘じて、明日もセリフと格闘する所存です。 福本伸行 元の棚に戻そうとしているおまえ メモった時点で冷めてしまうくらいの弱ぁ〜い輝きを、目を皿にして拾っていきたいものです。

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2017年07月13日

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一言の台詞をテーマにしたエッセイ。あんまり関係無さそうなのもあるが、中身は面白いし、たまに吹き出してしまうものもある。
宮藤官九郎のドラマはちょっとくどいんだけど、愉快で、熱い。IWGP最高!

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2017年01月16日

Posted by ブクログ

セリフや日常交わされるたくさんの「ことば」を題材にしたエッセイ集。
声に出して笑ってしまった。個人的には三宅弘樹さんネタがすき。笑

「小説」と「脚本」はもちろん違う。じゃあ何が違うのかって言うと、「小説」は読者の脳内で物語が展開されるけど、「脚本」は視覚的に具現化されることを前提としている。登場人物の台詞は生身の人間が「声に出して話す」ことを前提としている。
文章で読んで面白いのと話される台詞として面白いのは全然違うのだ。

役者として、脚本家として、父親として、観客として、ともすればその場で忘れ去りそうな日常に潜むユーモアをすくいあげるのがクドカンさんは上手い。
ことばに関して感度を上げて生活しているからなんだろうな。
おもしろかった!
(2016.8.14)

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2016年08月14日

Posted by ブクログ

「俺だって子供だ!」がおもしろかったので続きを。これはかんぱちゃんばかりの内容ではないけれど。
でもこれ、時系列に並んでないんだよなー。読みやすいのかもしれないけど、個人的には時系列で読みたかった。

クドカンさん、楽しそう。
仕事で悩むこともあるだろうけど、脚本書いたり、俳優したり、バンドやったり、監督したり。
いろいろできて、楽しそう。

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2015年03月09日

Posted by ブクログ

朝の連続テレビ小説『あまちゃん』や
映画『中学生円山』・『ゼブラーマンシリーズ』などの脚本を手がける
宮藤官九郎のエッセイ集。

TV・映画・舞台などで自身が耳にした、
名&迷ゼリフを111個収録。

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2013年05月23日

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