【感想・ネタバレ】悪の法則のレビュー

あらすじ

麻薬取引に手を染めた弁護士の男。一度儲ければそれでおしまいのはずだった。しかし、彼は自分がいつの間にか断崖の縁に追い込まれていることに気づく。そして彼にも、彼の周囲にも容赦のない暴力が襲いかかる――ピュリッツァー賞を受賞したアメリカの巨匠が描く傑作クライムサスペンス。リドリー・スコット監督、マイケル・ファスベンダー主演映画化。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

おれにわかるのはあんたが自分のした間違いを何とかしようとしている世界はあんたが間違いをしてしまった世界とは別の世界だってことだ。
あんたは今自分が十字路に立って進むべき道を選ぼうとしていると思っている。でも選ぶことなんてできない。受け入れるしかない。選ぶのはもうとっくの昔にやってるんだから。

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2024年03月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

陰惨。
ハードボイルドで詩的なマッカーシー節もあるけれど、むしろ主人公を憐れんだり、展開に恐怖したりすることに忙しかった。
映画脚本で、会話が主であるため読みやすかったけれど、その読みやすさがむしろ、物語の暗さを後押ししているのかもしれない。
主人公に対しても読者に対しても、憎むべき相手や怖がるべき対象がほとんど姿を見せないまま物語が進む。それもまたリアルで、その分読んでいて辛かった。

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2017年04月05日

Posted by ブクログ

映画脚本の日本語訳である。

選択した気がなくてもいつの間にか選択している。
そしてその結果に従うしかないってこと。
他の作品でも見られるマッカーシー哲学を簡潔にした感じ。

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2015年08月22日

Posted by ブクログ

映画「悪の法則」の脚本。こうして読むと、コーマック・マッカーシーの小説は普段から脚本というスタイルに近い。もともと心理描写がほぼないからか。普段の小説と違うのは会話が多いくらいかも。
ただ、脚本だけに誰が誰か少しわかりづらい。映画を観た前提で読めば変わるのだろうか。
映画のビジュアルを意識してか、いつもよりダイレクトにショッキングだった。

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2014年05月07日

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