【感想・ネタバレ】芸術家列伝3 レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロのレビュー

あらすじ

ルネサンス美術を知るうえで最も重要、かつ読み物としての面白さを兼ね備えたヴァザーリの『列伝』は、長い間古典として読み継がれてきた。その中よりルネサンスの二大巨匠を収録。

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Posted by ブクログ

借りたもの。
ルネサンスの芸術家の横顔、当時の人々の息遣いを今に伝える良著。その中で“万能人”レオナルドと”神のごとき”ミケランジェロについて書かれた部分訳。
本来は100人を超える、ルネサンスに活躍した画家・彫刻家・建築家について言及されている。

レオナルドよりもミケランジェロについての言及が圧倒的にページを割いている……
ヴァザーリがミケランジェロの弟子で、より身近にミケランジェロについて書けたことも相まってか。

後書きによるとヴァザーリはミケランジェロの偉大さに結びつけるために、この『芸術家列伝』を執筆したとか……
他の芸術家に関しては、見聞による想像で描かれていることを指摘されている。(それでも当時の雰囲気を伝える文章のひとつであることに変わりはない)

今でいう学術本とは異なり、小説を読んでいるような感じ。
翻訳は踊るような躍動感にあふれる文章で、原文もおそらくそんなニュアンスなのだろう。

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2017年08月20日

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