あらすじ
皆塵堂の看板猫、鮪助の縄張り調査を頼まれたのは元遊び人の茂蔵。しかし、なにも起こらないはずがないのが、皆塵堂のお約束ってもの。傍若無”猫”の鮪助のゆく先々で起こる事件に、今回ばかりはお手上げか?
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
猫追いって、茂蔵が鮪助を追うのね。
鮪助、色々分かってて、茂蔵を利用するために追わせているな、きっとw
茂蔵がからんだことで、いろんなことが解決してるし。
神出鬼没な峰吉には大笑い。こいつも、いろいろ分かっててやってる気がするw
あいかわらず猫ファーストな巳之助も、いろいろナイス♪
この時代に、猫の血縁まで気にして里子に出してるのも素晴らしい。
さて、次作では峰吉は前髪を落とすのか、もう1作、小僧さんのままなのか、楽しみである。
Posted by ブクログ
〈古道具屋 皆塵堂〉シリーズ最新作。
いつもお気の毒な扱いの茂蔵(自業自得なところもあるけれど)が頑張る回。
『鮪助の縄張りがどこまであるのか知りたい』という好奇心を満たすために、清左衛門から鮪助の後を追いかけることを命じられた茂蔵。渋る彼を『粋な大人の遊び人』になる道に通じると無理やり納得させて、五日間鮪助の後を追いまわすことに。
だが、そこは皆塵堂シリーズ、勿論ただの『猫追い』とは行かず…。
男から刺されそうになる夢を見せる、匕首
決まった店の鰻を毎日食べたくさせる老人の霊
何かを訴える老婆の霊
天井裏に括りつけられていた少女の人形
皆塵堂始め巳之助らから散々な扱いと言われようをしているせいで、鮪助を追う最中にも笑われる茂蔵だったのだが、途中からは彼の親切に感謝され『粋なお兄さん』と言われるシーンもある。
伊佐次は納得いかないようだが、これまでの散々な扱われようを思えば、頑張っている茂蔵を応援したくなる。
茂蔵と似たようなキャラクターの円九郎もまた蕎麦打ちとして頑張っているようでホッとする。
それにしても峰吉は相変わらずのしたたかさ。
もうすぐ前髪を落とすらしいが、そのまえに『小僧』であることを生かして仕入に売り上げにと力を入れるらしい。
彼のような算盤勘定しか頭にない小僧だと、幽霊の方も力を出せないのか。
忘れてはいけない、鮪助。彼には一体何が見えているのか、怖いような知りたいような。
優しさもあるのだが、人を見ておちょくったり先回りしたり、導いてあげたりと俯瞰する能力がすごい。
次回は誰にスポットが当たるのか。楽しみ。
Posted by ブクログ
皆塵堂シリーズ第16作。ずいぶん続いてますね。
今回は第一作から登場のおなじみ猫の鮪助がどれくらいまで縄張り広げてるのか気になるので後を追って調べようという本当にどうでもいいテーマ。登場人物がみんな暇そうっていう落語みたいな物語だからなあ。そしてシリーズ的にはホラーであったはずですが、もはやそれを覚えている人も少なくなっているのではないかと。
面白かったですけどね。毎回思うんですが、登場人物の説明がシリーズ読んでるものからするとちょっとくどい。過去に登場した人物が出るたびにいちいち挟まるのでテンポが悪く感じてしまう。まあ本作から読み始めた人もいるかもだし・・とは思うけど、だとすると「過去に盗賊の手引きのために店に入って真面目に働いて」「今は小間物屋で」とかそれはそれで過去作のネタバレといえなくもないのであろうか?逆に気になって読んでみようってなるのかな?どうなんだろう?でも新作出るたびに毎回毎回なので。。。
あとは毎度のことですが、円九郎茂蔵の扱いが毎回悪すぎる。円九郎はともかく茂蔵はなんだかんだそれなりに真面目に一生懸命やってるからもうちょっと報われてもよさそうなもんだな、と。ちょっと気の毒に思えてしまう。