あらすじ
おれは坂北天界、私立探偵だ。太陽光が原因の奇病・日陰症のせいで、愛する玲美とともに、ここヴァルボスへと移住してきた。そんなある日、ヴァルボス人の犯罪者ザークと、宗教団体教祖の家出した娘という2件の捜索依頼が舞いこむ。調査を始めたおれは“死後の世界に真実がある”という怪しい教義に触れて……
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Posted by ブクログ
おれは坂北天界、私立探偵だ。太陽光が原因の奇病・日陰症のせいで、愛する玲美とともに、ここヴァルボスへと移住してきた。青空はきれいなのに、影ができない不思議な惑星だ。そんなある日、2件の捜索依頼が舞いこむ。ひとりはヴァルボス人の犯罪者ザーク、もうひとりは地球人の宗教団体教祖の家出した娘。調査を始めたおれは“死後の世界に真実がある”という教義に触れ、ヴァルボスのとんでもない秘密を知るが…。
この人にしては割と内容が軽くて読みやすい感じがしました。いうなれば神林入門みたいな。ですが失われていない神林節!
Posted by ブクログ
なんて魅力的な玲美。
これまでよりもちょっととぼけた感じで、山田章博の漫画を思い出しました。表紙の絵が、ちょっと抜けた感じと合ってるなー、と。
何を平然とタクシーの運転手を。
Posted by ブクログ
実はこれが初めて読んだ神林長平作品。まあ、買ったときは元長柾木の解説が付いてるってことで買ったんですけど。 文体自体は「SF!」って感じがして、慣れないと読みにくいかも。 ストーリーはハードボイルドなのかなんなのか。急に抽象的な観念の話になって、展開の早さに着いていけないこともしばしば。読みにくいので万人には勧められないけど、嫌いじゃない。そんな本。