【感想・ネタバレ】狐と踊れ〔新版〕のレビュー

あらすじ

5Uという薬を服用し続けなければ、体内から“胃”が逃げ出してしまうという未来社会。5Uの配給によって厳しく管理される日常に倦んだ男は、人間と胃が共生するというユートピアの存在を知る…ハヤカワ・SFコンテスト佳作入選の表題作、エントロピー理論を援用した異色の時間SF「忙殺」ほか5篇に加え、単行本未収録の「落砂」「蔦紅葉」「縛霊」「奇生」の連作4篇を増補した、記念すべきデビュー作品集の再編集版。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

神林作品は雪風シリーズしか読んだことがなかったけれど、
この作品は初期ということもあり、筆者にしては婉曲的な表現が多く、異色な印象を受けた。

主に「日常」と「非日常」の境界を行き来する話しが多いと感じた。
神林シリーズの原点になるものなのだろうか

「落砂」が印象的
どちらが正常でどちらが異常かわからない
狂気の物語。


日常と非日常
日常とはなにか
非日常とはなにか
私たちが日常だと思ってすごしていても
すでに非日常に足を踏み入れているかもしれない

そんな非日常へ一歩足を踏み出させてくれる作品。

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2013年01月03日

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