【感想・ネタバレ】七、八月のストロークのレビュー

あらすじ

「ままならぬ現実を生きる彼らのしんどさを、私たちはよく知っている。けれど、ほんの少しの希望があれば前に進めることにも、私たちは気付いているのだ。」――恩田 陸

「新たな一歩」を踏み出す人々のひと夏を描いた感動作!長嶋有デビュー25周年記念作品。

築50年の大規模マンションの子供用プールで、監視員のアルバイトをする高校生の少女二人、ある日漫画が描けなくなった元人気漫画家、万引き癖をもつシングルマザー、突然高校を自主退学した息子とその父、年下の友人を亡くした漫画好きの老嬢……。ささやかな悩みを抱えた老若男女が過ごす夏の日々。老朽化し利用者も減る一方のプールに廃止の危機が迫り、
少女二人が立ち上がる。大好きなプールを守るために。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

本を読んでいる間、まさにプールに浮かんでいるような幸せな時間でした。

繋がるようで繋がらないプールの人たち。
そして、着地点も著者らしい!って、そこが好きなんだな。

ピンポイントですが(笑)
13章R大学教員室(与那国島)
この章は特にお気に入り。椚山先生なんともいえない存在感でした。

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2026年06月30日

Posted by ブクログ

長嶋先生特有の人間描写、言葉の選び方がそれぞれ光っています。夏のプールの水面に映る水しぶきが、同じに見えてもいっ時いっ時すべてが違っているように唯一無二の輝きです。私は特に長嶋先生がもとより大好きなので贔屓目も入ってしまうのだけれど、小さな事柄の楽しみ方の向かう方向、行き着くところが同じ気がするので
マンションの中庭の子どもプール、地域の市民プール、果ては与那国、ロンドンにまで場所を広げての人と人のかかわり合い。それぞれの視点から淡々とそれでも心根は熱く読み込めて何度もページをひっくり返しながら。

夏の濃い緑の林の木漏れ日、プールの塩素のかすかな匂い、暑すぎる日差しが感じられる小説です。

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2026年06月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

大規模マンション。プール。老朽化で閉鎖の危機。楠子。漫画家。きの、樹、かつみ。高校生。高校自主退学。母親万引き。ストレスはその原因を消さないと意味がない。紺。漫画好き。高志。樹の父。椚山教授。与那国島。各々の現実。少しずつ前にすすんでいるのがいい心地よい。

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2026年08月21日

Posted by ブクログ

今まであったものが無くなるかも。ここでは、マンションのプールなのだが、ただただ時代の流れとか、気候変動のせいとか、仕方ないかではなく、どうしたいか考えてみるのもいいかもね。

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2026年07月16日

Posted by ブクログ

プールと、プールにまつわる人々の物語。途中、ある人の悪癖(というか病?)には驚きました。全く理由が分からなくて「なんで?」と。最後の章はグッときて、涙ぐんでしまいました。読んでる間じゅうプールにいるみたいで、裸足でプールの床を歩く感じや、蛇口をひねると出てくるお湯といってもいいほどの水の熱さ、薬品の混じった独特なプールの水のにおいなどをずっと感じていました。プールに行きた〜い。

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2026年07月12日

Posted by ブクログ

夏を感じるのは、マンションにある子供用プールでの話だからだろうか…。

このプールだけではなく市民プールを利用する人の話もあるのだが、ひと夏を描いた物語はちょっとだけ暑さを軽減できた気がした。

今日も茹だるような暑さ…
お盆も過ぎたのにいつまで続くのだろうか…
そんな日にこの表紙のプールを見ていると、さて私はいったい、いつからプールに入っていないのだろうかと。
小学生の頃は、夏休みでも学校のプールが開放されていて、地域ごとに決められた日に通っていた。
そんなことを思いだしながら、こうも暑ければ日中に炎天下でのプールなど禁止しているところもあるだろうと思う。

この物語のように労朽化し利用者も減り、プール廃止の危機が迫る中、監視員のバイトをしている女子高生二人が、ナイトプールを考えつくのだが…

未来のことを考えると何が良いのか、どうすれば良くなるのか、課題はまだまだあるかもと思った。






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2026年08月21日

Posted by ブクログ

最後の展開はなるほどと思ったんだが、ちょっと話が散ってる感ありあんまり楽しめなかった。
プールの維持管理て大変なんだよね…

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2026年07月30日

Posted by ブクログ

“なにかをやめるというふるまいは一つだが形は分岐する。やめてなくなるものと、やめても残るものとある。”(p.35)

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2026年07月21日

Posted by ブクログ

夏に読んで正解だった。何かが劇的に変わるわけではないけど、小さな一歩を踏み出すことが希望になる、そんなプールにまつわるままならないそれぞれの日常の物語。小学生の頃に通ったスイミングスクールの帰りに食べるアイスボックスの美味しさとか、夏休みにチャリで学校の開放されたプールに行って友達と遊んだことだとか、プールの後の授業の心地の良い気怠さと塩素の匂いだとか、あのかつての夏を懐かしく思い出しながら読み進めた。「皆が知らない幻想的なほどの景色を知っていることの優越は、たとえば勉強ができるとかインフルエンサーになるとかよりも、はるかに人を強くするものなのではないか。」日常に溢れるうつくしい瞬間を切り取って大切にできる人になりたい。

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2026年07月15日

Posted by ブクログ

みんなそれぞれ悩みを持っている。
それを少しでも解消しようと頑張っている。
頑張った先にはなにがあるか?
そんな小説で、読後、僕は元気をもらいました。

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2026年07月14日

Posted by ブクログ

プールのあるマンションってすごい。なんか夏という感じで入ってみたくなった。時代の流れとともに流行るものも変わっていくのだろうな。

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2026年06月13日

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