あらすじ
ドミニカはネイトを誘惑する。が、CIA側は彼女がSVRの諜報員であることを突き止め、ネイトは彼女を寝返らせるよう指示される。だが二人の関係は思わぬ方向へ。やがてワーニャはCIAに内通するスパイを暴く策略を講じるが、CIAも米国内に潜伏するロシアのスパイをあぶり出す作戦を展開する。そして、ドミニカとネイトには苛酷な試練が襲いかかってきた。元CIA局員の著者が予断を許さぬ展開で描く大型スパイ小説。
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Posted by ブクログ
さすが元CIAの人が書いただけあってリアリティのあるスパイ小説。東西冷戦時代のスタンスを復活してスパイ小説をかけるってことは、現実にロシアの力がしっかり戻ってきてるってことなんだろうなぁ。北方領土還ってきそうないなぁ…。
スパイ同士の手に汗握る防諜描写は読み応えバッチりなんだけど、いらんもんも多い。女主人公の特殊能力は生かし切れてないし、男主人公の出自もだからどーやねんという感じ。そもそもW主人公にする必要があったのかな。エリツィン大統領も本人が登場してるけど、これも活かしきれてないように思えるし。
もう少し絞り込めば、もっと読みやすくケレン味も出てくると思えて少々残念。
章末に出てくる料理のレシピも、イランもんのようで、これはちょっとオモロかった