あらすじ
目が
背筋(せすじ)
『近畿地方のある場所について』(KADOKAWA)で2023年にデビュー。同作が『このホラーがすごい! 2024年版』(宝島社)国内編第1位を獲得。近著に『穢れた聖地巡礼について』 (KADOKAWA)、『口に関するアンケート』(ポプラ社)など。
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Posted by ブクログ
最近映画化されて話題の「口にまつわるアンケート」で知られる著者。『近畿地方のある場所について』でも有名か。
この本、とにかくサイズが何とも言えない。手のひらサイズで、ものの30分もあれば読めてしまう。だが一度目は、不穏で気持ち悪い印象だけが残った。二度目は視点を意識して読むことで、さらに不気味さが増していく。
読めば何かがわかるわけではない。ただ、ページをめくるたびに違和感が押し寄せてくる。この感じ、嫌いじゃない。むしろ好きかも。他の作品も絶対に読んでみよう。
Posted by ブクログ
口に関するアンケートよりも好きな展開!!!
めっっっちゃ狭いアパートに住んでいるため、毎日クーラーをつけるために全部の部屋の窓を順番にしめて回り2つのクーラーで全部の部屋を涼しくしようと画策し、外が涼しくなってきたらクーラーを消して全部の部屋の窓をあけてまわる生活をしているため、霊感テストなんかもう日常茶飯時すぎて何も覗き込んでなんか居ませんでした。霊感なんか微塵もないのでしょう。
話の持っていきかたが上手い。
でも結局、その目のバケモンってなんやねーん!ってなるのがミステリ脳だなぁ(笑)
Posted by ブクログ
短くて読みやすかった。全体的に不気味な雰囲気が出ていてよかった。一個一個の短編が実は繋がっていたというのも面白かった。でも、その元凶とか原因とかは一切分からないから、スッキリしない部分もあった。彼女のいう神様って何?(おそらく監視先の男の幻覚?)、ポイントって結局何?見る、見られるがテーマじゃなかったの?みたいな疑問が綺麗に解消されるわけではなかった。解消されないからこそ不気味という評価もあると思う。全体的な雰囲気、話のまとまり感と面白さは高評価で、オチのスッキリ感は微妙という感じ。
Posted by ブクログ
視線をテーマにした作品で、見られている事と見ているもの、自分が放つ視線が怪異を生んだり逆に人間を追い詰めたりと、幽霊や怪異より生きている人間が1番怖いな、と改めて感じさせる作品でした!
視線というシンプルなテーマでここまで話を広げられる背筋さんの文章力の凄さ……次の作品が楽しみです!!
Posted by ブクログ
例の部分は怖くてあまり考えないようにしました。
考えないようにしましたが…読み終えても後を引く怖さがあります。
「口に関するアンケート」の方が好みですが、怖いのはこちらですね…。
短い本なのにしっかり仕込みがあり、相変わらず凄いですね。
Posted by ブクログ
豆本サイズの一冊
読書前はどうしても値段が頭をよぎってしまうのですが(ちなみに650円/税別)、読み終えるとなかなかの満足感
前作『口に関するアンケート』を購入しておいてなお今作も買っているのだから、自分で思っている以上にこのシリーズが好きなのかもしれません
(前作やらシリーズやらと書いてますが、物語はそれぞれ独立しています)
Posted by ブクログ
代表作の「口に関するアンケート」と同様の小さいサイズの本で比較的すぐ読み切れます。しかし、量に反して内容がとても濃く、考察が捗りました。自分は初見じゃ理解できなかったので2回読みました。
Posted by ブクログ
あっという間に読んだけど、どれもぼんやり嫌な話だった
最後に繋がってたけど、私が本当に理解できているかは自信ない
あの小さい目?の集合みたいなの、たくさんあると気持ち悪い
Posted by ブクログ
読み終わってすぐに2回読み直した。俺もポイントを増やしてしまった。
口に関するアンケートが面白かったから今回も勢いで買ってみたけど、サクッと読めて手軽にゾクっとするからこういうシリーズはリピありかも。ただ個人的には口に関するアンケートのほうがゾッとした。でもSNSが流行ってる時代的にはこっちの方が風刺っぽくて怖いのかも。
Posted by ブクログ
背筋さんの小説、私が読むのは2作目…かな。
口に関するアンケートを読んだことがあり、独特な世界観とゾクゾク感に魅入られ、買ってみた。
最初の導入部分で、これから何が起こるのか…。引き込まれ、読む手が止まらなかった。
はじめのうちは、物語の繋がりが見えずはてな状態だったが、繋がりが見えた時のゾクゾク感がたまらなかった。
文章を見せることで、ポイントが貰える。見る側に行ける。読んだ人は見られる側になる。?は見る側に行った。読んだ私たちは見られる側になった。今も見られている?
自分との繋がりが見えてくる、そんなゾクゾク感も味わえて良かった。
Posted by ブクログ
背筋さん著書、『目』。
【あらすじ】
「見る」という行為を軸に、日常に潜む不可解な現象を描き何気ない出来事や言葉が、見る側と見られる側の認識によって異なる意味を持ち始めることで、静かに恐怖が広がっていく。全四編構成ホラー。
【感想】
本作で印象的なのは、ある展開を境に、それまで読んできた内容が恐怖へと変わっていく文章表現である。他人事として捉えて読むのではなく、自分自身に降りかかるものとして意識した瞬間、物語の恐怖が日常にまで侵食してくるような感覚を覚えた。
例えば、記憶の中で「見守っているよ」と言われたとして、それが誰からの言葉なのかを意識しなければ、ただその言葉の意味を考えるだけである。しかし、それを親しい人からの言葉だと認識すれば温かさを感じる一方で、もし非現実的な存在から向けられた言葉だとすれば、同じ言葉であっても恐怖へと変わってしまう。
つまり、恐怖とは対象そのものだけで決まるのではなく、「誰に見られているのか」「何を見ているのか」という認識によっても生まれるのではないだろうか。
第一章「目」では、まさにその感覚を考えさせられる。目で対象を捉えることで、それまで意識していなかったものが認識の中に入り込み、一度意識してしまうことで、何気ないものまで意味を持って見えてくる。その認識の変化が、じわじわとした不安につながっていく。
読み進めるほどに「見る」という行為が単なる視覚ではなく、作品全体を読み解く一つの要素なのではないかと思わされる。
一度読むだけでは、すべてを理解することが難しく、軸となるテーマは感じられるものの、前作の『口に関するアンケート』のような因果と一貫性が分かりやすく描かれているわけではないため、再読することで見えてくるものも多い作品だと感じた。
視線を感じることで、そこに何かが存在すると認識してしまう。そんな人間の認識そのものが生み出す恐怖を味わいたい人におすすめしたい。
Posted by ブクログ
徐々に引き込まれていく感じ。
もう止められない感じ。
普通のサイズなら20ページくらい?
あれ?なんだっけ?って読み返しやすいし、このサイズである面白さは絶対あるよな。
サクッと読めるしとても丁度良い短編だと思う。いいね!
Posted by ブクログ
口に関するアンケートに比べてこの小冊子で扱うにはややテーマが大きいのかなと思う。短めの空き時間に読んで面白いとなれる話ならもっと絞って良いのでは。
Posted by ブクログ
見ることは見られること。視線に関わるホラー。
口に関するアンケートより登場人物が少ない分、この短い話のなかでも要点をつかみやすくてよかったです。怖かったかと言われると怖くはないのだけど、人の視線という、感じるはずもないのに感じるような気もするものを取り扱っているおかげで、ざわざわとした不安感は読後に残ります。
怖くはないが、怖さは分かる。そんな微妙な感想になりました。
Posted by ブクログ
視線がもたらす恐怖をテーマにした連作短編小説。
『口に関するアンケート』に続く、背筋さんのA6変型判本第2弾。
視線や見られていることの怖さをテーマにしているのですが、なかなかにヒトコワでもある。
短いながらにちょっとしたトリックも仕込まれていて、「あ、そういう事!?」という感覚も味わえます。これは先入観にやられました。
見られるのって怖いですよね。注目されるのもプレッシャーだし、理由が分からず見られるのも怖い。
……とはいえ、身内いわく私はかなり鈍い方らしいので、この本の登場人物みたいに視線や人の目に敏感だと辛そう。見る側に回るのは、それから解放されて幸せではある……あったのかな??
Posted by ブクログ
「視線」の研究をする大学生は、SNSで視線に関する怪談を知る。
豆本ホラー第2弾。
「口に関するアンケート」に続くホラー。(関連性は無し)
「口に~」より怖さは弱め?
視線って確かに人間が感じる中で不思議なものですね。お風呂で視線を感じると、目の前にいるとか言うけど。曰くのある場所なんかに行ったらもう絶対に(笑)
次は鼻?耳? どの五感でいくんでしょう。
Posted by ブクログ
「目」あるいは「視線」を軸に、かなり正面からホラーをやっている。
豆本サイズで、読むだけならすぐ読み終わる。ただ、読み終えたあとに「あれはどういう意味だったんだろう」と、前のページへ戻りたくなる。場面の意味や視線の向きが少しずつ変わり、怖さが増していく構造と、この小ささがよく噛み合っていた。とはいえ、現代ホラーはさすがにこの手法が多すぎるきらいはある。冒頭で落ちる地点がわかってしまうのが、少し残念かも。
同じ豆本サイズの前作『口に関するアンケート』は、謎や仕組みが解けていくミステリ寄りのホラーだった。たとえるなら『リング』のような、呪いの正体へ近づくことで恐怖の輪郭が見えてくるタイプ。それに対して『目が』は、『呪怨』のように、理解や解決そのものを拒む理不尽な恐怖に近い。
怖さ、不快さ、生理的な嫌悪感が、形を変えながら次々に押し寄せてくる。それでも単なる怪談にはせず、「読むこと」や「理解しようとすること」自体が何かを作用させてしまうような、メタな感触も残っている。このあたりは、やはりこの作者の強烈な記名性だ。
個人的に、この人の作品の「エピローグ」が醸し出すあの感じは、吐いた後の一瞬の爽快感みたいで好き。
Posted by ブクログ
視ること、視られることが不気味に感じる短編集。
かなり気軽に読める文量だけど、読み進めると真相に近づいていくのが分かって読みごたえはある。
恐怖感はそんなになかったです。どちらかというと不気味。
Posted by ブクログ
読みやすい短編で待ち時間の間にサクッと読むことができた。表紙の不思議な物体のイラスト。最初は何のマークかと軽く見る程度だったが、読み終わる頃にはできるだけ見たくないイラストに変わるのは面白い。想像力がある人ほどきっと怖い作品だと思う。
Posted by ブクログ
『口に関するアンケート』に続き、背筋さんの豆本シリーズ? 気がついたら背筋さん3連続になってしまった…
都内の大学に通うIは、認知情報学の研究室に所属し「視線」について研究をしている。そんなある日、彼女が最近SNSで目にした、とあるネット怪談についての話を聞く。それは「視線」にまつわるものだった…
豆本サイズで71ページしかないにもかかわらず、連作短編集のような構成。ボリューム的には短編1話分くらいだと思うけれど、よく考えられてるな〜
サラッと読めて、ちゃんと怖い。どんでん返しもあってお得です。
次は『鼻』か『耳』かな?
Posted by ブクログ
口に続いて今回は目。視線がテーマのホラー短編。
冒頭の有名な霊感テストの説明から何となくオチは予想できん事もありませんでしたが、今作はサイコホラーよりかな?
考察も色々できそうですしシリーズ化もしそうなので30分もかからず読めてお手軽に怖い思いをしたい人は是非。
目、口とくれば鼻、耳、指とか出そうです。五感って恐怖を味わえるようにも出来てるんですね。
Posted by ブクログ
前作の「口に関するアンケート」と同じく、嫌な後味が残るサクッと読める作品。
口の次は目ということで、見ることも禍の元となるのか。
幽霊や怪異とは目を合わせちゃいけないと聞くが、きっと見てしまったらもう取り込まれてしまう。
電子版はどうかわからないけれど、紙だと微妙にドット状のグレーハッチになっていて、読んでいる途中からこれも多数の目なんじゃないかと思えてくる。
怪異はいないのにどうにも気持ち悪い。