【感想・ネタバレ】夏の約束のレビュー

あらすじ

ゲイのカップルの会社員マルオと編集者ヒカル。ヒカルと幼なじみの売れない小説家菊江。男から女になったトランスセクシャルな美容師たま代……少しハズれた彼らの日常を温かい視線で描き、芥川賞を受賞した表題作に、交番に婦人警官がいない謎を追う「主婦と交番」を収録した、コミカルで心にしみる作品集。(講談社文庫)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ドラマ『団地のふたり』を見て、面白かったから、小説にも興味を持って読んで、作者の藤野千夜さんのプロフィールを見たら、この表題作で芥川賞を受賞されてると知ったので、読んでみたくなったから読んでみた。

「夏の約束」
ゲイのカップルの会社員マルオと編集者のヒカル。ヒカルと幼馴染の売れない小説家菊江とその友達の会社員のぞみ。男から女になったトランスセクシャルの美容師たま代。少し外れた人たちの日常を描いた作品。

終盤にたま代が大怪我をする以外は物語が穏やかに、悪くいうと平凡に進行していく。
マルオはしゃれた人だなって思った。どっちかっていうとヒカルのほうが馴染みやすいけど。生き方に信念があって、羨ましい。登場人物が多いんだけど、みんなそのときの状況に合わせて、時に言葉を飲み込みながら生きてるんだなって思った。みんな、強いなって思った。

「主婦と交番」
どうして交番には女の人はいないの?
という小2の娘の一言をきっかけに交番ウォッチングにはまる主婦なつ美とその周囲の話。

変な小説だった。
なつ美が交番ウォッチングにハマったのは娘の一言ではあったけど、ご近所とよし子さんに「なんで交番なんか見てんの」と聞かれた時の「わかんないけど、見てると面白いよ」っていうやり取りが好き。そういう感覚で動いてるの好き。
なつ美が乗り物全般が苦手って、『団地のふたり』のなっちゃんもそうだったから、藤野千夜さんがそうなのかもしれないなと思った。車も電車もエレベーターも苦手、ってなると結構不便だろうなって思った。小説の中だけど、こんな人もいるんだな、私はまだマシかもって、意味もなく比べて元気づけられた。

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2026年02月01日

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