【感想・ネタバレ】氷河期のゴミのレビュー

あらすじ

★★★いま読むべきミステリー No.1!★★★
「もっといい時代に生まれていたら」
社会の理不尽に苦しんだことのある、すべての人へ。

大手広告代理店の就職面接。コネ入社を確約された大物議員や財閥の子息女らが毒殺された。同時刻、電力会社にも男が侵入。ビル全体を人質にとり、立てこもり事件を起こした。要求は、「おれたちに、人生を返せ」。刑事の名森は、捜査を進めるうちに匿名掲示板の書き込みに辿り着く。浮かび上がったのは、時代にすべてを奪われてきた者たちの悲しい半生だった。
共感、衝撃、憤り!感情わしづかみの徹夜ミステリー!

櫛木作品の到達点! この“犯人”に共鳴せずにはいられない。
――宇田川拓也(ときわ書房 本店)

理不尽な社会を見事に描いたこの物語は時代を映す鏡である。問答無用、いま真っ先に読むべき一冊だ!!
――内田剛(ブックジャーナリスト)

世代あるあるをこんなにもスリリングな極上ミステリにする発想に脱帽!
――川俣めぐみ(紀伊國屋書店 横浜店)

彼らの共犯者になってしまいそうだ。そんな思いを、必死に抑えながら読んだ。
――高頭佐和子(氷河期世代書店員)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

SNSで知り合った氷河期の世代の人たちが、世間に復習?するために事件をおこす、、、のだけど、、なお話。

氷河期生まれなので、身につまされる。
自分はラッキーな方だったんだなーって。
もちろん犯人全てに共感はできないけど。
それは、氷河期、関係ねーじゃんなのもいるしね。

トリックが面白かった。
も寅ビスの正体が、一番びっくりしたわ。
正体というか種明かしの仕方が、唐突で。

エピローグ、若い彼女の今後に焦点を当てるあの終わり方で良かった。

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2026年08月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

とにかく出だしの
毒を飲んで…のシーンがかなり
リアルでゾッとした

氷河期のあおりで
人生が台無しになった男が
上級国民を裁いていく話なんだけど

ネットの掲示板を利用して
別人になったり
賛同する人を募って
犯罪させたり

でもその男の背景は悲しくて…

わたしはずーっと犯罪犯したら
弟可哀想じゃないか?結婚してるのに
と思ったら最後悲しい事実が書いてあって

それならそうなっちゃうのも
仕方ないかと

樹海でのシーンなど
リアルに頭に浮かんで怖かった

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2026年08月09日

Posted by ブクログ

彰…あきらぁああ!!
こんな事になったら心が折れるよね、こんなのって無いよ、やっぱりこの世に神は(落ち着こう)

タイトルを見てどうした?!と思っていたのですが、よく考えたらそうか、ロストジェネレーションの事ですね(ゆーき本さんが勘違いされていた真の氷河期時代に捨てられたゴミの話も面白そうだけど)
団塊世代、氷河期世代、ゆとり世代、Z世代。
私はもう産まれてすぐに不景気だったのでバブルの話は聞く度にラリってる人の妄想なんじゃないのかって思うのですが(お口に気をつけなさい)よく考えたら私の父親は正にこのロスジェネ世代。そんな話は少しも聞いた事が無いので本書を読むまではリアルにこの時代の情勢を感じる事が出来ませんでした。

櫛木さんの手によって血肉の通った人間が体験記としてこちらに語っているような感覚にさせられて初めて痛感する大きな穴。

読まれる方は恐らくこの前提設定はご存知だと思うので、狙われたのがいわゆる上級国民と呼ばれるエリート層の家族や正社員である事にはそうだろうね、と納得されると思うのです。
ですがそこからが本作の凄い所。

とある登場人物は兄のSNSを覗き見て、とある登場人物は自分の母が人質にされている事をテレビで知り、同時進行でとある登場人物の過去からの日常が描かれて行く(この辺りはゆーき本さんのレビューで非常に分かりやすく書かれていますので気になられる方は是非!)
私もゆーき本さんと同じ事を思いました、どうなってんだ?!

初めは続々と出てくる登場人物(しかもハンドルネームも込み)にふぁ?!となりましたが、流石は櫛木さん、少し読み進めて行くともう把握出来ている。
現代のミステリー作家さんは本当に大変。
少し前のネット文化とは言え、海外のプロバイダを経由して云々かんぬんとか考えないといけない。
少し前のネットスラングや現代の若者用語まで勉強しないといけない。
つくづくアンテナを広げていないと無理な職業なんだなと痛感。

どうなってんだ?!がどんどんと繋がって行き気付けば勢い良くページを捲って行く。
待っているのはどうしようもない絶望から生まれた真実…
悲しみって、底を突き抜けると怒りに変わってぶつける先を間違えてしまう。

本作で事件の捜査をしていた名森の言うように、確かに同調して普段の鬱憤を 正義の鉄槌と称して人を傷つける面々もいます。
でもそれだけじゃ片付けられない悲しみも孕んでいるのも事実。
見ように寄っては八つ当たり、努力不足、と言われるかも知れないですが、私はどうしても複雑な思いを抱えてしまう。
少なくとも彰は努力を怠っていなかった。

名森の設定がこれまた良く出来ていて、同じロスジェネである名森と彼らの間にあった差はなんなのかを考えさせられます。
『暁星』でも書きましたが誰だって境界線を踏み越える可能性があったんじゃないのか。
生まれはどうしようもないけど、ちょっと一つ踏み間違えただけで、誰でも八つ当たりに近い感情を持ってしまうのじゃないのか。

ただし翔也の父親、お前は駄目だ、絶対に許さない。
天ぷら食べなくてよろしい、草でも食べてなさい。ほーら新鮮な草だぞぉお?!!

落ち着きましょう。
久々にズドンと来て非常に疲労感を覚える読書体験でした(良い意味で、ですけど)が、ラストに櫛木さんの優しさを感じました。
被害者の父親が放った言葉、あれを加害者達に伝えてくれる人間がいれば違ったのかも知れない。
もしかすると櫛木さんもそれを伝えたかったのかもしれない。
やっぱり櫛木さんは社会派ミステリーがお上手なイメージだなあ。ホラーも良いんですけど。

さあ、次はもっと重い!
予約本ラッシュは仕方ないけどなんでこんな重たいのが続くのか?!
それは、私がそんな本が大好きだから!!(実は『カフェの帰り道』も控えてはいるんですがね)

余談ですが、とある人物のハンドルネーム。
うるとらさんならピンと来るかも。私も来たくらいなので。

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2026年08月09日

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私も氷河期世代であるが、真っ只中の人間ではない。それでも就職活動は手当たり次第受けて、内定を貰うまで本当に大変だった。
作者その状況を招いたのは国であるという論著だったけれど、だったら何故国は責任を取らないのか。
どんな理由があれ人殺しはダメなのだけれど、犯人の最後に取った行動の理由と、殺人の理由に本気で憎めなくなってしまう。

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2026年08月01日

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就職面接会場での毒殺と電力会社立てこもり、同時発生の二つの事件。冒頭から一気に引き込まれ、ページを繰る手が止まらなかった。氷河期世代の叫びという重いテーマを扱いながら、あくまでサスペンスとして一級品。騙される快感を久々に味わった。社会派とミステリーの幸福な融合。読み終えた今、もう一度最初から確かめたくなる。

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2026年07月28日

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ネタバレ

匿名の正体を知って驚いた。面白いミステリーだった。不幸な生い立ちがあって努力じゃどうしようもない境遇になったとしても、罪のない人に危害を加えるのはよくない。でも1人じゃ世界の流れや大きな組織には敵わなくても、共感によって事件の連鎖が起きていくのはありえそうと思った。

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2026年07月19日

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デビュー作の赤と白を読んでからずっと追ってる作家さんだけど、ここ数年で群を抜いて面白かった。登場人物がコテハン含め多いので何度も戻ったりしてじっくり読んだけど本当にびっくりするほど最初から最後まで面白かった。面白かったというのは不謹慎かもしれないが、私は氷河期とまではいかない、ゆとりとも違う微妙な世代で、派遣でもいいんじ「ない?みたいな感じであまり本格的に進路と向き合わなかったんだよな…思うことが多すぎて全世代に読んで欲しい作品

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2026年07月07日

Posted by ブクログ

大物議員や財閥系の子息女たち9人のみで行われる大手広告代理店の就職面接会場で、コネ入社を確約された彼ら9人中7人が毒殺された。同時刻、電力会社にも男が侵入。ビル全体を人質にとり、立てこもり事件を起こした。要求は、「おれたちに、人生を返せ」。刑事の名森は、捜査を進めるうちに匿名掲示板の書き込みに辿り着く。浮かび上がったのは、時代にすべてを奪われてきた者たち、就職氷河期世代の悲しい半生だった。

私はまさに、ここに出てくる人たちと同世代。就職氷河期ど真ん中。世間からは団塊ジュニア世代と呼ばれ、大学入試は苦労し、就職活動も中堅私大の文系女子は全くと言っていいほど相手にされず、苦労して入った会社はパワハラ、ブラック企業。もう彼ら、犯人たちの気持ちが痛いほどよくわかり、同情すら湧いてきた。

作者の櫛木さんは、ホラーミステリーのイメージが先行して敬遠してたけど、今作は社会派ミステリーということで手に取ったが、あっと驚くような展開が何度かあり、読んで大正解だった。

SNSが流行る前の匿名掲示板、労働派遣、介護保険、郵政民営化、どれもこれも最近のようで、一昔前のこと。そして、それに人生を左右された人たちが大勢いたのだと改めて思った。

人は生まれながらに不平等だと改めて思ってしまった。

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2026年07月02日

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ネタバレ

面白かった!櫛木さんの作品本当に大好き。

氷河期世代、それを生きた人たちの解像度が高すぎる。
私は20代なので「氷河期」は歴史というか言葉でしか聞いたことないけど、大学卒業しても仕事がない、何十、何百のお祈りメール、派遣社員、国鉄、郵政民営化、、、地獄のような時代があったんだなぁ、、、
冷笑界隈が、そんな背景で生まれていたとは。
団塊世代がもうすぐ高齢者になるのか。老老介護、少子化が問題になっているのに日本はどうなってしまうのか。

最後は衝撃で、「あぁ〜、そっかぁ、、、」という気持ちになった。辛い人生を歩んだ中に、恋に落ちたりその人を助けようっていう気持ちがあったり、それで亡くなったエピソードがあって、少し救いを感じた。

「人には物語が必要」だったり、SNSの悪いところをこれもまた現代人の解像度が高いと感じた。

樹海で先人たちに会うのは恐ろしいなぁ。実際にあるのだろうか。本当に死にたくなったら私も生と死の狭間のような世界を散歩してみたいなんて思ったりした。

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2026年06月24日

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日本社会の在り方ががらっと変わってしまったバブル以降、厳しさは現在進行形。ただ生きて働いて小さな幸せを得ることも難しい世の中はやはりどこか間違っている。

エピローグはいらなかったかもなあ。

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2026年08月11日

Posted by ブクログ

相変わらずのダークさが凄まじいですが、犯人たちと、警察と、その他登場人物の視点がクルクル移り変わりながら描かれていて、スピーディで読みやすかった
映像化しても面白そう

タイトルも秀逸

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2026年08月08日

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ネタバレ

社会的弱者を描く点で先日読んだ月村了衛さんの『テロル』と重なるが、本作『氷河期のゴミ』は警察視点で描かれる疾走感あふれる極上サスペンスだった。
当初は自分と異なる世代の話だと感じていたが、同じ時代を生きてきただけに彼らの悲痛な叫びは他人事と思えず胸に刺さる。物語は大手広告代理店でのコネ内定者連続倒伏事件という衝撃的な幕開けから一気に加速。緊迫した捜査線上で二重三重に張り巡らされた伏線と回収の鮮やかさに、手に汗握りながら引き込まれた。事件の背後にある特権階級の構造的搾取や、あの「ヒーロー然」としていた元総理が行っていた悪辣な裏の顔にはただただ唖然とさせられる。
社会から切り捨てられた者たちの怒りと哀しみが交錯し、現代日本の歪みを鋭く突く重厚なテーマ性。独白中心で救いのない現実を突きつける『テロル』に対し、本作はミステリーとしての驚きやエンタメとしての爽快感があり、最後には一筋の希望を感じさせてくれた。圧倒的な没入感のなかで自分自身の生き方や社会の理不尽さを深く見つめ直させられる作品。

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2026年08月06日

Posted by ブクログ

最後の章で畳み掛けるように伏線回収。
この現代社会に何かしらの不の感情を感じながら生きてる人には共感、突き刺さる小説だと思う。
氷河期世代以外の方にも読んで欲しい。
最終章まで読み終わってからのエピローグとのコントラストに何故かやるせなさを最後まで感じる。
著者が「怒れ、理不尽だと思ったら怒れ」というテーマで書き続けた集大成とも言える作品とのことで…

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2026年07月29日

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私より一回り若い人たちは、こんな苦労があったのかと、考えさせられました。自分ではどうしようもない運命の波に翻弄される団塊ジュニアの反乱。とても興味深く読んだ。

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2026年07月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

予想もしない人がキーマンでした。

だがしかし、このような事をしでかして、何か変わると思ったのか、そのことについてもっと突っ込んで欲しかったです。まあそれだとミステリーにならないんだけど。

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2026年07月21日

Posted by ブクログ

社会派ミステリー。葉真中顕さんの作品が好きだからそれと近いものを感じてあっという間に読んでしまった。

氷河期のどうしようも出来ない時期を生きた人たちにとって、生きることは本当に大変で辛いことだったのだなと。

今も物価高とか税が引かれ過ぎてるとか色々言われていて、そんな中社会に頼れないから、自分のことは自分でなんとかしなきゃなんだけど、それも出来ない場合、こういう無敵な人になってしまうのかなって。

ネット社会やっぱり怖いな。

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2026年07月15日

Posted by ブクログ

教科書もこうやって当時の出来事を教えてくれたらいいのに。2020年代はこんな感じだったな〜と振り返る際に再読したい。

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2026年07月06日

Posted by ブクログ

櫛木理宇さんの最新刊はグロテスクな要素を封印した社会派ミステリー。

大手広告代理店の面接会場でコネ入社を確約された大学生が毒殺される。
同時刻、電力会社では男が侵入し、立てこもり事件が発生する。

犯人は、SNSで繋がった就職氷河期世代の男達だった。

彼らの行為は決して許されるものではない。
かし、彼らが歩んできた厳しい半生に思いを馳せると胸が苦しくなり、同情にも似た感情が芽生えてしまう。

エコーチェンバーの渦の中で、怒りの矛先を社会へ向けていった彼らはどこで道を誤ったのか。

読み終えてからもその問いが頭から離れない。

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2026年07月06日

Posted by ブクログ

誰にでも納得できないことがあるだろう。それを他人や時代のせいにしてしまうなんてちょっとな、な感じ。しかし、多くの人を動かしてしまうほどの影響力があるのね、ネット。

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2026年07月01日

Posted by ブクログ

「自己責任、自己責任ってよく聞くけど、この世代に生まれたことも自己責任なんですかね」

人は生まれる時代も、生まれる家も選べない。だからこそ、時代と運の巡り合わせで転落するしかなかった人生もある。それを“自己責任”と切り捨てていいのか。
私だって、あと10年遅く生まれていたら、今のような生活は送れていなかったかもしれないと、ゾッとすることがある。だからこそ、今の自分は運に恵まれた面もあるという謙虚さを忘れてはいけないと思う。
ネットに溢れる他者への容赦ない攻撃。“自己責任”と弱者を切り捨てる者は、自分の今いる位置を全部自分の努力で勝ち取ったと思っている。運がよかっただけかもしれないのに。

「聖域なき構造改革」が産んだ今の格差社会。そして、余裕のない社会は弱者を切り捨てる。

「贅沢したいなどと思ったことはない。ただ家族で笑い合って、つましく生きていればそれでよかった。なのに、それさえ許されなかった」
犯人の言葉に胸が抉られた。

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2026年06月26日

Posted by ブクログ

この作者の他作品によくある後味の悪さが、ほどよくマイルドになっており、人に勧めることはできる作品。

主人公をはじめ、登場人物たちは皆、時代に翻弄されている。自分の力ではどうにもならない環境のなかで、それでももがいていた人たちがいたのだと感じた。ブラック企業でのパワハラ、親の介護、事故や災害、テクノロジーの変化——こうした境遇には、誰もが同じように陥る可能性がある。

作中で触れられていた、京都で実際に起きた尊属殺人の話。当事者の立場に身を置いて想像すると、虚しさと悲しさで涙がこみ上げてくる。

作中でも語られているとおり、ネット上で支持されがちな「自己責任論」は、当事者の立場を思いやる想像力に欠けている面があると感じた。

思考停止のまま流されて生きるのはやめよう。想像力を働かせて人と接していこう、そう思わせてくれる作品だった。

追伸。SNSとAIの時代、エコーチェンバーの見極めが重要になってくる、自分の軸は大事にしようと思う

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2026年06月25日

Posted by ブクログ

事件発生中の現場の緊張感、臨場感がテンポよく書かれており、あっという間に引き込まれる作品でした。

みんな普通の暮らしがしたいだけなのに、時代、生まれのせいで、色々な苦労をしてしまう、、ということを改めて痛感させられる話でした。

ただ、ラストが怒涛の展開なようで、尻すぼみ?拍子抜け感が少しあったので満点はつけてません。

主犯のイメージを膨らませる描写が多かったので、その反動か、はてまたまさかの展開要素が詰め込まれすぎていたせいなのか、逆に息切れ感を終盤少し感じました。

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2026年06月24日

Posted by ブクログ

時代や世間や親や環境が多分に左右することもあるんだけど、なんだろうなぁ。
世代の鬱々とした感じはよく出てたと思う。

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2026年08月12日

Posted by ブクログ

氷河期世代の1973年生まれ、51歳のSNSで知り合った人たちが社会の不満を募らせ、一矢報いるべく毒殺や立てこもり事件を起こす。社会の底辺の人々の息苦しさがひしひしと伝わってくる。
SNSのメンバーを特定するのが謎の一つだが、最後驚くと同時に小さな愛があった事に少しホッとした。

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2026年08月12日

Posted by ブクログ

読みやすいのですぐに読める小説です。
氷河期世代が抱えるなんともいえない感情がテーマにありますので、この世代の方は気持ちがわかりそうです。
一方で世代ではない人には当事者意識もそこまであるかわからないので、どうでしょうか。
小説としての面白さは可もなく不可もなく思われました。
私も氷河期世代ですので、この世代が関連する今後の社会課題が心配です。

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2026年08月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

就職氷河期ってそんなひどかったんだなぁ
最初のつかみはよかったのに、中盤から失速したなぁ。
個人的にハマらなかった

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2026年07月30日

Posted by ブクログ

櫛木理宇さんというとグロくて激しいイメージがあったけど、こちらは社会派ミステリー。
犯人に共感はもちろんできないけど、鬱屈とした文章の中で考えさせられる部分もあった。

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2026年07月08日

Posted by ブクログ

 予想通り 就職氷河期の犠牲者たちの話。単なる運の悪さでは済まされない不条理。
 匿名掲示板やSNSの影響。 郵政民営化や非正規雇用法などの失敗政策のツケが---。

 グイグイ読んだが、暗い。
 でも強く再生する者もいる。少し救われた。

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2026年07月05日

Posted by ブクログ

コネ入社面接の最中に毒殺事件。電力会社でも事件。
就職氷河期に当たったのは自己責任ではない、なのに底辺の人生を送らなければならないと訴える。世代の当たり外れがあるのはそのとおり、だからこそこの世代はコロナで学校生活が奪われたわけではない。私も氷河期のゴミ世代だと思うが今の世代にも別の苦しさはある、犯人に100%同意はできない。アカウント名が混乱する、そんな年代の私にも呆れる…

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2026年07月04日

Posted by ブクログ

犯人たちも何か違ったら、こんなことにならなかったのになと思いながら読みました。彼らを肯定する訳じゃないけれど、誰もが人生を踏み間違えてもおかしくないんだと思えました。


私も彼らより少しあとに生まれた氷河期世代。
大学に入る前にバブルは弾けていたけれど、そんな危機感もなく過ごしていた記憶があります
国家試験の勉強の合間に頑張って手書きで履歴書を何通送っても、書類選考で落とされるし(笑)今みたいにPDFで送付したかった。
試験と面接まですすめたとしても、倍率50倍以上。
何回泣いたことか…自己肯定感ほぼゼロに。
結局、メンタルも交通費も持たなかったので途中で就職活動やめました。その後卒業、実家に戻り国試合格からのバイトで食いつなぎました。その後バイト先からの紹介で就職できました。私は実家に戻ると言う選択が出来たし、運良く仕事が見つかっただけです。
氷河期世代、もちろん実力があって就職できた人もいただろうけど、理想と違う職に就いた人も、何度も就職浪人した人もたくさんいたと思う。辛い思いをした人が多い世代だと思います。
氷河期世代のゴミと言う表題に反応して読みました。

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2026年06月29日

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