あらすじ
さほど問題なく日本社会に適応しているかのようにいわれる在日韓国・朝鮮人の若者は、実際には、その多くが成長の過程で日本人側の偏見と差別にぶつかり、アイデンティティの葛藤を体験している。だが、彼らの存在と意識は、実に多様化し揺れ動いている。本書は、二世・三世と呼ばれる人々の聞き取り調査を通して、民族問題とそのアイデンティティを考えるとともに、日本社会の構成員としての九〇年代の「在日」の生き方を模索する。
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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
さほど問題なく日本社会に適応しているかのようにいわれる在日韓国・朝鮮人の若者は、実際には、その多くが成長の過程で日本人側の偏見と差別にぶつかり、アイデンティティの葛藤を体験している。
だが、彼らの存在と意識は、実に多様化し揺れ動いている。
本書は、2世・3世と呼ばれる人々の聞き取り調査を通して、民族問題とそのアイデンティティを考えるとともに、日本社会の構成員としての90年代の「在日」の生き方を模索する。
[ 目次 ]
序章 「日本人」と「非日本人」
第1章 「在日」の歴史
第2章 「在日」の現在
第3章 「在日」若者世代のアイデンティティ状況
第4章 共に生きる―民闘連の若者たち
第5章 在日同胞のために―在日韓国青年会の若者たち
第6章 在外公民として―朝鮮学校卒業の若者たち
第7章 一個人として―自己実現を追求する若者たち
第8章 日本人になりたい―帰化する若者たち
終章 共生社会の実現のために
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